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健康栄養学科

管理栄養士の役割についてご講演いただきました。(1) 病院

令和7年6月3日(火)、臨地実習指導の一環として、健康栄養学科3年生を対象に講演会を開催しました。

今回は、愛知県厚生農業協同組合連合会(JA愛知厚生連)海南病院で管理栄養士としてご活躍中の陳真規先生を講師にお招きし、病院における管理栄養士の役割や、臨地実習に臨むうえでの心得についてご講演いただきました。

はじめに、臨床栄養に関するお話や病院での管理栄養士の具体的な業務について、先生ご自身のご経験を交えながら、分かりやすくお話しいただきました。特に「受け身の栄養管理ではなく、自発的に関わる栄養管理の重要性」についてのご説明は、学生たちにとって大きな気づきとなりました。

また、これから始まる臨地実習に向けて、「目的」と「目標」の違いについてもお話いただきました。実習を通してどのように成長したいのかという目的を明確にし、その目的に向かって具体的な目標を立てることの大切さを教えていただきました。

講演の最後には、学生からの質問にも丁寧にお答えいただき、学生たちは現場での具体的なイメージをより深めることができたようです。

病院での実際の事例を交えたお話を通じて、管理栄養士に求められる役割や姿勢について理解を深めることができました。特に、「栄養面の管理だけでなく、患者さんに“おいしく食べてもらうこと”を常に意識することが基本であり、それが患者さんのQOL向上にもつながる」というお話は学生にとって印象的だったと思います。

この講演をきっかけに、学生一人ひとりが「何を学びたいのか」「どんな管理栄養士になりたいのか」を明確にし、今後の実習を通じて多くのことを吸収し、幅広い知識と実践力を身につけていくことを期待しています。