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お知らせ

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寿教室にて講演を行いました

令和3年12月3日(金)、豊かに生きる知識を学ぶ寿教室の第5回に健康栄養学科石川豊美准教授が「医食同源~先人の知恵に学ぶ~」と題し講演しました。寿教室は例年会場が手狭で参加者を2グループにわけて開催されていましたが、今年は4月に完成したばかりの稲沢市祖父江生涯学習センター「ソブエル」にて開催され、32名の方がご参加されました。

講演ではまず新型コロナウイルス感染症流行前の高齢者の食生活について、ひとり暮らし、夫婦のみ、子供家族と同居など家族構成による違いについてアンケート結果を解説。高齢者のひとり暮らしの食の特徴は「孤食」「メニューの偏り」「不規則化」で、20代独身ひとり暮らしと共通点が多くなっています。

さらに、新型コロナウイルス感染症の流行により全世代とも手作り、テイクアウトの利用が増えました。また、外出を控えるため食材の購入方法も宅配やネットスーパーの利用が増えています。

その結果、増えている7つの「こ食」について解説しました。なかでも「孤食」「固食」「小食」「粉食」「濃食」は高齢者の健康リスクにつながるため、低栄養を予防し老化を遅らせるための食生活指針も併せて紹介しました。

最後に、たんぱく質の摂り方や口体操など普段の生活で役に立つアドバイスをし、締めくくりました。

講座では、参加者が時折うなずく姿もみられました。これを機に、より毎日元気に有意義な生活を送っていただけたら幸いです。