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図書情報センター

2026年図書館学生アルバイト「イチオシ本!」

図書館アルバイトの学生さんがおすすめする「イチオシ本」をご紹介します。

レビューブック管理栄養士

「レビューブック」は、管理栄養士国家試験の勉強をする上で、とても役立つ一冊だと感じました。過去の10年分の国家試験の内容や関連する知識が一冊にまとめられているため、何から勉強すればよいか分からないときも、ポイントを確認しながら効率よく学習することができます。特に、図やイラストを使って説明されている部分が多く、難しい内容でも理解しやすいところが魅力的です。また、過去に出題された内容が分かるようになっているため、国家試験でよく問われる分野を意識して勉強できます。私は分からないところや覚えにくいところに付箋を付けたり、マーカーを引きながら、自分だけのレビューブックを作っています。

栄養士・管理栄養士のためのなぜ?どうして? ④ 人体の構造と機能/臨床栄養学 

「なぜ?どうして?シリーズ④」は、管理栄養士国家試験の勉強をする中で、知識を覚えるだけでなく、理由まで理解することができる参考書だと感じました。難しい内容でも、イラストや会話形式で説明されているため、授業や教科書だけでは理解しにくかった部分も分かるようになり、楽しく読み進めることができます。特に、病気の症状や検査値、栄養管理について「なぜそうなるのか」を丁寧に説明してくれるため、知識が頭に入りやすく、記憶にも残りやすいと思います。間違えやすいポイントや重要な部分も分かりやすくまとめられているので、試験勉強の際の確認にも役立ちます。

マスカレード・ゲーム

「マスカレード・ゲーム」は、最後まで犯人や事件の真相が分からず、夢中になって読み進めることができた作品です。ホテルを舞台にした「マスカレード」シリーズならではの緊張感に加え、複数の事件につながっていく展開がとても面白く、次に何が起こるのかが気になってページをめくることが楽しみになっていました。特に、刑事の新田さんとホテルマンの山岸さんが、それぞれの立場から事件の真相に迫っていくところが印象に残っています。また、登場人物の言葉や言動の一つひとつに意味があるように感じられ、読みながら「この人が怪しいのではないか」と考える楽しさもありました。事件の謎解きだけでなく、人の感情や正義についても考えさせられる作品で、最後まで楽しめるミステリーだと思います。

陸王

「陸王」は、老舗の足袋製造会社が会社の存続をかけてランニングシューズの開発に挑戦する姿を描いた作品です。新しいことに挑戦する中で、何度も困難に直面しながらも、社員や周囲の人々と力を合わせて前に進んでいく姿がとても印象に残りました。特に、失敗しても諦めずに試行錯誤を続ける登場人物たちの姿から、努力を続けることの大切さを学ぶことができました。また、会社を存続させる難しさだけでなく、仕事に対する情熱や仲間との信頼関係など、人とのつながりの大切さも感じられる作品でした。困難を乗り越えていく展開からは勇気をもらいました。夢や目標に向かって努力することの素晴らしさを改めて感じられる一冊です。

教員採用試験対策専門教科栄養教諭 : ステップアップ問題集

「教員採用試験ステップアップ問題集(栄養教諭)」は、栄養教諭を目指して勉強する上で、とても役立つ問題集だと感じました。栄養教諭に必要な専門的な知識だけでなく、教員採用試験で問われる内容を幅広く学習できるため、試験対策を効率よく進めることができました。問題を解きながら、自分が理解できていない分野や覚えられていない内容を確認できるので、苦手分野の把握にもつながりました。また、解説が分かりやすく、間違えた問題も解き直しながら知識を深めることができました。繰り返し問題に取り組むことで、少しずつ自信が付いてきます。

新・教場

「新・教場」は、警察学校を舞台に、警察官と学生たちの人間関係や、それぞれが抱える事情が描かれた作品です。警察官になるために厳しい訓練や指導を受ける学生たちの姿から、仕事に必要な知識や技術だけでなく、人としての考え方や行動も大切なものだと感じました。教官の指導には厳しさがありますが、その言葉や行動の一つひとつに学生を思う気持ちが込められているように感じ、印象に残ります。また、一見すると何気ない出来事や会話の中にも伏線が隠されていて、読み進めるうちに少しずつ真相が分かっていく展開がとても面白いです。登場人物の行動の理由を考えながら読むことで、より作品の世界に引き込まれます。警察学校という普段あまり知ることができない世界を楽しみながら読める一冊だと思います。

アーモンド

タイトルの「アーモンド」とは、誰もが持っている脳の一部である「扁桃体」のことを指しています。感情をうまく感じ取ることができない主人公の視点から描かれることで、普段何気なく感じている「嬉しい」「悲しい」といった感情が、決して当たり前のものではないことに気づかされました。周囲の人との関わりを通して少しずつ変化していく主人公の姿も印象的で、人と人とのつながりの大切さを改めて考えさせられます。読みやすい作品ですが、読み終えた後にはさまざまなことを考えさせられる一冊です。

