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図書情報センター

2023年教員おすすめ本

健康栄養学科 フードビジネス学科 情報メディア学科

健康栄養学科スタッフがおすすめする本

女子栄養大学栄養のなるほど実験室 : 研究室で検証しました! : 調理によって栄養はどう変わるか

調理によって食材に含まれる栄養成分は変化します。食材の切り方、洗い方、ゆで方の違いで栄養成分にどのような違いが生じるのか疑問に思ったことはありませんか。そんな調理に関する素朴な疑問を実験で確かめた結果がいろいろ紹介されています。料理を失敗せずにおいしく作るためのヒントが盛りだくさんの1冊です。       

                 【紹介者】石川 豊美

マネジメント : 基本と原則

ドラッカーが自らのマネジメント論を体系化した大著「マネジメントー課題、責任、実践」のエッセンスを初心者向けにまとめた入門書。マネジメントはヒトを対象としたマネジメントシステムを学修・展開する際に一読したい・してもらいたい一冊です。

【紹介者】岡田 有司

心が揺れがちな時代に「私は私」で生きるには

愛知県生まれ、産婦人科医でヨガインストラクターでもある高尾美穂先生の本です。コロナ渦2020年から毎日「高尾美穂からのリアルボイス」を音声配信しており、その内容がベースになります。楽に生きるための考え方や安定した心の保ち方、生活上の工夫に至るまで、私たちの人生をよりよいものに変えていくヒントが詰め込まれています。様々なテーマで数ページずつ書いてあるので、スキマ時間の読書におすすめです!        

                 【紹介者】加藤 清子

それ全部「pH」のせい―虫歯から地球温暖化、新型コロナ感染拡大まで

「pH」とは、水素イオン濃度のこと。酸性・アルカリ性の指標です。酸っぱいお酢や漬物はpHが低いって知っているけど、pHってそれだけじゃぁない。発酵微生物も私たちの体を動かす筋肉もpHが適切でないとうまく働きません。シャンプーは弱酸性が向いているし、牛乳のタンパク質が凝固してヨーグルトになるのもpHによります。動物性繊維はアルカリに弱いけど、植物性繊維は強い。ホントか嘘かは別にしてベートーベンの難聴はワインのpHが原因?というのまで。この本を読むと、こんなものにも酸・アルカリが関わっているんだと思うことしばしば。気楽に読めて楽しめる雑学本です。

【紹介者】近藤 徹弥

一生役立つきちんとわかる栄養学

栄養学の基本、栄養学の最新常識、栄養素の働き、各栄養素の効率の良い摂り方や栄養成分を逃さない調理法、様々な食品の栄養成分の含有量のデータなどが掲載されています。マンガや図解を多用して紹介されているため、楽しく知識を身につけることができると思います。        

                 【紹介者】可児 美月

英国一家、ますます日本を食べる

日本でコミック化、アニメ化もされた「英国一家、日本を食べる」の続編です。もともとは外国の人達が「今話題の和食ってこういうものなんだ〜」って読むための本なのかもしれませんが、我々日本人が読んでも新たな発見がいっぱいです。今回は、味の素を訪問して「うま味調味料って体に悪いのでは?」って聞いちゃったりしています。そんな誤解もしていたりしますが、色々な場面で日本の食や文化を褒めてくれるので、少し日本に誇りを感じることもできますよ。

【紹介者】成田 裕一

レビューブック管理栄養士

『レビューブック』は、国家試験の過去問の各問題、各選択肢の要点を国試の出題基準(ガイドライン)に沿ってまとめられています。また、単に要点だけを掲載するだけでなく、基礎から学べるように、基本事項や関連事項も併せて分かりやすく説明されています。さらに、イラストが豊富に掲載されていたり、カバンに入れて通学中に少し勉強といった使い方もできたりするのでおススメです。

               【紹介者】森本 理紗

がんがみえる

今まで、「病気が見える」シリーズで、個々の臓器別に記載されていたガンの内容を、1冊にまとめた、ガンを知りたい人すべてを対象としたテキストです。各がんの病態、検査、治療などが項目ごとに記載され、豊富な画像と図表でまとめられており、ガンについて学びたい人には基礎と臨床を結び付けた学習が可能となる一冊です。

【紹介者】平林 義章

行動栄養学とはなにか? 

日本の栄養学の権威である佐々木敏先生が書かれた新書です。長年の栄養疫学研究から得られた知見や数々の学術論文の結果が紹介されており、学ぶことが非常に多い1冊です。世の中には短絡的な健康情報が溢れていますが、本書を読めばエビデンスをもとに真偽を考える力を養えます。ぜひ手にとって、興味のある章から読んでみてください!

