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お知らせ

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名古屋市立高等学校各科研修講座(情報講座)が実施されました

令和4年11月18日(金)に本学にて「名古屋市立高等学校各科研修講座(情報講座)」が実施され、本学副学長兼情報メディア学部長の長谷川聡教授と情報メディア学科吉川遼助教が講師を務めました。

 本講座は「大学入試共通テスト科目「情報」及び「情報Ⅰ」の内容について」をテーマとし、各大学が入試において科目「情報」を個別試験でどのように扱うのかも含め、最新の動向や今後の展望や課題について理解を深め、加えて「情報Ⅰ」の授業で取り入れることのできるプログラミングや情報デザイン分野の実習方法などを学びました。教科指導に還元することをねらいとする今回の研修には、名古屋市立高等学校教諭8名が参加されました。

 前半は長谷川教授が令和7年度から大学入学共通テストに「情報」が出題されるまでの経緯や、公開されたサンプル問題·試作問題について紹介しました。また試作問題の解説をはじめ高校「情報」の授業に役立つ動画サイトや、プログラミングや情報デザインの実習に活用できるWebサイトを紹介し、大学入試共通テストに出題される擬似プログラミング言語である通称DNCL(またはDNCL2)の仕様と実際のプログラム言語Pythonとの関係も概要を説明しました。

後半は吉川遼助教が「個別試験における「情報」の現状と展望」として、本学並びに他大学入試における「情報」の入試概要や出題問題について傾向も含めて詳細に解説しました。続いて、参加者の方々に本学の一般入試「情報」で出題されたアルゴリズムの問題に取り組んでいただき、入試問題としての「情報」の一例をご体験いただきました。その後、大学入学共通テスト試作問題の分析から情報デザインの授業実践事例や、思考力·判断力·表現力を評価するための尺度と作問例について紹介しました。

研修後の質疑応答の時間には今後の授業方針や入試対策についての質問をいただきました。

短い時間ではありましたが、今回の講座が高校での教育の実践において先生方の一助になりましたら幸いです。