図書館アルバイトの学生さんがおすすめする「イチオシ本」をご紹介します。
これが食べたくて今日一日頑張った! : 20時からの家ごはん

「これが食べたくて今日1日がんばった!」と思えるような、少し特別で豪華なレシピが詰まった一冊です。忙しい日々の中で、自炊はつい簡単なもので済ませてしまいがちですが、この本を開くと「今日はちょっとがんばって作ってみようかな」と思わせてくれます。毎日でなくても、週に一度のご褒美や友人や家族との特別な日にこのレシピを使えば、料理を通じて日常がより豊かになると感じました。掲載されている料理も美しく、見ているだけで気分が上がります。料理初心者でも挑戦できるよう工夫されており、自炊のモチベーションを上げたい人や、生活にちょっとした楽しみを取り入れたい人にぴったりの一冊です。
ホスピめし : みんなのごはん
この本は、病院の管理栄養士を目指している方に特におすすめです。症例ごとに物語があり、患者さんの態度や、どのように指導していくかを理解する際にとても勉強になります。また、漫画形式なので飽きずに読み進めることができます。就職活動で患者への対応が問われる場面でも参考になります。さらに、病院の管理栄養士は厨房での業務や調理師の仕事も理解した上で取り組む必要があることを、この本を通して学ぶことができます。
管理栄養士のおしごとおたすけツールbook : 栄養管理業務と院内交渉はこれ1冊におまかせ!

この本は、管理栄養士を目指す中で感じやすい不安や悩みに寄り添いながら、実践的な知識を整理できる内容になっています。臨床栄養学実習や給食管理実習で学んだことを復習できる構成で、学びを現場でどう活かすかを考える手助けになります。特に、栄養指導におけるつまずきやすいポイントや、対応に悩む場面について具体的なアドバイスが載っており、実践前の不安を軽減してくれます。さらに、就職活動の面接や小論文で問われやすいテーマも多く含まれているため、試験対策や自己分析にも活用できます。管理栄養士を目指す学生にとって、心構えや実力を整えるのに役立つ一冊です。
解剖生理学ワークブック

この本は、教科書の重要ポイントがわかりやすく整理されており、学習効率が高まる一冊です。イラスト付きで視覚的にも理解しやすく、難しい内容も頭に入りやすくなっています。穴埋め式になっているため、繰り返し解くことで自然と知識が定着し、理解を深めるのにとても役立ちます。定期テストの見直しや復習にも最適で、効率的に準備を進めることができます。特に解剖生理学のテストがある方におすすめです。
管理栄養士国家試験完全攻略 : 管理栄養士国家試験解説書

この問題集は、解説ごとに「どのように考えれば正解に辿り着けるか」というアプローチが丁寧に記載されており、何を理解していれば問題が解けるのかが明確になります。重要な知識は表にまとめられていて視覚的にも整理しやすく、効率よく復習できます。さらに、難しい用語にはその都度分かりやすい説明がついているため、個別に調べる手間が省け、スムーズに学習を進められます。各問題には「何が正しく、どこが間違っているのか」が具体的に記載されており、ただ答えを覚えるだけでなく、根拠を持って理解できるようになっています。国家試験や就職試験の対策として、着実に実力をつけたい方におすすめの一冊です。
のほほん解剖生理学

この問題集は、解説ごとに「どのように考えれば正解に辿り着けるか」というアプローチが丁寧に記載されており、何を理解していれば問題が解けるのかが明確になります。重要な知識は表にまとめられていて視覚的にも整理しやすく、効率よく復習できます。さらに、難しい用語にはその都度分かりやすい説明がついているため、個別に調べる手間が省け、スムーズに学習を進められます。各問題には「何が正しく、どこが間違っているのか」が具体的に記載されており、ただ答えを覚えるだけでなく、根拠を持って理解できるようになっています。国家試験や就職試験の対策として、着実に実力をつけたい方におすすめの一冊です。
マンガ ズルい心理学大全 : 人のココロの裏を読むイスの知識をやさしく学べる

会話をしている時に「なぜ腕組みをしているのか」「なぜ唇を触っているのか」と、相手の行動に疑問を抱いたことはありませんか?このような行動の裏には、何らかの心理が隠されているかもしれません。本書では、相手のココロの裏を見抜くものや、人を思い通りに動かすもの、ビジネスシーンで役立つものなど、さまざまな心理学がマンガでわかりやすく紹介されています。家族や友人、恋人などの行動を参考程度に調べてみるのも面白いと思います。
背中を押してくれるスヌーピーのことば

大人気のキャラクターの一つであるスヌーピー。もともとは、『PEANUTS』という漫画に登場するキャラクターだということはご存知でしょうか。子ども向けに見えますが、学校、友情、恋愛など、日常の中にあるテーマについて哲学的に、時には風刺的なユーモアを交えて描かれているため、大人が読んでもとても面白いです。本書では、その漫画の中から、特に心に響くことばを紹介しています。文章も少なく、とても読みやすい一冊です。
謎の香りはパン屋から

漫画家を目指しつつ、パン屋でアルバイトをしている大学一年生の市倉小春。なぜ、友人は一緒に行くはずだったライブビューイングをドタキャンしてしまったのか。なぜ、ヘルプで入った先輩は、フランスパンに切れ込みを入れるのが怖いのか。本書は、主人公の日常に起こる謎を解いていくミステリー小説です。主人公と同年代のみなさんにも、おすすめの一冊です。
満月珈琲店のレシピ帖 : 12星座とめぐる星カフェメニュー

満月珈琲店は、決まった場所にはございません。そして当店では、お客様にご注文を伺うこともございません。望月麻衣の大人気シリーズ『満月珈琲店』から、星占いの本が登場しました。本書では、ホロスコープによる星座ごとの特徴やアドバイスに加え、『満月珈琲店』のマスターが星座をイメージして作ったスイーツが紹介されています。イラストも美しく、癒される一冊です。
きょう、ゴリラをうえたよ : 愉快で深いこどものいいまちがい集

