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健康栄養学科

北川ゼミが稲沢市立稲沢西中学校で食育出前授業を行いました

令和5年11月1日(水)に北川ゼミが、稲沢市立稲沢西中学校の1年生を対象に食育出前授業を行いました。今回は、北川ゼミの学生だけでなく稲沢西中学校の保健委員の皆さんと一緒に以下の3つのテーマで授業を実施しました。

「かむことの大切さを知ろう」

生徒自身がよくかんで食べることの大切さを知り、かみ応えのある食材を意識して食べてもらうことを目的に行いました。はじめに江戸時代の農民、将軍、貴族の食事内容と頭蓋骨のちがいから食事の骨格への影響を説明しました。授業の途中には、事前に保健委員さん10名が実施した給食の咀嚼回数調査の結果を代表の保健委員さんに発表していただきました。最後に、よくかむことによる体へのメリットとかみ応えのある食材について生徒と一緒に考え、かむことの大切さについて理解を深めました。

②「自分に合った食事を知ろう」

生徒が食事バランスガイドを通して、自らに必要な食事量などを理解し、今後の食習慣への意識を高めてもらうことを目的に行いました。はじめに1日に何をどれだけ食べれば良いかをコマの絵で表現した「食事バランスガイド」について説明を行い、バランスの良い食事づくりについて伝えました。グループワークでは、実際に食事バランスガイドを利用して献立作成を行いました。グループで協力しあいながら楽しそうに取り組む生徒の皆さんの姿が見られました。

③「スポーツと食事のつながり」

スポーツをする中学生にはいつ、どのような食事をどれだけ摂ることが大切なのか伝え、身体を動かす上で必要な食事量、栄養バランスについて理解してもらうことを目的に行いました。はじめにスポーツをする中学生に必要なエネルギー量や補食の活用について説明しました。そして学んだことを踏まえて、スポーツをする中学生の食生活事例の改善案を参加者全員で考えました。参加した生徒の皆さんから様々な改善案があげられ、活発な意見交換ができました。

食育出前授業を終えたゼミ生は、「生徒の皆さんが真剣に授業を聞いてくれて、とても嬉しかった」や「初めてのことばかりで不安もあったが、食事の重要性を伝えることができ貴重な経験となった」と語っていました。今回の食育出前授業を行ったことで、学生が中学生に対する食育について深く学ぶことができました。貴重な機会をいただきました稲沢西中学校の皆様方に厚く感謝申し上げます。