               【紹介者】北川 絵里奈

フードビジネス学科スタッフがおすすめする本

フードビジネス最新キーワード64

本書は、食産業に携わるビジネスパーソンや、これからフードビジネス業界に入ろうとする方に向けて、キーワードや最新動向を解説している。また、フードビジネスのこれからが見通せるように、各項目に経営コンサルタントから見た「Consultant View」が記載されている。フードビジネスに関わる64のキーワードは厳選されている。フードビジネスの今とこれからがよくわかるフードビジネス学の入門書ととらえていいだろう。フードビジネス学科生に一読をおすすめする。         

                 【紹介者】吉田 洋

スローフード宣言 : 食べることは生きること

筆者はファーストフードといった食の工業化に進んでいる現代において世界中にスローフードを普及させ、おいしさ革命を引き起こした料理人である。地産地消、有機栽培、食の安全、ファーマーズマーケットなど食のトレンドとなった重要なコンセプトを実践している。食産業、食文化や地域社会のあり方を議論するためにもフードビジネス学科生に一読をおすすめする。

【紹介者】吉田 洋

山本家の食卓はパクパク、おかわり!

山本薫さんがInstagramに投稿する写真はどれも豪華で美しく、うっとり眺めてしまうものばかりです。その一方で、写真に添えられているレシピは楽しく手軽で、私も作ってみようかなと思ってしまうものもたくさんあります。そして、何よりも、その料理を食べた家族が「美味しい!」と笑顔になることに喜びを感じていること伝わってくる文章に、ごはんを作るということの本質を見る思いがします。そんなInstagramはもちろん大人気になり、この本が誕生しました。山本薫さんのInstagramを知らない人も、ぜひぜひ手にとってみてください。子供の頃の思い出や家族への想いを綴ったエッセーが散りばめられていることもこの本の魅力です。

【紹介者】田中 明子

なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか? : 言語学者、小学生の質問に本気で答える

著名な言語学者・音声学者である川原繁人教授が小学生を対象にして行った授業を再現した書籍です。大学生にとって、ことばはあまりにも身近で、いちいち疑問を感じることのないものになりがちです。だから、まずは小学生の質問にはっとしてください。それから、川原先生の解説を読んで発見の喜びをいっしょに体験してください。そのあとは、ことばを話せることがどれだけすごいことなのか、ことばを話せる自分がどれだけ素晴らしい存在なのかを噛みしめてください。もちろん、読みながら得た知識をネーミングやキャッチコピーづくりに応用したり、ChatGPTを正しく理解するための手助けにしたりすることもできる、大学生にもお勧めの1冊です。

【紹介者】田中 明子

ホスピタリティ・マネジメント

「ホスピタリティ」を単純に「お・も・て・な・し」と理解してしまうと、「ホスピタリティ」の根底にある考え方や社会生活の中に根づかせていくことは難しい。高級ホテルの過度なサービスによる感動体験やテーマパークで神話化しているキャストの気遣いで「ホスピタリティ」の理解を完結してしまっている。本書では、それらの「行為」の実行に至る「思考」を組織や個人に教育・マネジメントしていくところに「ホスピタリティ」の成長と進化があると断じている。サービス産業以外にも「ホスピタリティ」精神を取り入れる動きがある中で、今一度本質を理解する機会を持ってもらいたい。

【紹介者】河木 智規

稲盛和夫明日からすぐ役立つ15の言葉

「京セラ」の創業者・発明者そして稀有な経営者であり、日本航空(JAL)の再建に尽力し、昨年亡くなられた稲盛和夫氏の珠玉の言霊(言葉)を解説するもの。多くの企業経営者に師と仰がれ、人生観や仕事観が大きな影響を与え続けている。ときとして、哲学的な表現や宗教的な言葉が難解さを感じさせることもあったが、稲盛氏の側近だった筆者がわかりやすく解説しているところに本書の価値を感じる。社会人となる皆さんには、「生き方」「働き方」とともに書棚に収めてもらいたい一冊。

【紹介者】河木 智規

っぽくなるデザイン : 誰でもできるかっこいいレイアウト集 

大人っぽくしたい、春っぽくしたい、お店っぽくしたい、カジュアルっぽくしたい……「○○っぽい」というイメージはあるけど何だかピンとこない。そんな時にフードコーディネートやデザインの授業で役立つようなアイデアの引き出しを増やせる一冊です。色、余白、イラスト、素材、文字など、組み合わせや使い方を変えることで様々な印象にガラッと変わります。自分の表現したい「○○っぽさ」を作る手助けになると思います。

【紹介者】中野 愛子

発酵はおいしい! : イラストで読む世界の発酵食品 

納豆、ヨーグルト、ワイン、ビール。発酵食品は私たちの食生活に身近な存在ですが、意外とその作り方や製造の仕組みは知らないものです。この本では世界中の発酵食品を分かりやすいイラストともに紹介しています。中には「これも発酵食品だったの」と驚くものも。発酵食品について楽しく学べる一冊です。

