令和5年6月4日（日）、本学にて第９回高校生スイーツコンテストを開催しました。

　このコンテストはレシピ提案による予選を実施し、選ばれた6チームが本選（決勝大会）にて制作します。本学の製菓担当教員が作品の美しさ・アイデア・アピールポイントなどについて書類による一次審査を行い、今年度は83チームの応募の中から6チームが選抜されました。コロナ禍は書類審査のみでしたが、4年ぶりに本選も実施しました。

　本選では、高校生の皆さんはコックコートにコック帽、そしてコンテストのオリジナルエプロンを身にまとい、今年のテーマである「アニバーサリーケーキ」を2台分完成させました。各チームに本学製菓専攻の学生1名がサポートにつき、学生たちは「時間を掛け、しっかり考え込まれていた。」と出場者の考案力に驚きつつも、「お菓子作りはどの年代もできる。」とお菓子作りの良さを改めて実感していました。

　審査では、完成度・衛生面・時間・プレゼンテーションなどを総合的に評価し、三重県立伊賀白鳳高等学校3年上岡悟輝さんの『フレーズ＆ショコラ・ムース』がグランプリに輝きました。イチゴの赤を基調としハート型のクッキーが飾り付けられた可愛らしい見た目で、味はイチゴムースの中に入ったチョコムースがアクセントとなっていました。発表時ガッツポーズする姿が見られ、「いい結果を取れて良かった。」と喜びの声を聞くことができました。

　他の高校生からは、「緊張したが、学生さんが優しく、楽しくできた。」、「皆すごかった。」と切磋琢磨できた1日になったようでした。審査員のプロのパティシエの方からは、各チームへの講評に加え、「今日のこの時間やり切ったことが素晴らしい。自分を褒めて。」と激励のお言葉もいただきました。

　本選出場の高校生の皆さん、1日お疲れさまでした。これからもお菓子作りを楽しみ、たくさんの人を笑顔にしてください。

グランプリ
『フレーズ＆ショコラ・ムース』
（上岡 悟輝さん/三重県立伊賀白鳳高等学校）

準グランプリ
『花開く５月～苺のシャルロットケーキ～』
（加茂 伶奈さん、庄子 彩花さん/仙台白百合学園高等学校）

愛知県教育委員会賞
『純白ハートロールケーキ』
（小林 華さん/三重県立四日市農芸高等学校）

名古屋市教育委員会賞
『桜満開！入学式タルト』
（今川 ひなたさん/愛知県立豊丘高等学校）

敢闘賞
『父の日のチョコレートグラサージュ』
（松下 奈央さん、宮本 歩さん/済美高等学校）
『Bouquet de gratitude』
（鈴木 音花さん/愛知県立瑞陵高等学校）