令和5年7月11日(火)・12日(水)の2日間、高大連携協定先の愛知県立佐屋高等学校ライフコーディネート科情報デザインコースの生徒対象に本学情報メディア学科伊東宣明助教が出前授業を行いました。
「ロゴから架空の会社をつくってみる」をテーマにロゴ制作に取り組む授業でした。伊東助教の受講者の意見を訊きながらすすめていく大学での講義スタイルと同じように授業は進められました。
まず1日目はいくつかの企業ロゴについての講義から始まりました。ロゴには企業の理念や様々な意味が込められており、企業のそのブランドイメージの確立に深く関わっていることが紹介されました。
次に形そのものが伝えるイメージについて解説後、パワーポイントを用いて「ロゴから架空の会社をつくってみる」制作ワークショップが始まりました。まずはロゴを制作する前に、アイコンを選出し、一つのアイコンがもつ色々な意味を考え、どのような会社に使えるか考えてもらいました。
2日目はフォントについての授業でした。伊東助教が人類史上もっとも偉大な発明のうちの一つが文字であることを解説した後、ロゴを制作する上で重要な要素であるフォントについての講義が行われました。
その後、前日の続き「ロゴから架空の会社をつくってみる」制作ワークショップが再開されました。
生徒さんはパワーポイントでロゴを作成した後、ロゴから架空の会社(店)の名前を考えて、どんな会社(店)なのか考えると完成です。
アイデアをたくさん出すことによりデザインを良くしていく制作スタイルで、生徒の皆さんは意欲的に制作していきました。
伊東助教は図形から意味を考えて言葉で分解することによって作りやすくなること、適当に選んだ図形から考えてみても面白いことを伝えていました。また通常のデザインプロセスとは真逆になりますが、ロゴを先に考えると、コンセプトや会社名が考えやすくなるとアドバイスしていました。最後に講評会をしましたが、生徒の皆さんがつくられた作品はどれも素晴らしいと、伊東助教は感心していました。
生徒さんからは、「ロゴの面白さ、ロゴで人を引き寄せる企業のすごさ、会社はロゴに守られていると感じた」、「ロゴ一つ一つ作るのに時間がかかる。豊かな想像力が求められる」と感想をいただきました。
これを機に今後もデザインの面白さを追求していっていただけると嬉しいです。