【紹介者】中野 愛子

基本とコツがきちんとわかるおせち料理とほめられレシピ 

この本は、料理研究家/フードコーディネーターである筆者がレシピと料理制作、スタイリングを行ったおせち料理のレシピが豊富に紹介されています。作業工程ごとに写真が載っており初めて作る料理でも分かりやすくなっています。重箱の詰め方から皿盛りの基本についても説明しているため、様々な場面で役立ちます。おせちを作る段取りカレンダーや買い物から調理、保存、盛付けなど参考になる情報がたくさん掲載してあります。伝統的なおせち料理だけでなく、洋風なおせちやお正月に食べたいごちそうレシピも豊富に載っているので、お正月が来る前に手に取ってほしい1冊です。

【紹介者】宮島 彩

旬で食べる!野菜の12カ月

この本は10年以上スーパーの青果部で勤務している筆者が野菜や果物の魅力について発信している1冊です。1か月ごとに代表的な旬の野菜や果物をいくつか取り上げて、イラスト付きで説明しています。含まれている栄養素や調理のポイントなども記載されており、とても分かりやすいです。また、旬の食材だけでなく、行事食についての項目もあり、レシピも簡潔で分かりやすく、日本の食文化を学ぶにはおすすめの1冊です。この本を読んで野菜や果物の知識を身につけて、おいしく楽しく食生活に取り入れましょう。

【紹介者】宮島 彩

理系研究者の「実験メシ」 : 科学の力で解決!食にまつわる疑問

「コーヒーをフィルターを使わずにドリップできるか?」「太陽光でご飯は炊けるか?」そんな日常生活から降って湧いた疑問を解決するために、科学的に実験をおこなってみるものの、解決できたりできなかったり、そんな四苦八苦な様子をユーモアたっぷりに記した本です。「疑問を疑問で終わらせない」「疑問に対してどうやって答えを出すか」といったようなことに、楽しく触れられますのでおすすめします。

【紹介者】堤 浩一

分子調理の日本食

エスプーマや液体窒素くらいならまだしも、遠心分離機、ロータリーエバポレーター、シリンジなどなど実験室にしかないような器具も利用した料理のレシピ本です。普通は考えないようなアイディアにあふれており、写真もきれいなので、見るだけでも面白いです。調理学や官能論、食品学の復習にもなりますし、それぞれのレシピには英訳文も併記されているので、英語の勉強にもなると思います。

【紹介者】堤 浩一

「食べられる」科学実験セレクション : 身近な料理の色が変わる?たった1分でアイスができる? 

食品・調理の裏に潜む科学を学びながら、手を動かし、出来上がったものは実際に食べられる実験が満載です。食品学と調理学で学ぶ内容を、実際の食品を調理しながら、豊富な写真とともに復習できます。さらに本書には、これら「実験」を、「研究」へと発展させるためのヒントも書かれています。「レシピのここを工夫すると、どんな結果が得られるだろう?」と想像を広げながら読むと、さらに楽しめると思いますし、食品学や調理学に対する理解も深まると思います。

【紹介者】堤 浩一

愛なき世界

洋食屋の料理人見習いが、植物を研究する大学院生に恋をした・・・そんなところから始まる、研究室周りの人間模様を描いたコメディタッチの作品です。日本植物学会特別賞も受賞している異色の文芸作品でもあります。果たして料理と研究に接点はあるのか?料理人の恋は稔るのか?・・・
実験の授業ではなかなか見ない理科実験機器や、植物系研究者あるあるも登場するので、理系研究室生活を垣間見てみたい人にもおすすめです。

【紹介者】堤 浩一

学問のすすめ : 現代語訳

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」。有名な一節で始まるこの古典は、決して人は皆等しく貴いのだ、と言っているわけではない。愚かな民は理屈を言っても無駄なので威力でおどすしかない、無知が理由で貧乏になったのを他人のせいにするやつは恥知らずだ、と、福澤先生はバカには手厳しい。等しく与えられた人権、これに相応しい人になるべく学問に励めよ(でなきゃバカだ)。この本来のメッセージを現代語訳で確認しよう。

【紹介者】渡邉 正樹

タローマン・クロニクル : オフィシャルファンブック 

読んでいくと、あたかも昔『タローマン』なるテレビ番組が存在し、知らない人が多いのは当時人気がなかったから、と思わず内容を真に受けてしまう。だが、それらは全てフェイクなのだ。著者いわく、本全体の9割がでっちあげ。だが「なんだ、このでたらめ本は!」と怒ったところでラチはあかない。「でたらめをやってごらん」という故・ 岡本太郎氏(芸術家)の思想を具現化するのがこの本の目的なのだから。正しいフェイクの使い方がここに。

【紹介者】渡邉 正樹

世界の郷土料理事典

世界各地の料理レシピが、豊富な料理写真が収録されている。レシピだけでなく、背後にある歴史などの解説もついているので、世界の食文化を楽しく学ぶことができる。眺めるだけでもよいので、まずは気軽に手に取っていただきたい。商品開発やレシピ開発のヒントを探している方には特におすすめの1冊。

