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お知らせ

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後藤教授が愛知県栄養士会で講演(対面とWeb)しました

公益社団法人愛知県栄養士会で生涯教育基本研修会が開かれ、健康栄養学科の後藤千穂教授が基調講演を行いました。この研修会は3回連続のシリーズとして2022年9月3日(土)、10月22日(土)、11月27日(日)に、ウインクあいちでの対面方式とWeb参加のハイブリッド方式で開かれました。

この研修会は今年度から始まった取り組みで、管理栄養士・栄養士としての「専門業務の見直しと改善の取り組み」をテーマに、「課題発見、課題解決、評価、フィードバック」について一連の実践研究手法を修得することにより、多職種連携が進む中での専門職種のレベルアップを目指しています。

後藤教授は、初回の9月3日の基調講演を行いました。テーマは「実践研究における問題発見力を養うために必要なこと(先行研究論文等の抄読法)」でした。

講演では、管理栄養士・栄養士が専門職として取り扱う「エビデンスとは何か」からはじまり、研究の流れの説明が行われました。この中で、研究の目的としてリサーチクエスチョンをたて、先行研究の文献検索をする必要性とその方法についての話がありました。また、論文の種類と論文の基本構成、論文の読み方、研究計画の立て方や、研究の種類と研究デザインの選び方、倫理的配慮など、実践に役立つ内容の説明がありました。

参加者は全員、管理栄養士・栄養士であり、基調講演後は、それぞれの職域部会ごとに分かれ、各自の日常業務から明らかにしたい事柄についてグループ別演習を行いました。その間、後藤教授は各グループを回ってアドバイス等を行いました。演習の最後には各グループから課題についての報告があり、第2回目までに専攻論文等を調べる等の宿題となりました。その後、2回目(10月22日)の「データ収集と解析」、3回目(11月27日)の「報告書の作成、プレゼンテーション」が実施され、第3回目の11月27日には、後藤教授も各グループの演習を支援しました。

参加者の皆様からは「これまで体系立てて研究手法や論文の読み方を学んだことがなかったため、今後の業務の進め方の参考になった」などの感想をいただきました。

専門家である管理栄養士・栄養士の皆様の日々の業務内容から得られた知見をエビデンスとして構築するため、本学の教育研究成果を社会に還元していきます。