君の膵臓をたべたい

映画を通して多くの人が知っている作品だと思いますが、ぜひ一度、本でも読んでほしい一冊です。映画とはまた違い、文章だからこそ感じられる登場人物の心情や、言葉の一つひとつが心に残りました。物語を読み進めるほど、当たり前のように過ごしている日々や、誰かと過ごせる時間の大切さを改めて考えさせられます。結末を知っている人にも、原作を読むことで新たな発見や感動があると思います。切なさだけではなく、読んだあとに温かい気持ちが残る作品です。映画を観たことがある方も、まだ読んだことがない方も、ぜひ手に取ってみてください。

いちばんやさしい管理栄養士国家試験合格講座

とにかく説明がわかりやすく、文章をしっかり読んで理解しながら学ぶのが得意な人におすすめしたい一冊です。単に覚えるだけではなく、なぜそうなるのかを丁寧に説明してくれるため、苦手な分野も理解しやすいと感じました。特に臨床分野はわかりやすく、国家試験の勉強だけでなく、授業の復習や管理栄養士として必要な知識を身につけるうえでも役立つと思います。図やイラストだけで覚えるより、文章を読みながらじっくり勉強したい人に、ぜひおすすめしたい参考書です。

ナミヤ雑貨店の奇蹟

読み終えた後、心がじんわり温かくなるようなお話です。登場人物たちが誰かの悩みに向き合い、言葉を交わす中で、それぞれの人生が少しずつ変わっていく姿が印象に残りました。自分が何気なくかけた言葉や行動も、知らない誰かの人生に影響を与えているのかもしれないと考えさせられました。東野圭吾さんが亡くなられた今、改めてこの作品を読むと、長く人の心に残る物語を書かれたことを実感します。読み終わった後に優しい気持ちになれる一冊なので、ぜひ多くの方に読んでほしいです。

栄養士・管理栄養士のためのなぜ?どうして? ① 基礎栄養学

基礎栄養学を苦手に感じている人に特におすすめしたい一冊です。名前の通り、「なぜそうなるのか?」を丁寧に説明してくれるため、ただ暗記するのではなく、仕組みを理解しながら学ぶことができます。文章だけでなく、イラストや会話形式で説明されているので、難しく感じやすい内容も楽しく読み進められました。基礎栄養学の勉強を始めたばかりの人や、暗記だけではなかなか覚えられない人に、ぜひ読んでほしい参考書です。

管理栄養士国家試験対策完全合格教本<2027年版上下巻>

イラストや図が多く、視覚的にわかりやすいのが魅力の一冊です。内容も細かく書かれているため、教科書や参考書として使うだけでなく、わからないことを調べる「辞書」のような使い方もできます。詳しい内容までしっかり確認したいときに頼りになるため、国家試験の勉強を進める中で手元に置いておくと安心できる参考書だと思います。情報量が多いので、最初からすべて覚えようとするのではなく、問題を解いていてわからない部分を調べるなど、自分の勉強法に合わせて活用するのがおすすめです。

その本はまだルリユールされていない

製本家のお仕事とはどんなものか、想像がつきますか? また、本を手で作ることを想像できるでしょうか。この本は、そんな手製本を題材とした、本好きに贈る心温まる作品です。「日本ど真ん中書店大賞2025」に選ばれた作品でもあり、読みやすく、親しみやすい優しい本です。ぜひ読んでみてください。

一次元の挿し木 

名前と表紙が気になって読んでみました。思っていた以上に読み応えがあり、スラスラ読めてしまいます。少し想像力が必要な小説ではありますが、ハラハラドキドキしたい!!という方におすすめの作品です。

涙の箱

涙について深く考えさせてくれるお話です。読んだ感じは、「大人の絵本」というのが正しい感想なのではないかと思っています。コーヒーなどのドリンクを片手に、涙についてゆっくり考えてみてください。

閲覧厳禁 : 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書

今回この本を紹介するにあたって気をつけていただきたいこと、それは、この本がフィクションだということを忘れないでいただきたいということです。私はこの本を読んでから、1週間ほどカメラ類が怖くなりました。スマートフォンなどが普及した今だからこそできるホラー小説です。文章は少なめで、絵や写真などが多くあるので、小説が苦手な人にも読んでみることをおすすめします。デジタルデトックスも兼ねて、スマートフォンから離れてみるのも良いかもしれません。

博士の愛した数式

―「ぼくの記憶は80分しかもたない」背広の袖には、そう書かれた古いメモが留められていた。―
このお話は、そんな人のそばで働く家政婦さんの目線から書かれた本です。あまりにも悲しく、とても温かい作品です!第1回本屋大賞を受賞した作品でもあり、初心者でも読みやすいので、ぜひ手に取ってみてください!

