本学フードビジネス学科には、学科特別科目「フードビジネス特別講義Ⅱ」があります。この講座は、愛知県岡崎市に本社のあるタニザワフーズ株式会社の実務家を講師としてお招きして15回の講義にご講演いただく寄付講座で、フードサービスビジネスの実態と業界の将来について学んでいます。

　令和5年11月1日（水）の授業では、タニザワフーズ株式会社社長の谷澤様にご登壇いただきました。タニザワフーズ株式会社は、1975年からチェーンストア経営を基盤として、外食のマルチメガフランチャイジー企業として、外食業界の産業化の推進と地域社会の豊かさの向上に貢献されてきました。その会社の歴史や取り組み、会社の教育、フランチャイズについて、フランチャイズの可能性などを、ご自身のことも交えてお話しいただきました。

　また、日本フードサービス協会の副会長にも就任されており教育をご担当されているところから、教育とは投資でありその投資をうけたならば会社へバックしてほしいことや、事前に集められた学生達からの質問には、自分がその立場に立ったらどうかなど学生に問いかけながら、ひとつひとつ丁寧に回答されました。「社長になってから変えたしくみはあるか」との問いには、「時代に沿って仕組みは変えているが、会社が掲げている「経営理念」からはブレずに行っている」など、就職活動に向けて大事なことを学生に伝えられました。

　今回はフードビジネスを学ぶ本学学生にとって会社経営をされている社長に直にお話が聞ける非常に貴重な機会となりました。引き続き、専門領域で活躍されている実務担当者から学んでいきます。