【紹介者】中村 麻理

砂糖の歴史

お菓子作りには欠かせない食材である砂糖。本書では、砂糖の起源から、砂糖をめぐる今日の状況までの歴史を解説している。時代によって砂糖のもつ意味や価値が異なっていることがわかり、学生さんたちに興味を持って読んでいただけることと思う。砂糖を使った昔のレシピも掲載されているので、再現してみるのも面白いだろう。

【紹介者】中村 麻理

エモい古語辞典

すっかり若者用語として定着した感のある「エモい」ということば、これは古語の「あはれ」と同じような使われ方をしている!?本書は、想像力が刺激される「エモい」古語1654語が厳選された古語辞典です。自分の感動を表現して人の心を動かしたいという気持ちは、いまも昔もクリエイティブの軸です。豊かで繊細な平安時代のことばから、いま新しく何かを表現するためのヒントが見つかるかもしれません。

【紹介者】木村 亮介

飯テロ!

深夜閲覧注意!TKGからカツ丼、マクドナルドまで、フードの魅力を存分に味わえる全編フードイラストで構成された本です。写真では表現できないエネルギーを放つイラスト群からは、作者の「おいしそう」に魅せるこだわりとアイデアを発見することができます。イラスト制作、表現やデザインに興味がある方をはじめ、フードが好きな全ての方へ、イラストで表現されたフードの魅力をどうぞお召し上がりください。

【紹介者】木村 亮介

動物福祉学

「動物福祉」「アニマルウェルフェア」という言葉は、日本ではまだ十分に知られているとはいえません。しかし、「動物にとっての幸せ」をめぐる議論や、それらを念頭においた取り組みは、世界的には急速に広がりつつあります。本書では、動物福祉の概念に関する説明ののち、家畜(産業動物)、犬猫などの伴侶動物、動物園動物、実験動物といったそれぞれの動物と動物福祉について、主に動物行動学の視点から解説されています。

【紹介者】岩橋 涼

ほんとうのサステナビリティってなに?

本書は「テーマで探究 世界の食・農林漁業・環境」シリーズ(全3巻)の2巻目になります。様々な場面で見聞きするSDGsですが、「これは本当にサステナブルなのか?」と疑問に思ったことはないでしょうか。「SDGs」「家族農業」「日本の食卓から」「貿易と流通」「土地と労働」「テクノロジー」「社会と政策」という食と農に関わる7つのパートにおいて、キークエスチョンとそれに対する解説やコラムで構成されています。関心のある箇所から読み進めることもできます。

【紹介者】岩橋 涼

共同の戦後史とゆくえ:地域生活圏自治への道しるべ

「いまの世の中は便利になった」とよく言う。その便利さはたいていの場合、機械がやってくれる、専門家に任せられる、買えば事足りるようになった、ということを指す。ではそれらがない時代はどうしていたか?自分たちでやるしかない。ひとりでは手が足りないので、家族とか近隣の人たちと協力して行う。農業も、山の管理も、冠婚葬祭も、道路整備も、防犯も。本書は便利になる前の、助け合ってやっと生きていた人々の暮らしがなぜ変わったのか、どのように現代まで変化してきたのかを、<共同>という視点から詳細に論じる。地域研究の名著である。

【紹介者】竹内 陽介

会社のなかの「仕事」社会のなかの「仕事」 : 資本主義経済下の職業の考え方

本書のテーマをひとことで言うと「仕事とのつき合い方を考えよう」である。働き始めていなくても「こんな仕事がしたい」や「こういう会社で働きたい」ということは考えた事があるだろう。一方で「仕事とのつき合い方」を考えた経験は、もしかしたらあまりないかもしれない。でもこのテーマは非常に重要である。なぜなら人生には仕事以外にもいろいろあるからだ。趣味だったり、友人や家族との交流だったり、仕事以外のやりがいを感じる活動だったり、何もしない時間だったり。人生にはそういう要素も欲しい。だから「仕事に人生を支配されず、でも良い仕事をして生きる」という発想が必要である。社会に出る前に是非とも読んでほしい一冊だ。ちなみに社会学の勉強にもなる。

【紹介者】竹内 陽介

「マス」メディアのディスコース

本書は、広告やスポーツ実況、テレビ討論、皇室報道など多様なメディアを題材とし、そこで行われる言語行動を各研究者が分析したものである。分析は全体を通して言語学的視座に立ちながらも、書き起こしなど実際の言語データを見ながら詳細に進められるため読みやすく、普段接しているメディアを題材としているので想像しやすい。例えばテレビCMの好感度に関する章では、若者/大人をターゲットとしたCMでそれぞれどのような言語ストラテジー(敬体・常体の切り替えや造語の使用など)がとられているか分析している。分野を問わず広告・宣伝の制作に関心がある人には是非手に取ってみてほしい。

