令和4年6月22日(水)に健康栄養学特論・臨地実習指導にて健康栄養学科3年生を対象に講演会を開催しました。
ナフス株式会社・メディカル開発室長、ならびに機能強化型認定栄養ケア・ステーション鈴鹿の代表としてもご活躍されている「中東 真紀」先生を講師として、福祉施設における管理栄養士の役割についてご講演していただきました。 講演では、「嚥下機能」に関するお話を中心に、「ご自身の体験談」や「海外の福祉施設での食事」などを教えていただきました。特に、管理栄養士における「ミールラウンド(食事場面の観察)」の重要性について、入所者さんが食事をとる前から状況を観察したり、サイレントアスピレーション(見えない誤嚥)を起こしていないかを聴診器で確認するなど、福祉施設現場ならでは貴重なお話をしていただきました。また、福祉施設の管理栄養士が、入所者さんの食事の様子を実際に見て回り、一人でも多くの方が楽しんで食事をできるようにサポート・工夫をしていることを知り、学生にとって大変有意義な時間になりました。
福祉現場の具体的なお話をしていただいたことで、学生たちは福祉施設で働く管理栄養士像をイメージできたと思います。これを機会に、一人一人に合わせたケアをしていくことができる管理栄養士になってくれるよう期待しています。