令和5年6月13日（火）に臨地実習指導にて健康栄養学科3年生を対象に講演会を開催しました。

　社会福祉法人　愛生福祉会　特別養護老人ホーム　庄内の里にて管理栄養士としてご活躍されている関根 亜由子先生を講師として、福祉施設における管理栄養士の役割についてご講演していただきました。

　講演では、福祉施設の管理栄養士業務として献立作成、発注、衛生管理、栄養ケアマネジメントなどについて教えていただきました。特に、施設で力をいれている「イベント食・行事食」について、土用の丑の日にはうなぎ、ひなまつりにはお寿司、というように入所者さんに季節を感じていただくことのできる料理を提供されていることをお話し頂けました。栄養のある食事を提供することも大切にしながら、入所者さんに食べていただくことをとても大切にされていました。また、看取りケアでは、多職種が連携し、入所者さんのためにできることを考え、提案されていることを実例を交えてお話しいただきました。最後に、学生に向けて臨地実習の心構えについてもお話しいただき、学生にとって大変有意義な時間になりました。

今後も、健康栄養学科3年生を対象に臨地実習に向けて事業所や学校、病院で活躍されている管理栄養士の先生をお招きして、講演会を開催します。学生たちが、講演会で得られた知識を活かし、これから始まる臨地実習に向けて学びたいことを明確にして、積極的に取り組んでくれることを期待しています。