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2024年教員おすすめ本

健康栄養学科 フードビジネス学科 情報メディア学科

健康栄養学科スタッフがおすすめする本

12月公開予定

フードビジネス学科スタッフがおすすめする本

13歳からの経営の教科書

経営とは何か。将来、株式会社の経営者になったときに必要な学問と思うかもしれない。しかし、経営は全ての組織に必要なもので、その組織には株式会社もあれば大学や役所などもある。また、私たちは自分の人生を経営している。何かやりたいことがあれば目標を立てて、計画をして、誰かと一緒に経営していかなければ実現できない。筆者は組織の経営のみならず自分の人生は自分で経営することを読者に伝えている。この本で経営を身近に感じてください。         

                 【紹介者】吉田 洋

注文の多い料理店で学ぶ収益認識会計

本書は山猫軒を舞台にストリー仕立てで一話ごとに収益認識に関する会計処理を解説している。例えば、割引クーポン券や無料券をたくさん配ればお客は増えるが、売上高はあまり増えず原価がかかり、利益が伸び悩む原因になる。コース料理を注文したお客に2,000円のクッキーをセットにして販売した場合、受け取った対価を、定価の比率に基づいてコース料理とクッキーの売上高に分割するなどである。本格的に企業会計を学びたい学生にお勧めします。

【紹介者】吉田 洋

絵本うたうからだのふしぎ

私たちの話したことばは、なぜ離れたところにいる人の耳にとどくのでしょう?大学生のみなさんは、この問いの答えが「空気があるから」だということを知っていると思います。それでは、この「空気」はどうやって「いろいろな声」になるのでしょう?この絵本は、主人公の「空気」が人のからだに入ってから「すてきな歌声」になるまでの物語です。世界には7000もの言語があると言われています。いろいろな言語があるように、世界にはいろいろな歌があります。これから先もみなさんは、話し、歌うことがたくさんあるでしょう。当たり前のように自分の周りにある「空気」が自分自身の「声」となるまでのしくみを学んでみませんか?声優の山寺宏一さんも推薦するこの絵本をぜひ手にとってみてくださいね!

【紹介者】田中 明子

言語沼:言語オタクが友達に700日間語り続けて引きずり込んだ

登録者数18万人の人気YouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」の二人が書き下ろした初めての書籍です。YouTubeで語ったこととは違うことを書きたかった!という本なので、いつも動画を見ているという学生さんも、ぜひ書籍にも手を伸ばしてくださいね。もちろん、みなさんを待っているのはさらに深い「沼」です。「カエル」→「毒ガエル」なのに「トカゲ」→「毒ドカゲ」にならないのはなぜ?街で知らない人に「あのー、ちょっといいですか?」と話しかけられるのはOKなのに、「えーっと、ちょっといいですか?」と話しかけられたらイラっとくるのはなぜ?「ヘリコプターで山に登った」はいいけれど、「ヘリコプターで山を登った」はなんかヘンなのはなぜ?日本語が母語ではない学生さんには覚えるのが難しいし、日本語のネイティブスピーカーである学生さんには説明するのが難しい。ふだん話しているときには考えてみることもないような問いに気づいてしまったあとは…さらなる沼にはまりましょう!

【紹介者】田中 明子

名前が語るお菓子の歴史 

フィナンシェ、エクレア、ミルフィーユ……名前は知っているけれどその由来は知らない、という人は多いのではないでしょうか。素朴な焼菓子からクリームやナッツを贅沢に使ったもの、豪華に飾り付けられたものなど幅広く種類のあるフランス菓子。
100年前に考案され、今なお変わることなく愛されている理由には、味は勿論の事、名前も大きな役割を担っています。
お菓子の逸話と由来を知れば、ケーキ屋さんを覗く楽しみが増えるかもしれません。

【紹介者】中野 愛子

パスタでたどるイタリア史

手軽で安価なパスタは外食のランチを中心に日本でも馴染みのある食材です。本場のイタリアではパスタは国民食。スパゲティをはじめ、マカロニ、ペンネ、ラザニア、ファルファッレ、コンキリエなど、日本でいう米の種類や銘柄のように、形状や地方によって様々な呼び名がついています。今ではその数は500種以上にもなるそうです。
切っても切れないほどに長いイタリアとパスタの歴史をこの本でたどってみてください。

