令和3年７月５日（月）に健康栄養学科3年生を対象に講演会を開催しました。

　講師には社会福祉法人福寿　特別養護老人ホームさわやかの郷で管理栄養士として活躍されている石田加代子先生を招き、福祉施設における管理栄養士の役割についてお話をしていただきました。

　講演では、食事の飲み込みが難しい方でも食べられる食事の調整方法や栄養管理の方法を詳しく教えていただきました。特に、献立作成する上で心がけていることや、食事を噛むことが難しい方への食事、飲み込みが難しい方の食事などの工夫、臨地実習での作業内容をたくさんの写真を用いて丁寧に教えていただきました。

　今回の講演を聞いて、利用者さんの食事の様子を実際に見て回ること、看護師や言語聴覚士など他職種と連携しカンファレンスを行うことなど、一人でも多くの方の思いを叶えるためのサポートをしていることを知り、学生にとって大変有意義な時間になりました。

具体的なお話をしていただいたことで、福祉施設で働く管理栄養士像をイメージできたと思います。これを機会に、「食べる」ことに関する「おいしさ」を追求しながら食後の感想やその後の体調変化がないか全てにおいてケアをしていくことができるよう期待しています。