令和4年10月2日(日)、稲沢市保健センターにて稲沢市健康フェスティバルが3年ぶりに開催され、本学健康栄養学科 後藤千穂教授のゼミ4年生7名がヘルスメイトコーナーのスタッフとして参加しました。後藤ゼミは地域における栄養教育の実践から研究報告までを一貫して取り組んでいます。
今回のイベントでの活動は、野菜摂取量が男女とも下位群の愛知県(平成28年国民健康・栄養調査結果より)において、野菜摂取量の増加を目的とした食育活動であり、食生活改善推進員(ヘルスメイト)の方々と野菜摂取を促しました。
イベントでは、野菜のファッションをした学生が、自分たちで考案したレシピの料理の実物を展示するとともに、印刷したレシピの配布を行いました。その中で「包丁を使わない」、「3ステップで作れる手軽で時短になる料理」のレシピを持って帰られる方も多くいらっしゃいました。
厚生労働省は、成人1日あたりの野菜摂取量を350gと推奨しています。
学生達は、「切り方の異なるキャベツ1皿が何gかを当てるクイズ」や、「1皿70gの小皿を5皿食べるようにしましょう」と分かりやすく解説をし、参加者の方々に楽しく野菜について学んでいただきました。
ヘルスメイトの方達と、市民の皆さまに野菜を知って食べてもらう方法について話し合い、実現したこのヘルスメイトコーナーには、約163人(子どもを除く)の方が参加してくださいました。
ゼミ学生にとっても「市民の皆さんが感心を持ち、質問もいただきとてもやりがいがあった」、「家で作ってみようと言っていただきとても嬉しかった」と充実した食育活動になりました。
学生が工夫したレシピやクイズを通し、稲沢市民の皆様への野菜の摂取量と方法についてご紹介することにより、本学科の地域貢献事業の1つとなりました。