活動報告

2023年度活動報告

名古屋文理大学

稲沢市等との連携公開講座

毎年、本学と稲沢市、稲沢市文化振興財団(名古屋文理大学文化フォーラム:稲沢市民会館)の三者による連携講座を開講しています。健康づくりやオペラ、映像等の講座を開講。恒例の「イタリアオペラ」や小学生対象の講座は人気で、「小学生プログラミング教室」では、情報メディア学科のコード教育プロジェクトの学生が講師となり、小型ロボットtoioや学生の考案した教材を使ってプログラミングに挑戦してもらっています。「自分で作るのが楽しかった」や「大学生のみなさんが親切だった」と嬉しい感想をいただいています。

基礎教育科目「地域の課題」

市民と行政の在り方について知見を深めることを目的に全学科対象基礎教育科目として令和元年度より開講。地域が抱える課題について、稲沢市役所の担当課よりオリエンテーションを受け、これをグループで議論し、課題の解決法をプレゼンテーションするという形で進められます。また、稲沢市の事業「おでかけ市長室」を実施、稲沢市長より稲沢市政の現状について講演いただいた後、受講生が地域の活性化について市長にプレゼンテーションを行っています。

食育活動

健康栄養学科では、食育支援を行うゼミの4年生が近隣の小・中学校や幼稚園などへ出向き、出前授業や食育劇などを実施しています。子どもたちへの食育に貢献するとともに、学生たちにとっては栄養教育について実践的に学ぶ貴重な経験となっています。また、フードビジネス学科では、2年生が毎年アピタタウン稲沢とコラボし、食育支援活動の一環としてイベントを出展しています。フードビジネス業界で即戦力となる人材の育成を目指し、企業と連携した実践的な教育に注力しています。

産官学連携事業

健康栄養学科では、愛知県実施の「食の健康チャレンジプロジェクト」のひとつとして、ナッジ理論を活用した「自然に健康になれる仕掛けづくり」に取り組んでいます。ここでは、産官学連携(マックスバリュ清須春日店、清須市、清須市食生活改善推進協議会、愛知県清須保健所)し、「主婦休みの日」記念日食材セットの考案、販促物作成、提供をしています。また、フードビジネス学科では、NBMS(NB:名古屋文理大学、M:メーカー、S:(株)昭和)商品開発プロジェクトや協定締結先の安城市と共同した安城丼レシピコンテストに取り組んでいます。

各種講演会

毎年自治体や公共団体等から依頼をいただき、本学教員が講演会等の講師を務めています。対象は、子育て中の保護者や高校教員、高齢者等様々です。稲沢市の「寿教室」では、健康栄養学科教員が調査結果等のデータを用いて健康寿命を延ばすためにも重要な“食”の面について解説し、いつまでもおいしく食べるための口の体操等を紹介しています。講演後は参加者が質問される姿も見られます。今後も本学の教育資源を地域の方々に還元していきます。

高大連携事業

本学は、近隣の高校と高大連携協定を締結しています(p.2参照)。締結時には本学にて調印式を行っています。締結校のひとつ愛知県立美和高等学校にはキャンパス体験特別企画として、施設見学や在学生のトークショー、ゼミ体験を実施しています。また、大学での学科体験や模擬授業の他、本学教員が高校に出向き、出前授業も行っています。今後も相互の教育に係る交流・連携を通じて、高校教育・大学教育の活性化を図っていきます。

稲沢イルミネーション事業

稲沢市主催の稲沢イルミネーション事業に学生地域連携サークルが、学生部会メンバーとして参加しています。テーマ決めから始まり、SNSでの広報、学生部会イベントの企画・運営、点灯式の司会、フォトコンテスト審査等に携わっています。コロナ禍では、オンラインで点灯式の様子を配信しました。稲沢市役所はじめ稲沢イルミネーション実行委員会の方々と作り上げる稲沢市の一大イベントにて、自らの意見がカタチになる喜びは計り知れません。

ボランティア活動

地域貢献の一環として、学生によるボランティア活動を行っています。例えば、稲沢警察署と稲沢市役所職員及び稲沢防犯協会連合会職員の方と共同で有志の学生及び職員が商業施設で、来店者に対して特殊詐欺防止対策を呼び掛けるグッズを配布し、特殊詐欺についての防犯意識の高揚を図りました。依頼の都度有志を募る活動の他に、科目「ボランティア活動」でも、学内授業では得ることのできない多様な経験をしています。

