本学情報メディア学部情報メディア学科の御家雄一助教が、2025年8月19~21日に開催された「情報処理学会 情報教育シンポジウム2025(SSS2025)」で最優秀発表賞を受賞しました。
このシンポジウムは情報処理学会 コンピュータと教育研究会が主催するもので、今年は武蔵野大学有明キャンパスを会場として開催されました。受賞した研究は、小林裕司教諭(名古屋市立緑高等学校)を筆頭著者とし、御家助教との共著による「論理回路の設計を体験できるブラウザ学習教材の開発と実践」で、高く評価されました。
本発表では、HTML と JavaScript を用いて開発した論理回路設計体験教材を報告しました。本教材は、生徒がブラウザ上で論理ゲートの動作を視覚的かつインタラクティブに体験できる環境を提供し、従来の教科書演習による受動的理解にとどまらず、加算器設計などの応用的な概念習得を実現しています。さらに、生徒の操作ログ解析による定量評価を組み込み、教育効果を客観的に検証しました。
御家助教は今後も、中等教育・高等教育の授業におけるICT活用の発展的な取り組みを進めていく予定です。

開発教材・論文
[*1]「論理回路の設計を体験できるブラウザ学習教材」は、Github経由で公開しており、自由に触ることができます。
https://nagoya-kobayashi.github.io/logic_circuit/step/step01/index.html
[*2]コンテンツはオープンソース化しているため、自由にご利用いただけます。
https://github.com/nagoya-kobayashi/logic_circuit
[*3]情報学広場:情報処理学会電子図書館「論理回路の設計を体験できるブラウザ学習教材の開発と実践」
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/records/2003530