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お知らせ

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一宮市育児講座にて講師を務めました

 令和5年3月2日(木)、尾西生涯学習センターにて一宮市育児講座が開催され、「食べ物の好き・嫌い ~心理学的視点から~」と題し、食物栄養学科の山本ちか教授が講師を務めました。

 本講座では、初めに参加者の皆さまに「おいしい」と感じる時とその理由を書き出していただきました。

その後、「おいしい」と感じるには様々な要因があるとして、味の認識過程や、5種類の基本的な味、味覚の発達について解説されました。

また、「おいしさ」に関連する感覚は多くあり、視覚をはじめとしてほとんどの感覚や、心理的要因が関わっていることについて事例を挙げながらお話されました。

 次に、嫌いな食べ物をその理由も含めて参加者の皆さまに考えていただきました。

その後、なぜ嫌いなのか山本教授が尋ねると感覚である「におい」や「味」を挙げられる方が複数名いらっしゃいました。

しかし、嫌いになるのは感覚からだけではないとして、「好き・嫌い」の形成についてレスポンデント条件付けや、食物嫌悪条件付けなどを解説されました。

さらに、偏食の改善に関する研究や自己効力などを挙げ「好き・嫌い」を心理学的視点からお話されました。

 講座終了後には、山本教授とお話するために参加者の方々が並ばれており、関心の高さが伺えました。