名古屋文理大学短期大学部

高校生スイーツコンテスト

恒例となっている高校生スイーツコンテスト。レシピ提案による一次審査を通過し、選ばれた6チームが本選(決勝大会)にて課題のスイーツを制作します。各チームに本学製菓専攻の学生が1人付き、器具の使い方などをサポートします。審査は、プロのパティシエや本学教員が完成度・衛生面・時間・プレゼンテーションなどを総合的に評価します。高校生も学生も日頃の成果を発揮し、互いに刺激しあえる行事となっています。

出前授業

小学校、中学校、高校へ出前授業を行っています。例えば、進路支援事業「食のプログラム」において、食の分野に興味のある生徒を対象に、「食に関する職業」をテーマに出前授業を行っています。内容は、調理師・栄養士・管理栄養士及び製菓衛生師の資格の概要や取得方法、主な就職先、業務内容や養成施設での教育内容の違いについてです。他にも「五大栄養素」や「栄養指導」等の授業も行っています。

ワクワク科学館まつり

メタウォーター下水道科学館あいちにて開催されている「夏だ!ワクワク科学館まつり」に、本学からは「ちりめんじゃこから海の生き物をさがそう!」ブースを出展しています。ちりめんじゃこの中から海の生き物を探して観察することを通じて、それらの分類や多様性、生態系等を学べます。参加者は探し出した海の生き物を台紙に貼ったり小袋に入れたりして、嬉しそうに持ち帰っていました。毎年行列ができるほど大盛況で、地域の方々に楽しんでいただいています。

なごや健康カレッジ

なごや健康カレッジは名古屋市との連携講座で、『日々の生活(栄養・運動・こころ)を見つめ直し、シニア時代を賢く・楽しく・元気にする方法を一緒に考える』をテーマに平成26年度より本学にて毎年開催しています。講座は全6回で、本学教員が講師を務めています。参加者は、少し体を動かしたり、ワークショップを行ったりしながら栄養、運動、こころ等について多方面に渡り見聞を広めていただいています。

名古屋市西生涯学習センター連携講座

毎年名古屋市西生涯学習センターと連携し各種講座を開催しています。前期にはシニア世代向けに本学教員が5回講演しています。参加者は熱心に受講され、講師を囲んで質問する姿も見られます。終了後のアンケートでは、先生方の実体験が聞けてとても参考になった、実用的かつ生活行動に直接関係する内容で大変勉強になったとの感想をいただいています。後期には本学製菓実習室にて製菓専攻の教員と学生による「親子で楽しむお菓子づくり」を開催し、クリスマスやバレンタインのお菓子づくりを親子で楽しく体験していただいています。

名古屋土曜学習プログラム

「土曜学習プログラム」とは、子どもたちの豊かな土曜日を実現するため、地域、保護者、外部人材、民間事業者等の協力を得て、伝統芸能や化学実験など、体験を重視した学習を実施する名古屋市教育委員会主催の学習プログラムです。本学は毎年参加しており、栄養士専攻の学生たちは本学教員の指導のもと、小学生に食について楽しみながら学べる教材として、クイズやゲームを実施しています。学生にとっては、児童と触れ合う体験学習となっています。

食の大使プロジェクト

本学と名古屋市保健所西保健センター及び名古屋市西区内にある高等学校と連携して「健康な体づくりのための健全な食生活の実践」をめざし、『食の大使プロジェクト』を実施しています。本学教員の指導のもと食物栄養学科の学生がピアサポーターとなって高校生を対象に食育指導を行います。高校生には自分自身の食事を見直す良いきっかけとなり、また本学学生にとっても栄養指導を行うことで知識の再確認となり、本学での学習成果の向上に繋がっています。

地域課題研究

1年生必修科目「地域課題研究」は、短期大学部所在地である名古屋市西区の特徴や課題を通して地域社会との関わり方について様々な視点から学ぶことを目的に開講しています。例えば、名古屋市西区役所選挙管理委員会事務室の方による選挙出前講義にて、学生たちは模擬投票や開票作業などを体験し、選挙権を得て間もない多くの学生にとって貴重な学びとなっています。また、名古屋市環境局の方にはごみ問題及び食品ロスについて講演いただいた後、フードドライブを本学にて実施しています。

2022年度活動報告

名古屋文理大学

稲沢市・文化振興財団との連携公開講座

毎年、本学と稲沢市、稲沢市文化振興財団(名古屋文理大学文化フォーラム:稲沢市民会館)の三者による連携講座を開講しています。健康づくりや英語、オペラやアニメーション作り等の講座を開講。恒例の「イタリアオペラ」や小学生対象の講座は人気です。「小学生プログラミング教室」では、情報メディア学科のコード教育プロジェクトの学生が講師となり、小型ロボットtoioや学生の考案した教材を使ってプログラミングに挑戦してもらいました。「楽しかった」や「学生の皆さんがとても丁寧で、分かりやすく教えていただいた」と嬉しいお言葉をいただきました。

