令和4年5月21日(土)・28日(土)・6月4日(土)に稲沢市との連携公開講座【イタリアオペラを楽しもう】が開講され、栗林芳彦教授が講師を務めました。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により数度延期されましたが、今年度は当初の予定通り開講することができました。
毎年恒例となっているこの講座は、リピーターの方もいますが、オペラの面白いところや楽しみ方の解説から始まる、オペラ初心者でも楽しめる講座となっています。今回はプッチーニの「トゥーランドット」を題材に、全3幕を1幕ずつ3回に渡り、栗林教授による事前の解説後鑑賞していただきました。北京が舞台であり、中国の旋律にまた違った印象だったと思います。第3幕に関しては、プッチーニの死により未完のためアルファーロとルチャーノ・ベリオそれぞれが完成させた補作の見比べも楽しんでいただけたことと思います。
同じ題材でも作曲者によって印象が変わるオペラ。他の作品も鑑賞し、自分好みの作品を探してみるのも楽しいかもしれません。