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健康栄養学科ニュース

お知らせ

後藤ゼミの学生が学会で発表しました

後藤千穂教授のゼミ学生が第67回東海公衆衛生学会学術大会(2021年7月3日開催)で発表しました。発表タイトルは「都道府県別食塩・野菜摂取量と循環器疾患死亡および都道府県健康増進計画の目標項目設定に関する地域相関研究」です。都道府県別の食塩および野菜摂取量、循環器疾患の年齢調整死亡率、都道府県健康増進計画の内容を解析しました。この結果、脳血管疾患死亡率と食塩摂取量は関連がみられ、食塩摂取量の減少に対する働きかけは重要であることがわかりました。また食塩摂取量の減少には、栄養管理のされた特定給食施設の増加の目標設定と関連がみられました。このことから、都道府県ごとに食環境整備に関する目標項目を設定することが必要であると考えられました。

第67回東海公衆衛生学会学術大会は、コロナ禍のため、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催されました。学生は、臨地実習への影響なども考慮してオンラインで参加しました。学会当日は自分たちの発表に加え、他の研究発表をきいたり、シンポジウムや特別講演を受講し、充実した1日となりました。
この研究発表を通し、データ解析からプレゼンテーションまで学ぶことができました。

後藤ゼミは、栄養疫学の実践として、調査の企画・データ収集・解析・発表まで一連の流れを経験し、「卒業後も役に立つ技術」を身につけることを目指しています。