赤い月の香り

人の欲望を「香り」に変える天才的な調香師のお話です。この作者さんの本は、静かで優しい空気を纏っているような作品だと思います。全部おすすめしたいところですが、一番魅力が伝わるものが「香り」シリーズだと思い、紹介させていただきました。この本は、『透明な夜の香り』という第6回渡辺淳一文学賞を受賞した小説の続編です。『透明な夜の香り』を読んだ後に『赤い月の香り』を読むと、内容がつかみやすいと思います。ぜひ爽やかで優しい香りに包まれてください。

暁星

この本は、「暁闇」と「金星」の二つの物語で構成されている。前編の「暁闇」は、事件の犯人である男性の手記といった形式で、事件を起こすに至った経緯や彼の独白が綴られており、個人的に読みづらさを所々に感じていたのだが、後編の「金星」では、とある女性の視点へと変わり、一気に深く物語の中へと引き込まれていった。そして「金星」を読み終わった後、思わずもう一度「暁闇」を読み返すと、印象が大きく変わって見える。そんな文章の構成に圧倒された。総じて、「暁闇」と「金星」が二つ揃うことで成り立つ、宗教によって歪められてしまった宗教二世である彼らの、深く切ない愛と復讐の物語だったと感じた。

探偵小石は恋しない

一章ごとに恋人や妻などの不倫調査の依頼が舞い込んできて、その調査を進めていく話だと、読み始めた当初は思っていた。しかし、実際はそんな予想の裏の裏をいく、殺人はないけれど、どこか狂気を感じる本格ミステリーだった。きっとこんな展開になるのではないかなどと予想しながら読み進めていたのだが、終盤で怒涛の伏線回収によって明かされた真実が完全に予想外で、度肝を抜かれ、思わず声が出た。巧みな叙述トリックに翻弄され、まんまとそのトリックにはまってしまったが、読了後はスッキリした気持ちになった。

ファイア・ドーム 

過去に起きた誘拐事件を題材とし、現代にその事件が掘り起こされていくといった形で物語は展開されていく。自分は読んでいて、細やかな関係性や心情の描写で紡がれる、不穏で重たい空気感に、なんとも言えないゾワゾワとした嫌な感覚を覚えたが、物語の展開から目が離せなかった。あらぬ噂で当事者が追い込まれていってしまう生々しい描写に、噂の不正確さや無責任さにゾッとしつつ、噂というものの性質などについて考えさせられた。ちなみに、この作品を2周読んだ小6の弟は、「どうなるのかドキドキして怖かったけど面白かった」だそうです。

コーヒーが冷めないうちに

過去に戻れる不思議な喫茶店を舞台とし、一章ごとに主人公が変わり、話がつながっていく連作短編小説で綴られており、読みやすかったと感じた。過去に戻るルールの中に『過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない』というものがある。自分はそのルールを見た時に、現実が変わらなければ意味がないのではと感じた。しかし、読み進めていくうちに、過去に戻ることで現実は変わらなくても、受け止め方次第では、これからの人生は変えられるのだということに気付かされた。読み終わった後、心が温かくなる、そんな作品だった。続編や映画もあるようなので、そちらも見てみたいと思う。

眠れぬ夜はケーキを焼いて

お菓子作りと夜更かしが好きな作者による、短い一話完結のコミックエッセイが綴られている。終始緩い感じでありながら落ち着いた雰囲気で話が進むため、とても読みやすく感じた。作中に出てくるお菓子の大半が簡単でありながらどれも美味しく、思い立った時に作りやすい材料で作られているとも感じた。所々に「1日を無駄にしてしまったことからくる自分の不甲斐なさを何かを作り出すことで生まれる達成感で打ち消そうとしているわけです。」のような、共感できることが書かれており、自分だけではないのだという安心感が得られた。この本を読むことで、温かみを感じることができた。

違国日記

物語は、両親を事故で亡くしてしまった15歳の朝と、そんな彼女を引き取った叔母であり、小説家の槙生が共に暮らしているところから始まる。この作品では、そんな2人とその周りにいる人々の人間関係の変化が、絶妙な表現や言い回しで少し複雑に、しかし美しく描かれていた。年齢が近いということもあり、自分は朝の心情や考えに共感できる場面が多々あった。ただ、それと同時に槙生や周りの人々の言葉も心に残った。「別の人間だからお互いに理解はできないし、分かり合えない。だからこそ歩み寄る」という言葉から、当たり前のことでありつつも、大切なことであり、美しいのだと、この作品を通して改めて感じさせられた。

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