全学科対象基礎教育科目「地域の課題」(担当教員:栗林芳彦教授)では、学生が地域の課題について学び、それに対する解決策を自ら考えることによって、市民と行政の在り方についての理解を深めることを目的としています。授業は、稲沢市役所の担当課からのオリエンテーションを受けた後、グループで議論し、課題の解決法をプレゼンテーションする形で進められます。
令和7年10月31日(金)、稲沢市立中央図書館の塚本館長様にお越しいただき、2つ目の課題のオリエンテーションが行われました。稲沢市内の3つの図書館の現状や課題、新しい取り組みについて解説していただいた後、「市立図書館の未来はどうあるべきか」という課題が課せられました。オリエンテーション後の質疑応答では、学生たちから積極的な質問があり、課題に真剣に取り組む姿勢が見受けられました。
翌週からの2週間、学生たちは5つのチームに分かれ、与えられた課題に対して現状調査を行い、問題点を抽出した上で、その解決策や今後の展望を検討しました。
そして令和7年11月21日(金)、この日も館長様にお越しいただき、5つのチームがプレゼンテーションを行いました。館長様からは、各チームに対してコメントをいただき、最後に「しっかりと分析を行い、考えをまとめてくれたことに感謝しています。皆さんの提案は魅力的で興味深く拝聴しました。ぜひ、これを機会に図書館を積極的に利用してください」との講評をいただきました。
今回の課題を通じて、学生たちは図書館に対する新たな視点や可能性について知識を深めました。次回は稲沢市役所秘書政策課様からの課題に取り組む予定です。