【紹介者】中野 愛子

いまさら聞けない箸の持ち方レッスン 

箸は日本の食文化においてとても大事なものです。近年では、大人でも箸を正しく美しく持てない人が増えています。この本は、大人になっていまさら聞けない箸の正しく美しい持ち方をさまざまな食事を例に写真付きで解説しているため、とても分かりやすいです。基本である箸の選び方や箸のトレーニング方法、箸を持つときの姿勢なども掲載しています。社会に出ると人前で箸を扱うシーンが学生時代よりも増えることがあるため、箸の扱い方や食事のルールについてもこの本を読んで確認してみてください。箸が苦手な人はもちろん、すでに箸を正しく扱えている人にも読んでほしい1冊です。

【紹介者】宮島 彩

入門世界一やさしいはちみつの教科書

はちみつは甘くておいしいだけではなく、美容や健康にも効果のある食品です。本書ではそんなはちみつの歴史やはちみつの扱い方について分かりやすく解説しています。はちみつの選び方やはちみつが持つ作用、はちみつを使ったドリンクや料理のレシピ、はちみつを使ったスキンケア方法などが載っています。美容や健康に悩みや不安がある人にはぜひはちみつと一緒に手に取っていただきたい1冊です。

【紹介者】宮島 彩

静物写真のルールブック

写真を撮ることが好きな人に、おすすめしたい一冊です。自分のなんとなくの感覚で撮影するより、本書に掲載されている構図法に沿って、スタイリングしてから撮影をしてみてください。構図法は10パターンも紹介されているので、すべての方法を試した後は、きっとスタイリング上手になっているはずです!その他にも、カメラの操作、ライティング方法等の説明が丁寧にわかりやすく書かれています。

【紹介者】谷口 泉

スイーツ写真の教科書

学生のみなさんが、上手に撮りたい被写体は、カフェで食べるスイーツだったりしませんか?本書は、基本的なカメラの操作の説明からはじまり、いろいろな種類のスイーツの撮影方法のコツが書かれています。SNSに掲載する写真も、この本でコツをつかんで撮影したスイーツの写真なら、友人たちからの好評まちがいなし!です。

【紹介者】谷口 泉

リサーチのはじめかた : 「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

やりたいことが分からない」「何から始めて良いか分からない」というのは、誰もがぶつかったことのある壁だと思います。この本は、タイトルどおり「研究するには、まず何からやり始めれば良いのか」を演習形式で学び進めていく本ですが、「自分は何に興味を持っているのか」という広く浅いところから始めるので、研究以外の分野にも応用可能です。たとえば就職活動やアート・デザインにも。「興味のあること」を慎重かつ詳細に浮き彫りにしていくので、あらゆる先入観を排し「ほんとうの自分に気づく」ための本ともいえると思います。研究に限らず、「自分が今本当にやりたいこと」を知りたい人にお薦めです。

【紹介者】堤 浩一

学生を思考にいざなうレポート課題

「あの先生はあなぜこんな課題を出したんだろうか?」「こんなことやって何の意味があるんだろうか?」なんて疑問を持ったことは無いでしょうか?
この本は本来、大学教員向けに「どのようなレポート課題を出すのが良いのか」、そして「そのためにどのような授業内容にすれば良いのか」を紹介している本です。が、裏を返せば、大学教員が何を意図して授業をしたり、課題を出したりしているかということが察せる本でもあるということです。攻略法も分かるかもしれません。
大学の授業を少しディープに楽しんでみたい人にお薦めです。

【紹介者】堤 浩一

おしゃべりオコジョと秘密のアフタヌーンティー : 霧摘み紅茶と日向夏のタルト〜冬毛のオーナーを添えて〜

職を失い途方に暮れる主人公がたどり着いたのは、人語を操るあざとかわいいオコジョさんがオーナーを務める英国喫茶だった!?
個性豊かな仲間やお客たちと付き合う中で、主人公が自分のやれること、やりたいことに気づいていく物語です。紅茶やスイーツに関する雑学がたくさん登場しますので、興味のある方にお薦めです。一部、食品学や調理学の復習にもなると思います。
作中には同じ作家による他作品の登場人物も出てきますので、そのキャラクターが登場する巻も1つお付けします。こちらはシリーズ第4巻なので、興味があれば1~3巻も読んでみて下さい。

