NEWS

情報メディア学科ニュース

お知らせ

Web×IoTメイカーズチャレンジ PLUS in 富山で特別賞を獲得

2023年11月18日(土)〜19日(日)に富山大学工学部で開催されたWeb×IoTメイカーズチャレンジ PLUS in 富山で、名古屋文理大学のアプリ開発プロジェクトとプログラミングスクールHOPTER TECH SCHOOL、富山大学の合同チーム「県外」が制作した作品「転けんぱ」が、特別賞を受賞しました。

本ハッカソンは、オープンソースソフトウェア活用について学びながら、IoTシステム開発を実践的に学ぶことを目的にしたイベントです。
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)とは、センサからのデータをネットワークを通じて、コンピュータに集計する仕組みや技術のことを指すIT用語です。近年では、センサ等のハードウェアが安価で容易に触れるようになったことから、ハードウェアに詳しくないソフトウェアエンジニアでも開発できるようになってきました。
このイベントでは、センサの使用が作品制作の前提となっているため、1チームにつき、材料費が最大20,000円まで支給されました。

本ハッカソンのテーマは、「富山の冬を楽しくするIoTデバイスを開発しよう!」で、名古屋文理大学アプリ開発プロジェクトとプロジェクト担当の石郷祐介先生が運営するHOPTER TECH SCHOOLの学生は、チームメンバーの富山大学の学生に富山の冬について聞いたり、イベント前日に富山に行き、街の人にヒアリングをしたりして、アイデアを検討しました。
制作した「転けんぱ」は、夜の雪道において、地面の雪の高低差がわかりづらいということと、ブラックアイスバーンのように踏むまで凍っているかどうかがわかりにくい問題を楽しく解決するための作品です。腰に取り付けたデバイスには、サーモセンサとプロジェクタがついており、進行方向の雪道の温度をプロジェクションマッピングにて可視化します。また、プロジェクションには、グリッド(縦横線)が表示されており、線の歪みから雪の高低差を知ることができます。さらに、温度が高い方向に進むと正解の効果音が鳴り、低い方向に進むと不正解の効果音が鳴る等、ゲーム感覚で雪道を歩けるような工夫が盛り込まれています。
本作品は、サーモカメラ、マイコン(M5Stack)からの映像出力、モバイルプロジェクタ等を取り入れた技術的にも挑戦的な作品になっています。

今年度、名古屋文理大学アプリ開発プロジェクトとHOPTER TECH SCHOOLの合同チームのハッカソンでの受賞は、この度で3連続となります。
アプリ開発プロジェクトでは、今後も積極的に外部の開発イベントに参加することで、学生の創造性と技術力の向上につなげていきます。