基礎教育科目「地域の課題」

市民と行政の在り方について知見を深めることを目的として令和元年度より開講。地域が抱える課題について、受講生はグループディスカッションを行い、それぞれの考える解決策を発表しました。11月に稲沢市の事業「おでかけ市長室」を実施し、前半に稲沢市長より稲沢市政の現状についてご講演をいただき、後半に受講生が地域の活性化についてプレゼンテーションを行いました。また、12月には子ども防犯体験学習プログラム「BO-KENあいちin稲沢」が開催され、受講生がサポート役を務めました。

食育活動

健康栄養学科で幼児、児童、その保護者などを対象とした食育支援を行うゼミの4年生が、稲沢市内の小学校3校と近隣の幼稚園にて食育活動を行いました。小学校では、栄養教諭の先生方にご指導いただき作成した「授業指導案」をもとに、「食べ物の3つのグループのはたらきを考えよう」をテーマとした出前授業を行いました。幼稚園では「よく噛んで食べるとどうなるの?」をテーマとした食育劇や保護者向けによく噛むことの大切さなどを伝える食育だよりの配布を行いました。学生達にとって栄養教育について実践的に学ぶ貴重な経験となりました。

稲沢イルミネーション事業

毎年、学生地域連携サークルが稲沢市主催の稲沢イルミネーション事業に、学生地域連携サークルが学生部会の一員として参加しています。令和2年度は、点灯式のオンライン映像配信を準備から設営・実施まで本学の学生がつとめ、令和3年度は、名古屋文理大学会場でのプロジェクションマッピングを企画し、本映像作品の制作と、映像の上映・音響効果から受付などの運営まで担当しました。令和4年度も、話し合いを重ね、イルミネーション全体のテーマ提案や、点灯式のほかランタンの打ち上げイベントに企画から参加しました。

各種講演会・シンポジウム

毎年ご依頼をいただいている複数の講演会に加えて、今年度新たに多数ご依頼をいただき、本学教員が食や健康などに関するいくつかの講演会の講師を務めました。また、8月にはSDGsを学ぶ夏休みイベントにて、本学教員と学生3名が電子紙芝居を用いて講演しました。また、安城市農務課ご協力のもと、シンポジウム「<第1回>食と農の未来会議in安城」を開催し、食に関わる地域の課題を掘り起こし、よりよい地域の未来を参加者の皆様とともに考えました。今後も本学の教育資源を地域の方々に還元していきます。

産官学連携事業①

昨年度、愛知県実施の「食の健康チャレンジプロジェクト」にて行った活動を、今年度も引き続き、健康栄養学科で管理栄養士を目指すゼミ4年生が、ナッジ理論を活用した「自然に健康になれる取り組み」として、産官学連携(マックスバリュ清須春日店、清須市、清須市食生活改善推進協議会、愛知県清須保健所)し、「主婦休みの日」をテーマに記念日食材セットの考案、販促物作成、提供に取り組みました。簡単に調理ができ、野菜の摂取に配慮したメニューの考案や、コロナ禍で制限のある販売の難しさなど、貴重な経験を得る機会となりました。

高大連携事業

本学は、9つの高校(裏表紙参照)と高大連携協定を締結しています。令和4年度は、名古屋市立西陵高等学校には情報メディア学科体験講座を実施し、愛知県立美和高等学校にはフードビジネス学科と情報メディア学科の体験講座を実施し、コードアカデミー高等学校へはオンラインにて大学生も参加する出前授業を行いました。また、今年度新たに愛知県立佐屋高等学校と高大連携協定を締結し調印式を行いました(写真は調印式)。佐屋高校へは出前授業や生徒の皆さんの大学見学を実施しています。今後も相互の交流・連携を通じて、高校教育・大学教育の活性化を図っていきます。

産官学連携事業②

産官学連携事業ではフードビジネス学科も大変活躍しています。令和元年に連携協力に関する協定を締結した安城市と毎年「レシピコンテスト」を実施。最終選考メニュー5品が市役所食堂にて期間限定で販売されています。安城市主催の「ケンサチeフェス」や「愛知県政150周年事業 あいち市町村フェア」ではマインクラフトを使った新しい食育ワークショップを展開しました。また、多数の企業と産学連携させていただいた取り組みとして、講演会やメニュー開発、食育イベントの共催、ラベルデザイン等の提案を行いました。