【紹介者】堤 浩一

寄り添う力

マーケティングの分野で、新たな地平を切り開いてきた著者がたどり着いたのは「寄り添う力」であった。ライバルや取引先、流行といった思惑通りに動いてくれない存在を相手とするマーケティング。そこでは、まず現場に赴き「相手に寄り添う」姿勢が肝心だという。すると、そこには新たな現実が生まれ、自分自身が変化する。結果、かけがえのない気づきを得られるとともに、創造性が発動する。マーケティングを全く新たな視点で問い直す挑戦の書。

【紹介者】渡邉 正樹

はじめてでもわかる量子論 

たぶん、はじめてだとわからない。文中、全ての漢字にフリガナは付く。だが、量子論の世界は、我々の日常的な感覚からはかけ離れている。「光は波と粒子の性質を合わせもつ」「一つの物体は同じ時刻に複数の場所に存在できる」・・・?現代物理学の基本かと思いきや、「量子論は重力だけはあつかえない」・・・?こういった説明に、SNS上で異を唱える物理学者もいる・・・。なんだかよくわからない、ということだけは、はじめてでもわかる不思議な入門書。

【紹介者】渡邉 正樹

無添加シャルキュトリ : 食肉製造職人からのメッセージ

デパ地下などではおなじみのシャルキュトリだが、自分で調理したことがある人は多くないだろう。本書はシャルキュトリのレシピが美しい写真とともに掲載されているので、眺めるだけでも楽しい。お店でシャルキュトリを提供したいと考えている人や食肉製品製造業の資格取得を目指す人にとっては、必読の書。

【紹介者】中村 麻理

1995年ノルマンディー、あるパティシエの原点

菓子職人の世界がよく理解できる1冊。著者は辻調グループフランス校を卒業後、ノルマンディーのパティスリーで修業。帰国後は、インターコンチネンタル東京ベイ、オテル・ドュ・ミクニ等を経て、パティスリー・ジャン・ミエ・ジャポンや、アグネスホテル東京の『ル・コワンヴェール』でシェフ・パティシエをつとめる。美しい写真も必見。

【紹介者】中村 麻理

パッケージデザインの入り口

「とつぜんあらわれたすてきなサムシング」から始まる、パッケージデザインを考えるための入門書です。私たちが日々当たり前に購入している様々な商品の全ては、アイデアと技術の結晶「パッケージデザイン」が成されています。パッケージデザインを4つの考え方から分類し、それぞれの考え方でデザインされた実例を簡単に解説。「すてきな商品」として成立させるための試行錯誤を実例から深く読み解いてみよう。

【紹介者】木村 亮介

すてきなあなたに

生活の中のふとしたことや食の話題、またはちょっとした気づきやアイデアなど、丁寧で優しい文体で描かれた「暮しの手帖 第二世紀1~32号(1969~1974年)」に連載された随筆集。上品で読みやすい話し言葉で著者の人となりを感じながら、少し読むだけで大変癒やされるのです。昔も今も人の生活の根本は変わりません。ネット以前の昭和レトロな世界観を存分に浴びつつ癒されながら学んで、すてきな人になろう。

【紹介者】木村 亮介

世界の市場 : おいしい!たのしい!24のまちでお買いもの 

海外に出かけるとき、時間があればぜひ訪れたいと思うのが市場です。市場を歩けば買い物をしなくても、その国の食文化の一端に触れることができるのではないでしょうか。本書は12カ国24の市場を取り上げたもので、どのような市場か、どんなものが売っているか、さらにその国の料理やレシピなどが、絵と文章で紹介されています。「〜をさがしてみよう」といった遊びの要素もある絵本ですが、現地で使われている通貨や言葉など食べ物以外の情報も知ることができます。