【紹介者】木場 安莉沙

ナラティブ研究の最前線:人は語ることで何をなすのか

言語学というと文構造や異なる言語の比較をイメージする人が多いが、本書は人が「どのように語るか」「語りによって何を成すのか」に焦点を当てた、言語学の中では比較的若い分野であるナラティブ研究の論文集である。とは言っても各章の題材は友達同士の会話や絵本を読む子供の対話、テレビCMなど身近なものが多く、普段意識せずに行っている「日常会話」を応用言語学の観点から紐解く内容となっている。例えば子供の対話に関する章では、絵本の内容について話しながら仮説形成や立場の表明など複雑な言語行動を行うことで、子供が社会化や認知的発達といった重要なフェーズを経験していることが明かされる。コミュニケーションに少しでも関心がある人は読んでみてほしい。

【紹介者】木場 安莉沙

ビジュアルスペシャルティコーヒー大事典

この本は、コーヒーに関する様々なことが載っています。例えば、コーヒーの種類・産地について、種類によって味が変化することは少ないですが、産地によって同じ豆の種類でも味は変わってきます。産地ごとの特徴を知ることができると思います。他にも、コーヒー豆の焙煎までの課程についてやコーヒーの抽出方法についてなどがあります。コーヒーについて詳しく知りたい方におすすめの本です。2年生後期で受講できるカフェ実習の参考資料としてもおすすめです。

【紹介者】高橋 里奈

洋食器のきほん

この本は、洋食器に関する様々なことが載っています。例えば、洋食器の歴史や作り方、洋食器の中の分類などがあります。他にも洋食器の基本アイテムの種類と使い方、シーン別(テーマ別)の洋食器のテーブルコーディネートの例の写真があります。「フードコーディネート実習」「応用フードコーディネート実習」などの参考資料としてもとても良い本だと思います。是非、読んでみてください。

【紹介者】高橋 里奈

池上彰の行動経済学入門

人はコンビニやスーパーで買い物をするときに熟考して合理的な購入行動ばかりするのではなく、直感で決断して不合理な商品を購入していることもある。経済学と心理学を融合した学問が行動経済学ともいわれ、具体的な事例を多く取り上げ日常生活はもちろんさまざまなビジネスシーンでも役立つ行動経済学の入門書である。大変わかりやすくまとめられており、より良い選択が自発的にとれるようになる方法も学ぶことができる。

【紹介者】野村 好子

フードビジネス最新キーワード64

今年3月に発行された本書は、業界研究や政策提言を行う研究員や企業戦略を策定するコンサルタントなどの専門家11名が執筆している。新しいビジネスモデルや食のグローバル化への課題など、これからのフードビジネスの動向やキーワードが64の項目ごとに幅広く網羅されている。イメージ図やグラフも多く使われており、関心のある項目からページをめくっていくことにより最新のフードビジネス業界に関するトレンドや知識を得ることができる。

【紹介者】野村 好子

キャンベル生物学

・生物系大学院入試の参考書として定評があり、また、生物オリンピックの出題先と推測されている書籍です。
・本が厚いので、まず、図・表のみを3つおきに後ろから前に眺め通し、その後、脚注を読みます。次に、もう一度同じ図表を前から後ろに読み通します。時間があれば、飛ばしたものを同様に通し読んでください。
・英語の入試科目でTOEIC試験の500点、400点ぐらいの点数を求める学校があります。その対策の1つとして、英語の原著の本を入手、図表の脚注をグーグル翻訳、日本語版書籍と比較してください。訳文に的確な専門用語が用いられていないところを丁寧に探し出し、手書きして修正しましょう。

【紹介者】内田 英伸

イチョウの自然誌と文化史 

本年のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公は日本の植物分類学者の牧野富太郎である。ドラマには丸メガネで外国語が堪能、後に農科大学教授となる波多野氏、彼と仲の良い野宮氏が登場する。野宮氏のモデルは、画工から助手になった平瀬作五郎とされている。平瀬は顕微鏡を抱え小石川植物園のイチョウ樹に登り、イチョウの精子を発見した。この研究成果は、当時のヨーロッパの学者がなしえなかった大発見であった。本書は平瀬と、波多野のモデルである池野成一郎の人物像を紹介する。また、イチョウは恐竜時代に繁栄していたことや、イチョウに認知症防止効果のある成分が含まれることも解説されている。さらに、ギンナン産地として有名な祖父江の園芸品種を紹介、イチョウ木材の利用方法、イチョウを通した中国・朝鮮・オランダと日本の交流も知ることができる。普段、茶碗蒸しなどの料理に何気なく用いているギンナンであるが、その薬理効果には目を見張るものがあり、また、イチョウ葉には除虫剤となる効能があることなど、我々が見落としていることに気づかせてくれる良書である。巻末に引用文献リストがあるので、原著を精査し卒業論文研究とすることができる。

