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健康栄養学科

清須保健所管内栄養士会総会と研修会が行われました(2024/6/25)

2024年6月25日(火)に、本学で令和6年度愛知県清須保健所管内栄養士会総会および研修会が行われました。

総会では、後藤千穂会長(本学 健康栄養学科教授)の挨拶から始まりました。次に愛知県清須保健所所長 栗木雅洋先生からご挨拶いただきました。愛知県では2024年度から2035年度までの12年間を計画期間とする「第3期健康日本21あいち計画」が策定されています。この計画では、これまでの健康づくりの取組の評価から明らかとなった健康課題に対する取組と、「人の生涯を経時的に捉えたライフコースアプローチ」や誰もが無理なく健康づくりに取り組めるような「自然に健康になれる環境づくり」などの新たな視点が加えられています。生活習慣の見直しにおける栄養・食生活の面では、肥満ややせの減少、減塩などの健康と食に関する知識の普及・啓発及び食環境の整備が推進されることになっています。この分野において管理栄養士・栄養士の役割が期待されている、とのお話でした。その後、総会議事がすすめられました。

総会に次いで、研修会として講演が下記の内容で実施されました。

講演:災害時の管理栄養士・栄養士の役割-能登半島地震の支援活動から-
講師:公益社団法人 愛知県栄養士会 会長 山村浩二先生

講演は、今年の元旦に起こった能登半島地震等を例に、災害時における日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)の派遣状況や活動内容、災害時の組織の構成や特殊栄養食品の提供経路、発災から時間の経過とともに変化する栄養・食支援活動についてのお話しでした。山村先生は実際にJDA-DATの愛知県チームとして1月9日から1月12日まで活動されたたことから、準備から実際の活動、現地の写真等も含めたお話しで、栄養士・管理栄養士の重要性を改めて感じるとともに、災害について日頃からの準備が必要なことを改めて感じる内容で、参加者は熱心に聴講していました。その後、参加者間で各自の勤務施設等における災害対策について情報共有をしました。

この研修会を本学で開催することによって、本学と地域の管理栄養士・栄養士のネットワークづくりにつながっています。また本学スタッフがこの研修会に参加することにより、学生への教育に役立てています。