4月11日、情報メディア学科の新入生109人にiPadが配布されました。2クラスに分けて開講される1年生の必修授業「情報メディア論」(長谷川教授担当)の冒頭で、新しいiPadの配布が行われました。ApplePencilと SmartKeyboardも同時に配布されました。
名古屋文理大学情報メディア学科では、2011年に日本の大学で初めて新入生全員にiPadを無償配布して以来、教育に活用してきました。今年度でiPad配布は13年目になります。
この日は、授業のSA(student Assistant)の上級生だけでなく、情報メディア学科の先生方が何人もサポートに駆けつけ、さらに3月末に卒業して4月から公立高校の「情報」科の教諭となった卒業生も手伝いに来てくれていました。
近年はGIGAスクール構想のもと小・中・高校でもタブレット端末の利用が進んでいます。本学では全学・全教室で無線LANが利用でき健康生活学部も含め全学部全学科でタブレット端末を配布して活用しています。
新入生らは、さっそく配布されたiPadをアクティベートし、ペンシルをペアリングしたりキーボードを試したりしていました。
情報メディア学科では、iPadを情報端末としてコミュニケーションや教育ツールとして授業などで活用するだけでなく、アプリ開発のプラットフォームや映像やサウンドのコンテンツ作成ツールとして、また各種センサやカメラを内蔵しモバイル性を備えたメディア端末としての新しい活用を発想することで、学生たちが発想力を高め想像力と創作力を高める契機とすることを期待しています。
配布当日も、授業では、「これまでに誰も考えなかった斬新なiPadの活用法の提案」が課題として授業のLMS(学習管理システム)に示されていました。情報メディア学科では、講義科目の課題だけでなく、学生が学年を超えて自主的に活動して学び合う「学生プロジェクト」などでもiPadをはじめとする様々なデバイスや装置も活用されています。
新型コロナによる制約が徐々に解除され、コロナ以前のような対面活動とオンラインを活用したコミュニケーションの両者を有効活用していくことが可能となりつつあります。今後は新入生を加えて、さらに新しい発想が広がることが期待されます。