情報メディア学部

情報メディア学科

教職課程

高校教諭免許 「情報」

どのコースの学生でも履修できる教職課程

教職課程は、どのコース*1の学生でも並行して履修することができます。 4つのコースで学ぶ内容の中には、高校「情報」の授業で扱う内容の、深いレベルの知識がちりばめられており、 自分の専門分野を生かしながら情報分野全体の幅広い知識を身につけることができます。

*1 情報メディア学科では、1年次は全員が共通の内容を学び、2年次から4つのコースのうち1つを選択して専門性を高めていきます。 コースを選んだからといって他のコースの科目が取れなくなるわけではなく、4つのコースの授業を組み合わせて履修することができます。

「情報」の専門性と「学校を知る」学び

教職課程では、各コースでの専門的な学び、高校「情報」の授業で必要となる情報分野の内容、 そして学校のしくみや教育制度、子どもたちの発達や心理など教員として必要な知識を並行して学びます。 4年間でこれらの科目を修得し、教育実習を終えることで、高等学校教諭一種免許状(情報)の取得をめざすことができます。

現場経験のある教員による「情報科教育法」

3年次以降には「情報科教育法」などの専門科目で、高校の情報科の授業づくりを本格的に学びます。 本学の教職課程では、東京都立高校や名古屋市立高校での勤務経験、情報教育に関する書籍の執筆・出版経験といった実績をもつ教員が、 現在も高校の授業を担当しながら大学で指導しています。地域による違いや最新の指導の工夫もふまえ、 「机上の空論ではない」実践的な指導を受けられることが大きな特徴です。

模擬授業ときめ細かな振り返り

情報科教育法の中では、学生が自分で授業案を作成し、模擬授業として実際に教壇に立ちます。 模擬授業の様子を録画し、立ち振る舞い、声のかけ方・説明のわかりやすさ、目線の配り方、 ハラスメントや人権に配慮した言動といった観点から後で振り返りを行います。 一人ひとりの授業を丁寧に見てフィードバックすることで、高校生が安心して学べる授業づくりの力を少人数でじっくり育てていきます。

4年間の学び(カリキュラム)

1年生

・教育原理/教師論/教育課程論/教育の制度と経営

学校教育制度のしくみや基本的な考え方を学びます。教職入門として、 「教育はなぜ必要なのか」「学校にはどのような役割があるのか」 「教員にはどのような仕事や責任があるのか」を丁寧に理解していきます。

2年生

・教育心理学/特別活動論/総合的な学習の時間の指導法

授業の進め方や学習指導の技術、教育相談に関する基礎を学びます。 児童生徒の心身の発達段階をふまえてどのように支援していくかという 基本的な知識と技能を身につけ、具体的な支援の方法について理解を深めます。

3年生

・教育の方法と技術/教育実習指導/情報科教育法Ⅰ・Ⅱ

情報科教育に必要となる知識・技能に加えて、思考力・判断力・表現力を育てる 授業づくりについて学びます。同時に、主体性や協働性、多様性への理解など、 魅力ある情報科教員に求められる「学びに向かう力」や人間性を深めていきます。

4年生

・教育実習/教職実践演習(高校)

これまで3年間で学んできた教科および教職に関する内容を土台に、 教育実習や教職実践演習を通して、実際の学校現場で学びの総仕上げを行います。 主体性と協働性を発揮しながら、多様な生徒一人ひとりに向き合う実践力を身につけます。

図書館 教職課程関連図書のエリア

教職課程の学生向けの雑誌や、教員採用試験情報などを集約して取り扱っています。 また、高等学校の教科書を積極的に蔵書しています。

名古屋文理大学 情報メディア学部 情報メディア学科で取得できる免許状について

免許状の種類:高等学校教諭一種
教科:情報

高校生が「楽しかった!」「なるほど〜」と言ってくれる授業ができる新しい教員を育成しています。

御家 雄一 先生

1年次から教職課程も履修すると、教員免許状(高等学校教諭一種免状「情報」)を取得できます。本学の教職課程は、高校教員の現場経験者や教育行政の専門家、情報Ⅰの書籍出版者や現役高校教員研修担当者などの教員が担当し、学校現場の実践視野に入れた即戦力を育てる指導をします。授業の手法のみならず、生徒への気配りや目線の移動、喋り方なども踏まえて指導。知識が増え、能力が伸びていくことを実感できます。

Point

実践的な模擬授業で、教員に必要な知識に加えて、話し方や指導方法など幅広いスキルを学ぶことができます。また、他の学生の模擬授業を見ることで、自分とは異なるアプローチや新たな発見があります。

実際の高校教育の現場を知ることができるので教育実習に自信が持てます。

情報メディア学科 4年
加藤 令奈さん