愛知県は食生活改善支援事業として、行政をはじめ食に関する事業者や関係団体、大学と連携して、県民の食環境整備を支援しています。健康栄養学科後藤千穂教授のゼミでは8名の4年生の学生が、地域における栄養教育の実践から研究報告まで一貫して学んでいます。その一環として、産官学連携事業「マックスバリュ清須春日店×名古屋文理大学×清須市×清須市食生活改善推進協議会×清須保健所の記念日食材セット品の提供」に取り組みました。
昨年度に引き続き、プロジェクトのコンセプトにあう記念日9月25日の「主婦休みの日」(日本記念日協会にサンケイリビング新聞社が申請認定した記念日)に向け、ナッジ理論(小さなきっかけを与えることにより自分自身でより良い選択を自発的にとれるようにする行動経済学の理論)を基に、簡単に調理ができ、野菜の摂取に配慮したメニューを考案しようと、令和4年5月からマックスバリュ様、愛知県清須保健所様とキックオフミーティングを行い、その後オンライン等で打ち合わせを重ね、食生活改善推進協議会の方々にもご意見をいただき、最終的に、“にんじんのリボンサラダ”、” ポテトチップスサラダ”、” チーズとベーコンのピーマンカップ”、” キャベツとチキンのレンジ蒸し”の4品の販売が決定しました。
令和4年9月22日(木)から28日(火)に、同レシピと食材をセットにした商品をマックスバリュ清須春日店にて提供し、初日の22日には学生4名が袋詰めから陳列、接客も行いました。今回も新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から声掛けや試食による販売促進活動ができないため、iPadを売り場に据えて今回の企画を紹介しました。
学生達は、多種多様なスーパーのお客様へのアプローチや試食していただくことが出来ないコロナ禍での販売の難しさを経験し、「とても勉強になった。この経験を次年度(後輩)につなげていきたい」と語りました。
この取組みによってお客様の食事作りに役立てばと思います。
引き続き地域の方々の食生活改善に貢献していきます。