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お知らせ

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名古屋市立高等学校各科研修講座(情報講座)の講師を務めました

 令和5年11月17日(金)、本学にて名古屋市立高等学校各科研修講座(情報講座)が開催され、「大学共通テスト科目「情報」の現状と対策、情報Ⅰの授業実践(データサイエンス)」をテーマに情報メディア学科の長谷川聡教授と田近一郎教授が講師を務めました。当日は名古屋市立高等学校情報科担当教員等10名が参加されました。

 最初に長谷川教授は、高大連携だけでなく教育における高大連接が重要であるとし、日本では「AI戦略2019」以来の教育改革で、全ての大学で「数理・データサイエンス・AI」のリテラシーレベルの教育が行われるようになったことを、本学大学・短大ともに認定されている文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育」プログラム(リテラシーレベル)の認定制度を例に紹介しました。高校「情報」、大学入試「情報」、大学の「数理・データサイエンス・AI」教育の連接を意識することが望まれます。

 続いて田近教授は、内閣府が定める「AI戦略」から高校における情報教育の充実が求められていることや「情報Ⅰ」とデータ分析プロセスCRISP-DM(Cross-Industry Standard Process for Data Mining)の「データ理解」の対応について解説した後、大学入学共通テスト試作問題「情報Ⅰ」のデータサイエンス分野の問題をデータ作成のプロセスから始めて、Pythonプログラムをツールとして用いて参加者の教員の方々と解いていきました。

 参加いただいた方からは、「どのように問題作成されているかが分かった。」「少し触っただけでも感動した。」「Pythonの汎用性を生徒に伝えたい。」などのご感想をいただきました。

 短い時間ではありましたが、今回の講座が今後の教育にお役に立ちましたら幸いです。