【紹介者】岩橋 涼

カレーライスを一から作る

昨日の晩ご飯の食材はどこから来たのでしょうかと授業で問いかけることがあります。スーパーマーケットや畑からといった答えが出てきますが、どこでどうやって作られたのか具体的に説明できないことがほとんどです。本書は、武蔵野美術大学でおこなわれた「カレーライスを一から作る」という授業実践を紹介するものです。学生たちが米・野菜・スパイスの栽培、鳥の飼育、皿やスプーンの製作に取り組みますが、そう簡単にはいきません。ヒナから育ててきた鳥を殺すことにためらう人も現れます。食べることを問い直す、学生たちの試行錯誤がコンパクトにまとめられた1冊です。

【紹介者】岩橋 涼

社会学をはじめる : 複雑さを生きる技法

社会学という学問領域は入門書が非常に多い。いろんな人が自分の専門分野や、その時々のニーズにあわせた入門書を書いている。そして大抵、社会学とはどんな学問か手短に説明したあと、社会学の歴史や方法、理論に触れるか、あるいは専門分野ごとの実例を示そうとする。だからこの本のように「社会学をはじめる」にあたって重要な「社会ってそもそも何?」「社会学をするっていうのはどういうこと?どんな意味があるの?」という、その道を歩き出す動機となる、関心をひき出す話から始めてくれるテキストはめずらしい。腹をくくっていきなり分厚いテキストを紐解くのも勇ましくて良いが、行間広め・新書サイズでやさしく書かれた本書から社会学をはじめてみるのもおすすめである。

【紹介者】竹内 陽介

地方社会の危機に抗する「地域生活文化圏」の形成と展開

この本の特徴は2つある。1つ目は単純に分厚い。総ページ数が820頁にもおよぶ大著で、ここまで頁数の多い地域社会学の著作は稀である。精読するなら相当な覚悟と胆力が求められる。だが、この著作は精読する価値がある。その理由が2つ目の特徴だ。フィールド調査を軸とした研究は、ともすれば「この地域はこうだった」「あの地域はこの点で特徴的だった」という、断片的な地域トリビアに陥りがちである。しかし本書は、地方社会がなぜいまのような形になったのか、その未来を切り拓く力をどこに見出していくことができるかという、大柄で未来志向のロジックを、各フィールドに学びながら語ろうとしている。人口減少が継続する中で悲観的な見通しを持つ自治体は少なくない。だからこそ、衰退に抗う力を住民の創意工夫の中に見出し、それを言語化していくことと、より活性化させていく取り組みが重要になる。これをアシストする、研究としての精一杯をやりきろうとする姿勢から我々が学ぶべきものは多い。

【紹介者】竹内 陽介

食べる

本書は自然科学(第一部)、社会学(第二部)、哲学(第三部)と様々な知見から「食」を考察する構成となっており、学術的内容でありながらも読みやすい語り口で記述されている。例えば第一部第一章では、赤ん坊の食事が母乳から離乳後の食べ物に移行するにつれ、食という行動を通して他者との関係のダイナミクスがどう変化するかを追う。第二部第五章では、災害時の炊き出しをテーマに、災害ボランティアの活動内容を交えながら「食」が持つ単なる栄養補給以上の意味が語られる。例えば、食事の配布やその際に交わされる会話は、被災者の状況把握および被災者とボランティアとの関係構築において非常に重要な意味を持つ。2016年の熊本地震では、東日本大震災で被災した岩手県野田村のボランティアが地元の特産品(塩と昆布)を持参し被災者におにぎりを振る舞うなど、被災者間のネットワークが構築される過程が示されている。

【紹介者】木場 安莉沙

相互行為(インタラクション)としての英語学習

本書は公立中学校の英語の授業における教室談話をデータとし、教師と生徒のやり取りへの観察およびインタビューから、それぞれが英語の学びをどのように経験しているのかを明らかにするものである。冒頭の先行研究の章は少し難易度が高いかもしれないが、英語学習以前に大前提とされている「コミュニケーション能力」という概念に対する批判、CEFRの問題点、公教育の英語授業で教師が面するジレンマ(文法を重視する指導を行いつつ内容重視のコミュニケーションを行う)をどのように克服するのかといった問題が、実際に公立中学で行われた英語授業の録画データの分析を通して詳察される。英語に関する専門知識は無くても読むことができるので、教免取得を目指している人、言語教育における「コミュニケーション」観に疑問がある人など、教育や言語への理解を深めたい人に是非手に取ってほしい。

