後藤千穂教授のゼミ学生が、第13回日本栄養改善学会東海支部会学術総会(2024年6月2日開催)でゼミの研究成果を発表しました。発表演題は「産官学連携による『自然に健康に導く食環境づくり』の取り組み方法の検討(第2報)」です。
愛知県は野菜摂取量が全国に比べ低い現状であり、健康関心層だけではなく、健康無関心層にも届く、自然に健康に導く食環境づくりが大切です。後藤ゼミでは、愛知県清須保健所、マックスバリュ東海株式会社、清須市、清須市食生活改善推進協議会、本学短期大学部と連携し、産官学連携による記念日食材セット販売を昨年度(2023年9月)に実施しました。今回、その結果から購入につながる要因について検討を行い、発表しました。発表では、参加者の皆様から活発な質問をいただき、ゼミ学生は1つ1つの質問に丁寧にしっかりと回答することができました。
第13回日本栄養改善学会東海支部学術総会は「デジタル革新で拓く、栄養教育の未来」をテーマに対面開催されました。自分たちの発表をはじめ、他の研究発表、教育講演や市民公開講座も聴講、受講し、ゼミ学生も全員が積極的に質問や感想を述べている姿が大変印象的で、充実した1日となりました。今回の研究発表を通し、データ解析や発表のためのプレゼンテーション作成等、一連の流れを学ぶことができたと思います。
後藤ゼミは、栄養疫学の実践として、調査の企画・データ収集・解析・発表までの一連の流れを経験し、管理栄養士としての実践活動につながる「卒業後も役に立つ技術」を身につけることを目指しています。