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お知らせ

ムービング・イメージ・フェスティバル2023(MIF)で学生作品が上映されました。

去る12月2日(土)、3日(日)に「ムービング・イメージ・フェスティバル2023(MIF)」が行われ、在学生と卒業生の3人の作品が上映されました。

愛知芸術文化センター 12階アートスペースAの大きなスクリーンで上映され、多数の人が鑑賞していました。
上映された本学の学生作品は以下の3作です。

・髙田翔梧『カーソルの使命』
 …PCの画面内にあるカーソルが飛び出して部屋中を縦横無尽に動き、時にはカーソル同士で戦う様子を、コマ撮りアニメーションとして制作した。

・岡村陽日『記録』
 …たあいない日常が続くと思っていたけれど、熊本地震で親族が被災したことをきっかけに、日常はある日突然終わることに気づいてしまった。その心情を、その瞬間を生きている水族館などの生物のシーンとモノローグを組み合わせることで表現した。

・佐藤稜真 『9月1日、それぞれの思い。』
 …関東大震災の発生した9月1日に毎年両国で行われている「東京都慰霊堂秋季慰霊大法要」について、自分の思いや参加していた高校生の気持ち、反対しているヘイト団体の代表の考えなどを、ドキュメンタリー映像として制作した。

上映後は、出品者挨拶が行われ、それぞれの作品に対して、テーマや思いについて語っていました。

最後に、参加校教員による公開トークが行われ、2日間で上映された作品に対して気になったものをピックアップしながら語られ、本学の学生作品についても何度か取り上げられました。

3作品とも個性があり、とても良かったです。

髙田翔梧さんの『カーソルの使命』は卒業制作作品で、コマ撮り撮影で3分44秒の大作でした。音声がなくても迫力と作品に対する情熱が伝わってきました。

岡村陽日さんの『記録』は、生き物の映像が若者の明るい未来にスポットを当てているようで、モノローグでの震災に対する不安な心情表現とのギャップが印象的でした。

佐藤稜真さんの 『9月1日、それぞれの思い。』は、関東大震災の100年目の慰霊祭についてのドキュメンタリーで、本人も大学生の若者でありながら、高校生に感想を求めたり、ヘイト団体の代表の声も聞くなど、踏み込んだ内容がとても深く響きました。