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お知らせ

健康栄養学科

寿教室にて講師を務めました

令和4年12月2日(金)、豊かに生きる知識を学ぶ令和4年度寿教室の第7回に本学健康栄養学科 石川豊美准教授 が「医食同源~先人の知恵に学ぶ~」と題し講演しました。本講演は、稲沢市祖父江生涯学習センター「ソブエル」にて開催され、約30名の方にご参加いただきました。

 初めに、平均寿命と健康寿命(健康で自立した生活ができる期間)に男性8.84年、女性12.35年の差があり、この差をなかなか縮めることができていない。その原因の一つに「新型栄養失調」があげられます。新型栄養失調とは自分では十分な食事をとっているつもりでも、食べ方によっては摂取カロリーは足りていても体に必要な栄養素が不足している状態で、調査によると70歳以上の5人に1人が該当しています。そこで食事の内容や体の変化など様々な項目を挙げながら、自分に当てはまることがないか参加者の方々に考えていただきました。

 また、栄養素の中でも特にたんぱく質の不足に注意が必要だと説明し、低栄養を予防し老化を遅らせるための食生活指針について解説しました。食生活チェックシートを活用し、「さあにぎやか(に)いただく」の合言葉のもと様々な食品をバランスよく食べることを意識していただけるようお話されました。

最後に、いつまでもおいしく食べるための口の体操を紹介し締めくくられました。

 会場では参加者の方々がうなずきながらメモを取られる姿もみられました。本講演を機に、より毎日元気に有意義な生活を送っていただけたら幸いです。