祝
第48回全国高等学校総合文化祭(清流の国ぎふ総文2024)弁論部門
第70回文部科学大臣旗全国高等学校弁論大会
最優秀賞・文部科学大臣賞
岐阜県立岐阜北高等学校 古田桃香さん
全国高等学校総合文化祭は、約2万人の高校生が集い、約10万人の観覧者が訪れる全国の高校生による芸術文化活動の祭典で、「文化部のインターハイ」とも呼ばれています。昭和52年度の第1回大会から各都道府県を巡回し、今回の岐阜県での「清流の国ぎふ総文2024」は、昭和59年度の第8回大会以来40年ぶり、2巡目のトップバッターとして、岐阜県下全域で総合開会式やパレード、19の規定部門と3の協賛部門で発表・展示・競技が繰り広げられました。
高校弁論は「7分間の言葉の芸術」と称されます。弁論部門は7月31日から8月2日にかけて、大野町総合町民センターで開催され、北海道から沖縄県まで、各都道府県代表70名の高校生弁士が集まりました。連日猛暑が続くなか、自分自身と真摯に向き合いながら、社会と繋がろうとする高校生弁士が、それぞれ自分の言葉で熱い思い、熱く語るスピーチはいっそう熱気あふれるものでした。
審査は、岐阜大学副学長の山田敏弘氏、エフエム岐阜常務取締役の粟野孝一氏らとともに、本学情報メディア学部の世良清客員教授が審査員として委嘱を受け、厳正に行われました。その結果、「壁の向こうに手を伸ばして」と題した弁論を発表した岐阜県立岐阜北高等学校の古田桃香さんが、最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞しました。真におめでとうございます。
岐阜県では、令和3年に初めて第1回岐阜県高等学校弁論大会が開催されて以来、僅か3年にして全国最優秀賞を受賞するという快挙は、弁士の実力がいかんなく発揮できたこととともに、支援された家族や友人の皆さま、指導引率された学校教職員、岐阜県庁の皆さまの総力が結集した成果と言えます。重ねてお慶び申し上げます。
「清流の国ぎふ総文2024」は、どの部門も無事終了し、夏の終わりとともに幕を閉じましたが、11月10日には成果発表会が信長ゆめ広場(JR岐阜駅北口駅前広場)で開催され、弁論も予定されています。また、次の令和7年7月に香川県で開催される「かがわ総文祭2025」に向けて、この成果を後輩らに引き継がれていくことによって、岐阜県の高校弁論がますます揺るぎないものとなっていくことを祈念しています。