2021年7月30日(金)に、本学・稲沢市・一般財団法人稲沢市文化振興財団の三者による連携公開講座が開かれ、後藤千穂教授が「からだの中からイキイキと~野菜摂取と減塩~」の講演を行いました。
参加者は稲沢市の市民の皆様16名で、新型コロナウイルス感染症感染拡大予防対策を行ったうえで、実施されました。
講演は、新型コロナウイルス感染症の影響で、自宅で食事を食べる人や料理を作る人が増え、また家族と食事を食べることも多くなり、家庭食の重要性が今まで以上に高まったという解説から始まりました。糖尿病や肥満等が原因で新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高まるという結果を紹介し、普段からいかに免疫力を高めることが必要かという観点から、今回は野菜と減塩に焦点を当てて講義されました。
野菜の目標摂取量は1日350gで、食べるコツは、朝食・昼食・夕食のそれぞれで野菜料理を食べる事、また野菜は種類ごとに特徴があり、それぞれ栄養素が含まれているが、1食ずつ(朝食・昼食・夕食)をきれいな色にすることが色々な野菜を食べるポイントであること、野菜を増やすと塩分摂取量も増えるため、塩分のとりすぎには注意することなど毎日の食生活に役立つ内容でした。
参加者の皆様は熱心にメモをとっていらっしゃり、近年の研究結果をふまえた、分かりやすい解説でとても参考になったようでした。
参加者の方からの質問もあり、有意義な講座となりました。