【紹介者】木場 安莉沙

和食器のきほん:テーブルコーディネートアイテム

この本は、和食器に関する様々なことが載っています。例えば、和食器の歴史や種類、四季に合わせた柄や模様、和食の基本的な盛り付け方など和食器に関する様々なこと写真を通して見て学ぶことができます。他にもシーン別(テーマ別)の和食器のテーブルコーディネート例の写真などがあります「フードコーディネート実習」や「応用フードコーディネート実習」などの参考資料としてもとても良い本だと思います。是非、読んでみてください。

【紹介者】高橋 里奈

おいしいかわいい料理写真の撮り方

テーマに合わせた料理写真のカメラ側のポイントとスタイリスト側のポイントの両方があり、スタイリングと撮影の両方を学んでいるフードビジネス学科の学生にはピッタリの本だと思います。他にもカメラの種類ごとの特性やカメラの位置・角度や光の入り方など料理写真の撮り方について様々なことが学べます。スマートフォンで料理の写真を取る時のポイントなども載っています。また、フードスタイリストが教える、すてきなテーブルの作り方、食器、下地、雑貨の組み合わせ方は、フードコーディネート実習や応用フードコーディネート実習で自分のスタイリングを考える時のとても良い参考資料になると思います。ぜひ読んでみてください。

【紹介者】高橋 里奈

「洋食器」book:世界を旅するように楽しむ

食べ物と器は切っても切れない関係で、フードコーディネートにおいても食器選びは大変重要な作業といえます。器が料理を引き立て、食事を豊かにもしてくれます。本書には洋食器、ヨーロッパの宮廷で愛されたマイセン・セーブル・ミントンなどの磁器から現代の食器、さらに日本を代表する磁器などが紹介されています。多くの写真が掲載されており、ページをめくりながら洋食器の歴史や基礎知識を得るだけでなく、世界を旅するような優雅な時間を感じることが出来ることでしょう。

【紹介者】野村 好子

論語と算盤がマンガで3時間でマスターできる本 : 決定版

今年7月から発行されている新札の顔となった渋沢栄一は「近代日本経済の父」とも言われ日本の経済発展の土台を作りました。渋沢の代表的な著書が「論語と算盤」で、大正5年に出版されたこの書籍は経営哲学のバイブルとして100年以上人々に影響を与え続けているのです。多くの現代語訳が発行されていますが、紹介した本書は見開き2頁で1つの名言を理解できる構成となっており「論語と算盤」の入門書としてお薦めします。

【紹介者】野村 好子

苦しかったときの話をしようか:ビジネスマンんの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」 

就職活動を前に、何を準備して良いのかわからない?
そもそも何をしたのかわからない?
自分の強み・得意なことってなんだろう?
10人中8~9人の学生がそう思っているのではないでしょうか。「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」をV字回復に導いた稀代のマーケッター森岡毅が我が子に向けて綴ったメッセージがその答えになるのではないだろうか。

【紹介者】河木 智規

俺たちの箱根駅伝

池井戸潤先生が箱根駅伝を正面から見捉えての作品で、この本を読んで正月の箱根駅伝を見ると10倍楽しめることは必至。本選出場の叶わなかった大学のエースによる「関東学生連合チーム」言わば〝寄り合い所帯“を主役に据える一方で、この関東の地方大会を〝怪物イベント”に仕立て上げたテレビ局の葛藤にも臨場感満載で迫っている。リーダーはこういうことが大切、管理者としてはこうありたい、一生かけてこんな仕事がしてみたいと思わせる人材描写が見所です。

【紹介者】河木 智規

償いのフェルメール

イスラエルの諜報機関の長官であり美術修復師のガブリエル・アロンが主人公のスパイ小説の最新作。(シリーズ14作目)
現在おこっている紛争やテロなどとの同時進行で描かれているところが秀逸で世界情勢を身近に感じさせてくれます。物語に出てくる世界各国の実在の美術館やレストランは今後の海外旅行の目的となる楽しみにもなりそうです。

【紹介者】河木 智規

情報メディア学科スタッフがおすすめする本

11月公開予定