「え? なにこのタイトル…」そう思った方も多いのではないでしょうか。実はこれ、子どもの言い間違いなんです。本書では、80種類の子どもの言い間違いを、シュールなイラストとともに紹介しています。一瞬、理解に困るような、でも思わず笑ってしまうような子どもの可愛い言い間違いを、どうぞお楽しみください。
フード理論とステレオタイプ50 : 物語をおいしく読み解く

ステレオタイプとは、ある人やグループに対して「こうに違いない」と決めつける考え方のことです。本書では、アニメや映画などに登場する食べ物や食べているシーンに注目して、ステレオタイプを紹介しています。例えば、朝に遅刻して食パンをくわえて走ると転校生とぶつかり恋が芽生える…など、「そのシーンよくある!」と納得するものが多いです。本書を読んだあとに、自分の好きな作品を食べ物に注目して観てみるのも面白いと思います。
なるほどデザイン : 目で見て楽しむデザインの本。

デザインを学び始めてすぐの頃、デザイナーの方におすすめされて読んだ本です。デザインをする上で、まず気をつけたほうがいいポイントが、イラストと共にとてもわかりやすくまとめられています。この本を読んだおかげで、初歩的なミスが減ったと実感しています。ビギナーデザイナーにはぜひ読んでほしい一冊です。
13歳からのアート思考 : 「自分だけの答え」が見つかる

よく「この本を読むとものの見方が変わる」と言われていますが、本当にその通りでした。小さなことにも気づきを見つけられるようになり、日常の景色が少しずつ変わっていきました。年齢に関係なく、多くの人に読んでほしい1冊です。
1枚デザインの構図とレイアウト

実際に世に出ているフライヤーから、プロのテクニックやお手本を学べる本です。フライヤー制作をしない人でも、ちょっとした内容をまとめるときに頼りになる、いわば「困ったときのヘルパー」といえる一冊です。
ノンデザイナーズ・デザインブック

デザインを本格的に学び始めたいという人におすすめの一冊です。さまざまなデザインがある中で、どのデザインにも通じるテクニックや知識を得ることができます。わかりやすい資料の作り方や、「伝えるデザイン」とは何かといったことを学ぶことができます。デザインの基礎である4つの基本原則を、しっかりと身につけられる本だと思います。
アートディレクター/デザイナーの仕事 : デザインの手法、思考の源泉

複数人のアートディレクターの仕事の流儀を知ることができる本です。自分に足りなかった考え方を学んだり、自分の考えを別の視点で深めたりすることができるため、1歩前へ進みたいアーティスト志望の人や、これからアートを始めたい人にもおすすめです。
アップルのデザイン : ジョブズは”究極”をどう生み出したのか

アップルの洗練されたデザインを分析した本です。利用者の視点でデザインを考えるアップルの思想を知ることができます。外観や内部構造の分析も、アップルならではの視点で、とても面白く読めました。アップルファンなら、一度読んでジョブズの思想を理解するのも面白い体験になるのではないかと思います。
アルジャーノンに花束を

“頭の良さ”について考えさせられるSF作品。“頭の良さ”とは知識なのか、教養なのか、思慮深さなのか。もしくは……。決して他人事ではないと感じるお話で、自分も頭が良いとは思えないが故に、主人公チャーリィに感情移入していく。知能が強化された先に待ち受けるものは何なのか。
河を渡って木立の中へ

老軍人ディックと若い貴族の娘レナータの“恋愛”を通して、戦争の悲惨さや理不尽さを追憶していく物語。読み終えた私は、一つの洋画を見終えたあとのような感覚に陥った。舞台となるヴェネツィアの描写を通して、戦争とは何なのか、ドイツやアメリカが関わった戦争、そして実際の戦場では何が起こっていたのか・・・。そうしたことを考えさせられる一作だった。
アーモンド

扁桃体が小さいために、怒りや恐怖を感じることがない主人公・ユンジェ。そのため本書では、感情に左右されることなく物語が進んでいく。主観で語られているのに、どこか客観的に読んでいるような不思議な感覚に陥る。親との離別を経験したのち、不良少年との関わりの中で、少しずつ感情を見つけていく。韓国発の翻訳小説。
夜間飛行

『星の王子さま』と同じく、サン=テグジュペリによって書かれた小説。郵便飛行という、危険でまだ未開拓な事業を通して、仕事における責任感や達成感とは何かを考えさせられる。それは単なる仕事にとどまらず、全力を注げる何かと出会うことの大切さへとつながっていく。支配人リヴィエールの姿勢は、読む人に尊敬と憧れを抱かせる名作だ。
ペッパーゴーズト

最近の漫画やアニメを見ている感覚に近い作品。しかし、挿絵が入るようなライトノベルでは決してない。伊坂先生の世界にどっぷりとハマれる一冊で、未来が見える教師と、“小説”を用いる生徒の物語が交錯していくミステリー小説。読む人によっては気分が悪くなる描写もあるが、伊坂作品特有の軽快な文体で物語が進んでいくため、非常に読みやすい。謎が少しずつ点と点で繋がっていき、読み進める手が止まらなかった。
『ドラえもん』で哲学する : 物事の見方が変わるヒント

ドラえもんに登場するタケコプターやどこでもドア、四次元ポケットなど、誰もが知る秘密道具というフィルターを通して、本書では哲学について考えていく。読み終えた後には、思わずドラえもんのアニメを見たくなる。哲学の単位を取る前に、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。なお私は2年生ですが、まだ一度も哲学を履修したことがないので、責任は負いかねます。