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短期大学部案内

学長からのメッセージ

学生への期待とメッセージ

個性のふれあいから伸ばす
一人ひとりの可能性

滝川学園名古屋文理大学は1956年(昭和31年)滝川一益によって創立された「名古屋栄養専門学院」に端を発しています。1966年(昭和41年)に名古屋栄養短期大学が、1999年(平成11年)に名古屋文理大学が開学となり規模を拡大してきました。今は稲沢と名古屋にキャンパスを持ち大学が2学部3学科、短大が1学科2専攻となり、全学で1400名の学生が学んでいます。

栄養の専門学校として出発しましたが、現在は「食と栄養と情報」を教育研究の3つの柱として若い人を育てています。「食」と「栄養」は、人が生きていくための最も基本的なものであり、「情報」はこれからの社会のコミュニケーション手段としてますます重要になるものです。本学は立学の精神の具現化を使命として、これまで多くの人材を育てて世に送り出してきました。今後も「食と栄養と情報」の大学として発展していくことで高等教育機関としての使命を果たしていきます。

いま、日本は混迷の時代を迎えています。大震災からの復興と再建、人口の減少、世界のグローバル化への対応と経済の落ち込みなど、難題をかかえて四苦八苦しているのが現状です。これからの日本を背負う人材である若者の育成と教育はますます重要になっています。

本学は「教えること」、「学ぶこと」をもとにした「人づくり」すなわち人間教育に力を入れています。これは創立者滝川一益の「立学の精神」に謳われていることです。「人づくり」には個性のふれあいが要であり、大学の授業、ゼミ、図書館、サークルなどのふれあいの空間で、「出会う」、「学ぶ」、「教える」、「話し合う」、「議論する」などを通して学生の個々の能力を磨いていきます。本学は学生総数が小規模な大学であり、学生間あるいは学生と教職員がふれあい、全員がお互いの顔や名前を覚え交流することができます。また、世界の誰からも信頼される人間の育成を目ざす観点から、学習意欲が有れば社会人や外国人など年齢・国籍等を問わない、多様な学生を受け入れるユニバーサルアクセス型の学校を目ざしています。このように交流密度が高いことと学生の多様性を「人づくり」をおこなうための利点とし、学生と教員や職員とのふれあいや学生同士のふれあいを深め、人生観をやしない、またコミュニケーション能力を最大限に高めていくことに大きな力をそそいでいます。この「ふれあいの大学」で心身ともに健康な人間を育成するとともに、感動する心の醸成に努め、これからの社会をつくる若者を育てていきます。

また、立学の教育理念である「学問を通して知識・技術を磨く」によって、学生の知識を深め、個性に合った技能を身につけさせ高度に磨いていくことも、高等教育機関としての本学の重要な使命です。現在日本は人口の減少や経済の長期低迷などがあり、国としての将来の道のりは平易ではありません。国民全体の持つ知恵や能力を高めることがこうした課題を解決する唯一の手段であり、教育立国として若者の教育はますます重要となります。滝川学園は半世紀の歴史のなかで栄養士など高い技能をもった若者を世に送り出して来ました。今後も「栄養」「食」「情報」の分野で高度な能力と技能をもち、社会的職業的に自立できる日本の後継人材の育成を、使命感をもって達成していきます。

学生諸君は、その若さの中にさまざまな可能性を秘めています。本学の特色ある柱のもとで個性や隠れた能力が大きく花を開き、何か光るものを身につけ、社会で活躍できる若者に育っていくことを望んでいます。