【紹介者】内田 英伸

情報メディア学科スタッフがおすすめする本

リスペクト R・E・S・P・E・C・T

2014年にロンドンで実際に起こった公営住宅占拠運動をモデルにした痛快小説。軽快な文体でスラスラと読めるが、ここで扱われている問題はじつに奥が深い。表立ってはシングルマザーの住宅問題が取り上げられているが、現代社会のさまざまな閉塞感——性差別、人種差別、経済格差、教育格差など——あるいはそれらをもたらしている構造に自らも加担していることとどう向き合うか、ということが深層的なテーマとなっている。それは2014年のロンドンだけでなく、まさしく2020年代の日本のあちこちの街にも通じており、人間の尊厳を脅かす暴力が社会のいたるところで蠢き続けているということを思い知らされる。         

                 【紹介者】青山 太郎

オスとは何で、メスとは何か? : 「性スペクトラム」という最前線

性の多様性という言葉が聞かれるようになって久しいが、ではなぜ性に多様性があるのか。最先端の生物学の研究では、男女あるいは雌雄という二分法ではなく、連続して変化する分布図(スペクトラム)のどこに位置するかで多様に異なる性のあり方が現れると考えられている。とりわけ「遺伝的制御」(DNA)と「内分泌制御」(ホルモン)が重大な役割を演じていることは分かってきたものの、その全容はまだまだ明らかになっていない。つまり、生物学的に言っても、単に生殖器のかたちだけでは人の性は分からない。非常に興味深くかつ分かりやすい文体で書かれた、現代の必読書。

【紹介者】青山 太郎

アートとフェミニズムは誰のもの?

本書は、食産業に携わるビジネスパーソンや、これからフードビジネス業界に入ろうとする方に向けて、キーワードや最新動向を解説している。また、フードビジネスのこれからが見通せるように、各項目に経営コンサルタントから見た「Consultant View」が記載されている。フードビジネスに関わる64のキーワードは厳選されている。フードビジネスの今とこれからがよくわかるフードビジネス学の入門書ととらえていいだろう。フードビジネス学科生に一読をおすすめする。         

                 【紹介者】青山 太郎

産業財産権 標準テキスト 特許編

「特許」という言葉を知らない人はまずいないだろう。情報メディア学科1年生であれば、なおさらです。10月のフレッシュマンセミナーに、日本弁理士会東海会から7名の弁理士を講師に「特許紛争劇」を行っていただきました。紛争と言うと、「避けたい」というイメージがありますが、紛争劇では、紛争の当事者双方が、相互に権利を利用しあう「クロスライセンス」という形で一件落着しました。紛争劇では、おにぎりの包装の特許を例にとっていましたが、プログラミングやサウンド、映像など、著作権と共に、特許権の知識は不可欠のものと言えます。特許権だけでなく、商標権、意匠権、実用新案権などの産業財産権については、著作権とあわせて「知的財産権」と呼ばれ、「情報倫理」や「ITパスポート」の授業などでも登場してきます。この機会に、「知的財産」に興味を持っていただきたい。なお、ここに展示した「特許編」のほか、「商標編」、「意匠編」なども、図書情報センターで蔵書してあります。

【紹介者】世良 清

高校の情報Ⅰが1冊でしっかりわかる問題集

近年、データサイエンスの重要性が叫ばれ、高等学校学習指導要領の共通教科情報では、これまで「社会と情報」「情報の科学」2科目から選択でしたが、新しい学習指導要領では「情報Ⅰ」に一本化され、さらには、大学入試センターの令和7年度共通テストから、これまでの国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語の6教科に次ぎ、7教科目の教科情報が出題されることになります。
これまでの高校の情報関連の授業は、ワープロや表計算ソフトなどの活用が中心であったり、情報モラルの指導に力点が置かれたり、あるいは、ITパスポート試験や基本情報技術者試験などの国家対策の授業が行われなど、学校によって、様々な実態がありました。そこに新たに「受験のための学習学習」が追加されることになったのです。
本書は、普通科高校、とりわけ大学受験を目指す高校生にとって、受験対策にも対応できるように編集されています。見開きで1つの単元を扱い、左ページに要点のまとめ、右ページに練習問題という構成で、参考書と問題集の機能を併せ持ち、検定済教科書とは独立した副教材です。編著者らは「☑授業の予習・復習をしたい人、☑定期テスト対策をしたい人、☑共通テスト対策前の実力チェックをしたい人におすすめしたい1冊です」と述べています。
本書は高校生を対象とした書籍ですが、高校教員のほか、大学教員にとっても高校生が学ぶ内容と、そのレベルを把握できるものでもあります。         

