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そぶえイチョウ黄葉まつり期間に講演会『イチョウは生きている化石』を開催しました

 令和6年11月24日(日)に東京大学名誉教授・法政大学名誉教授の長田敏行をお招きし、稲沢市祖父江生涯学習センター「ソブエル」にて一般講演会『イチョウは生きている化石』(主催:名古屋文理大学 食と栄養研究所 祖父江町商工会)を開催しました。これは、12月23日(土)~12月1日(日)に開催された「そぶえイチョウ黄葉まつり」の一環として開催されたものです。

 来聴者は35名で、地元のシニアの方が中心でしたが、他府県の一般の方、他大学の方もおられました。地元の方々にとってギンナンはとても身近で関心の高い農産品ですが、例えば、恐竜との関係、裸子植物の系統発生、人の国際的往来との関わり、医薬品としての可能性など、我々が気づいていない、イチョウの生物学的、医学的な側面について講演がなされました。

 講演後、聴衆から質問が数多くあり、イチョウの化石を持参し、その質問をされた方もおられました。会場内にはイチョウを研究している本学フードビジネス学科内田英伸教授が指導しているゼミ生が作成したポスターが掲示され、地域貢献活動に取り組んでいる吉田洋教授の研究資料も配布されました。最後に、祖父江町商工会の澄川会長からご挨拶いただき、地域のイチョウの魅力を紹介していただきました。

 なお、長田先生より本学の図書情報センターに献本いただいた分かりやすいイチョウのご著書『イチョウの自然誌と文化史』と『生物の科学 遺伝(特集I イチョウ研究最前線)』は、稲沢市内の図書館からでも相互貸借が可能になっています。

 内田教授と吉田教授は、今後も地域特産の農産品であるギンナンについて全国に向けて情報発信をし、地域に貢献してゆきたいと語りました。