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知多市東部コミュニティで健康の学びについて講師を務めました

令和3年10月23日(土)、知多市東部コミュニティで、人生100年時代フォーラム「”人生いつだってこれからだ”人生100年時代の羅針盤」全3回の講座の第2回講演にて石川豊美准教授が健康の学びについて講師を務めました。

「医食同源~先人の知恵に学ぶ~」と題し、まずは日本の高齢化の現状の確認から始まりました。現在日本は男女とも平均寿命が80歳を超え、世界一の長寿国です。しかし、平均寿命と健康寿命に10年前後の開きがあることが問題です。そこで健康寿命を延ばすための食事について講演しました。

毎日の食事は、実は五感を総動員して楽しむという生活においてほかにない行動です。人間の五感は視覚が8割前後を占め、目の前の料理よりも誰かと楽しく食べた時の食事内容を覚えている割合が高いことについて紹介すると、参加者は大変驚かれ、食卓を家族で囲んで食事することがいかに大事かを学びました。

そして何を食べたらよいのか、低栄養を予防し老化を遅らせるための食生活指針と不足しがちな食物繊維と水分の摂取について具体例を挙げて解説しました。

最後に、新型コロナウイルスによる様々な体への影響の具体例を挙げながら解説。特に感染予防のため外出を控える傾向にあり、それによる活動量の低下が招く低栄養化の危険性や生活不活発病の発症、また他人と会話が減ることによる口の筋肉の衰えから声が出にくくなる事があるなど気付かないうちに陥りやすい症状とそれを予防する方法などを説明しました。「噛む」ことの重要性や、動いて筋肉量の減少を防ぐこと、免疫力を上げるため栄養、運動、睡眠、笑い、食生活に気をつけ、認知機能にも影響する笑いを取り入れ人生100年時代を笑って過ごせるようにしましょうと締めくくられました。講演を終了後の質疑応答では様々な質問があり関心の高さが伺えました。参加者にとって有意義な内容であったと思います。


この講演は、知多メディアスネットワーク株式会社により編集され、11月13日(土)16時からと11月14日(日)午前10時と午後10時などに放送される予定です。