                 【紹介者】世良 清

出るとこだけ!基本情報技術者 科目B

名古屋文理大学情報メディア学部では、「学びの構造」において「4 つのコースの複合スキル」の核に、「高校教諭[情報]免許課程」とともに「情報処理技術者試験」を位置づけ、「1 年生に ITパスポートを」「2 年生で基本情報技術者に挑戦」と掲げています。
(独)情報処理推進機構(IPA)から、2022 年度に基本情報技術者試験の科目 A 試験免除制度が適用され、2 年生が、前期・後期開講のFE 講座指定科目 6 科目を履修して単位を取得した上で、翌年度の6月または7月に学内で行う修了試験に合格することで、その後 1 年間、本試験の科目 A 試験が1年間免除され、科目 B 試験だけで本試験に合格することができます。合格者には、経済産業大臣から合格証書が授与されます。
2023年上期に実施した修了試験で、FE講座第1期生は80%合格し、科目B試験に向けて、夏休み返上で熱心に学習を続けています。B試験に向けて、いち早く出版された本書は、筆者の橋本が教鞭をとる専門学校での学生に対して実際の指導に則して執筆されたものであり、大学生の自習用としても活用しやすい内容となっていることが特徴と言えます。
本学図書情報センターでは、本書のほかにも、基本情報技術者試験やITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、さらには高度情報技術者試験に向けた最新刊を多数蔵書し、皆さんの受験学習を支援しています。

【紹介者】世良 清

名古屋文理大学紀要

学生の皆さんは「紀要」とか「研究紀要」という言葉には、まだ余りなじみがないのかもしれない。私も、この言葉に初めて接したのは、大学4年生になって、卒業論文を執筆し始めたときだった。紀要とは、研究論文集のことと分かったが、実際に開いて見ると、およそ一冊の書籍とは思えない。なぜなら、掲載された論文が、縦書きだったり横書きだったり、漢文が登場したと思えば、化学式が登場する。掲載された論文は、何の脈絡もなく並んでいて、不思議な本だと思ったのであった。大学の教員は、学生への教育を担当すると共に、自分自身の研究も重要な役割である。教員それぞれの専門の研究分野が異なるから、様々な学術分野の論文が掲載されていることが分かった。論文の数や質によって、大学の研究力が評価されることを知った。名古屋文理大学の紀要は、2001年度に創刊され、2023年3月には第23号が発行された。本学の先生方の研究内容を知ることができ、私も本学着任以来、駄文ではあるが、欠かさず投稿している。9月末には2024年発行の第24号に向けて、初稿を認めたばかりである。
学生の皆さんも、授業レポートや卒業論文の執筆に向けて、一度目を通して見ることをお勧めお薦めしたい。内容だけではなく、研究論文の論理展開や、脚注、引用・参考文献の扱い方など、大変参考になる。普段、気軽に読むような本ではないので、図書情報センターでは、閉架書庫に所蔵されており、カウンターで閲覧を申し出ると、館内で貸し出してもらえる。大学のWEBには、電子ファイルで公開されているので、こちらをダウンロードして見るのも良いかもしれない。       

                 【紹介者】世良 清

知財教育研究 : 知財教育分科会10周年記念出版

本書は日本知財学会知財教育分科会の編集による知財教育の研究論文集です。
日本知財学会知財教育分科会は、知財についての学術団体である日本知財学会における知財教育を対象にした分科会です。知財教育分科会は、初等中等教育段階からはじまる知財教育の普及推進を目的に、2007年に設立されました。その後現在に至るまで数多くの分科会研究会の実施などを通じ、最も活発に活動してきた分科会のひとつであります。本分科会は、2013年に「知財教育の実践と理論 -小・中・高・大での知財教育の展開-」を出版しました。
これは日本知財学会10周年記念出版と位置づけてのものでしたが、今回は本分科会の2007年の活動開始から10周年を記念して、知財教育についての研究成果を取りまとめた研究論文集です。様々な教科の中で取り扱われる知財教育、これは融合的な教育であることから必然的ですが、一方で根がどこにあるかはっきりしない側面もある知財教育について、「知財教育学」という学問として確立し、教科間をつなぐ横串、よりどころとなる屋台骨を確立したいといった、本分科会メンバーの願いが込められています。

【紹介者】世良 清

作って学ぶ!Blender入門 : 3D制作の基本を完全マスター! 

