令和6年9月10日(火)に稲沢市立下津小学校および稲沢市立山崎小学校の6年生児童を対象に、北川ゼミの学生が先生となって「作ってみよう!私たちの朝食」をテーマに、食育出前授業を行いました。今回の出前授業は、児童が朝食の必要性と役割を理解し、バランスの良い朝食の献立を立てることを目的としました。
授業では、初めに児童が1学期に学んだ朝食の役割について復習した後、学生が考案した朝食の献立例を用いて献立を立てる際のポイントを学習しました。そして、ポイントを踏まえて、朝食の献立を各自で考えてもらいました。その後3~4人の班に分かれ、料理カードを使用して献立を考えるグループワークを行い、より良い朝食の献立を班で1つ作成しました。グループワークでは、周りのお友達と協力しあいながら楽しんで授業を受けている児童の様子がたくさんみられました。
また、保護者の方にも学習内容を伝えるために朝食の大切が記載された「食育だより」や朝食で食べた料理やその中で自分が用意した料理は何かを記録する「朝食チャレンジシート」を配布しました。
最後に、これからの朝食の目標を考えてもらい、再度朝食の大切さを伝え、授業は終了しました。
下津小学校で授業を終えた学生達は、「はじめは緊張しすぎてもっと練習しておけば良かった。グループ活動で班にすると活発な話し合いとなったがなかなかまとまらない班が多かった。」と難しさを語っていましたが、回を重ねるごとに反省をいかし、山崎小学校ではグループワークも楽しんでいたようでした。
食育出前授業を終えた学生は、「子どもたちと実際に触れあったことで小学生の朝食事情など新たな発見がたくさんあった」や「授業を通して食べ物の重要性を伝えることができてうれしかった」と語っていました。
今回の食育出前授業は、学生にとって児童の朝食に対する考え方を直接知ることができる貴重な経験となりました。下津小学校、山崎小学校の皆様方に厚く感謝申し上げます。