この本の著者は、YouTubeでもBlenderの動画を多数公開しています。本書では、CG技術がBlenderの操作方法と共に分かりやすく体系的にまとめており、文章の説明も簡潔で分かりやすく記述されています。作例が簡単で、初心者に作りやすいと思います。図の説明の文字サイズが小さいですが、若い学生には問題ないでしょう。

【紹介者】周 欣欣

Processingではじめるビジュアル・デザイン入門

一昔前、初心者向けの最初のプログラムとして、”Hello World” を出力するプログラムがよく使われていました。しかし、最近のプログラミング入門書はほとんどがゲーム作成を目指して構成されています。この中で、この本はゲーム制作の教科書とは異なるアプローチでProcessing言語を紹介しています。最初に図形の特徴を分析し、それを実現するためのプログラムを導入するので、学生は自分が思い描くイメージから出発し、それを実現するための一連のプロセスを通じて、想像力、思考力、およびプログラミングのスキルを同時に養うことができます。

【紹介者】周 欣欣

スティーブ・ジョブズ

(Ⅰ)

(Ⅱ)

現在、アップルは世界で最も価値のあるブランドと評価されていますが、そのルーツはやはり、創業者スティーブ・ジョブスのブランドに対するこだわりにあると考えられます。彼は消費者とブランドの接点(タッチポイント)を適正に管理することによってブランド価値の向上がなされることをよく理解していました。マーケティングやブランドに興味がある人にぜひ読んでもらいたい本です。

【紹介者】栗林 芳彦

スマホ脳

スマホを捨て町へ出よう。もし、元気がないなーとか、なんかしんどいなーと感じることがあったら、スマホの電源を切って、遠くにおきましょう。できるならスマホの存在を忘れるように努めましょう。そうすればきっとあなたの気持ちは楽になります。そして大学の成績も良くなるはずです。iPadを推奨する大学もありますが、ほとんどの人がゲームやSNSで時間を費やし、不要な情報や自分好みの情報に囲まれているだけなのではないでしょうか。20万年という人類の営みの中で、人の行動や感覚、脳は鍛えられてきました。脳は更新され、人はどうすれば生き延びることができるのか、20万年という時間をかけ、ゆっくりと最適化されてきました。現在の私たちの脳、身体は20万年の集大成だとも言えます。  
しかし、私たちの身の周りにあるもの、テクノロジーは、たった数百年前に誕生したものばかりではないでしょうか。インターネット、スマートフォンが一般化されたのは、たかだか10年ちょっと前です。20万年という時間の中でさまざまな変化に対応してきた人にとって、この数10年で起こった急激な環境の変化に、人は対応することができません。そんな時間的なギャップを振り返りながら、新しいテクノロジーと人がどのように向き合うべきなのかを示してくれる、貴重な一冊です。読み終わると納得する部分がたくさんあると思います。

【紹介者】八嶋 有司

ノルウェイの森

(上)

(下)

大学生として、この本に出会えたあなたは幸せな人です。

【紹介者】伊東 宣明

映画術 : ヒッチコック 

著者のヒッチコックとトリュフォーは革新的な映画作品を多く生み出し、20世紀の映画界において非常に重要な存在でした。この本には彼らの映画に対する深い洞察、自作への分析が詳細に記述されています。そのため映画制作者にとっての必読書でもあります。普段、映画理論を読まない人でも、本に合わせて両者の映画も観ていくと、実感を伴って内容が理解できるのでオススメです。

  【紹介者】伊東 宣明

ロゼッタストーンを知っていますか?
ナポレオン率いるフランスのエジプト遠征軍が1799年に碑文のはいった岩盤を見つました。これが現在ロゼッタストーンと呼ばれているものです。このロゼッタストーンには上段に神聖文字(ヒエログリフ)、中段に民用文字(デモティック)、下段にギリシア文字が記されていました。当時、古代エジプト文字は誰も読めなくなっていました。この3つの文字で書かれた文章が同じであろうという仮説の基に、ギリシア語部分をもとにしてヒエログリフの解読にあたりました。しかし解読に成功したのは、1822年でした。解読にこんなに時間がかかったのは、ヒエログリフの部分の破損が大きかったこともありますが、ヒエログリフが漢字のように表意文字と思い込んでいたことが大きな原因でした。ヒエログリフはアルファベットのように表音文字だったのです。
さて、前置きが長くなりましたので、推薦図書のお話をしましょう。推薦図書は3冊ですがタイトルはすべて「数値計算とシミュレーション」で同じです。ロゼッタストーンのように内容は同じで、3つの異なったプログラム言語で書かれています。もちろん特定のプログラム言語が解読不可能であるといったことはありません。本のタイトルの「数値計算」は皆さんにとって馴染み深いものではありません。しかし、第4章以降のシミュレーション部分は役に立つでしょう。特に第6章の「マルチエージェント」は、AIを搭載したマルチエージェントを開発できれば今後の発展が期待できます。C言語の「マルチエージェント」では、”C言語は必ずしもエージェントプルグラム向きではない”と書かれています。Pythonの「マルチエージェント」では、そのような文言はありません。また最新刊のJuliaの本の帯では”Cの速さとPythonの記述力を兼ね備えた”と書かれています。皆さんにとってロゼッタストーンのギリシア語に相当するのが、C言語ではないでしょうか。中にはPythonに精通している人もいるでしょう。いずれの場合でも、1つのプログラム言語の知識を頼りに、別の言語を学習してみてはどうでしょうか。3冊を見比べるだけで面白いと思います。

                                   【紹介者】本多 一彦