名古屋文理大学短期大学部

サバメシ

本学では災害時の食「サバメシ」の提案をしています。サバメシ(=サバイバルメシ)とは、大きな災害が発生してライフラインが途絶えたときに家庭にある食材を活用して生き抜いていく(サバイブ=survive)ための食事です。令和4年度には社会福祉協議会をはじめとした多数の行政や団体が主催する防災等のイベントや勉強会にて本学専任教員が講師を務め、災害への備えの大切さについての講演や調理実習を行いました。調理実習では、ポリ袋を使用した調理などを体験していただきました。

各種講演会

一宮市教育委員会主催赤ちゃんセミナーや、一宮市子育て支援センター主催育児講座、名古屋市西文化センター主催人権週間記念行事講演会において、本学教員が講師を務めました。年2回開催の赤ちゃんセミナーでは、乳幼児期の食事と食物アレルギーについて、育児講座では心理学的視点から食べ物の好き・嫌いについて、また、人権週間記念事業ではシニア世代に向けた食事について講演しました。どちらの講演会も参加者の関心が高く、寄せられた質問に対し丁寧に回答やアドバイスを行いました。

ワクワク科学館まつり

毎年メタウォーター下水道科学館あいちにて2日間開催されている「夏だ!ワクワク科学館まつり」に、本学からは「ちりめんじゃこから海の生き物をさがそう!」と題し、ちりめんじゃこの中から海の生き物を探して観察をし、生き物の分類や多様性、生態系などを学んでいただくブースを本学教員2名により出展しています。探し出した海の生き物を台紙に貼ったり小袋に入れたりして、嬉しそうに持ち帰る方もいました。参加者は約200名と大盛況で、地域の方々にサイエンスを気軽に楽しんでいただいています。

なごや健康カレッジ

なごや健康カレッジとは名古屋市及び名古屋市西保健センターと本学との連携講座で、『日々の生活(栄養・運動・こころ)を見つめ直し、シニア時代を賢く・楽しく・元気にする方法を一緒に考える』をテーマに平成26年度より毎年開催しています。講座は全6回で、本学にて本学教職員が講師を務めました。参加者の方々には、少し体を動かしたり、ワークショップを行ったりしながら栄養や運動、スマホやお金、こころについてなど多方面に渡り見聞を広めていただきました。

名古屋市西生涯学習センター連携講座

毎年名古屋市西生涯学習センターと連携し講座を開催しています。前期には「シニア世代の生活を賢く楽しく過ごすために」と題して、食事やスマートフォン、運動、お金などについて講座を通して学び、シニア世代の生活を快適で楽しく過ごしていただくため、本学教職員5名が講演しました。後期には本学製菓実習室にて製菓専攻の教員と学生による「親子で楽しむお菓子づくり」が開催され、クリスマスやバレンタインのお菓子づくりを親子で楽しく体験していただきました。

名古屋土曜学習プログラム

「土曜学習プログラム」とは、子どもたちの豊かな土曜日を実現するため、地域、保護者、外部人材、民間事業者等の協力を得て、伝統芸能や化学実験など、体験を重視した学習を実施する名古屋市教育委員会主催の学習プログラムです。本学は今年度も参加し、本学教員指導のもと栄養士専攻の学生たちは食について楽しみながら学んでもらおうと、「食品群的あてゲーム」と「もみすり体験」を用意。「もみすり体験」では、玄米から白米になるまでもみすりを行い、児童たちは初めての体験にとても楽しそうに取り組んでいました。

食の大使プロジェクト

本学と名古屋市西保健センター及び名古屋西区内にある高等学校4校と連携して「健康な体づくりのための健全な食生活の実践」をめざし、『食の大使プロジェクト』を実施しています。令和4年度は山田高等学校を対象に「朝食の大切さについて知ろう」と題し、本学教員指導のもとピアサポーターである栄養士専攻の学生が食育指導を行いました。高校生は自分自身の食事を見直す良いきっかけとなり、また本学学生にとっても高校生に栄養指導を行うことで知識の再確認となり、学習成果の向上に繋がったことと思います。

地域課題研究

食物栄養学科1年生の必修科目である「地域課題研究」は、短期大学部所在地である名古屋市西区の特徴や課題を通して地域社会との関わり方について学ぶことを目的として開講しています。その中で、名古屋市環境局の職員の方にお越しいただき、名古屋市のごみ問題および食品ロスについてご講演いただきました。講演の最後に、食品ロスに対する取り組みの1つとして行われている「フードドライブ」を本学にて実施しました。食を学ぶ本学学生にとって非常に重要な学びがありました。今後も地域の課題に向き合い学んでいきます。

2021年度活動報告

名古屋文理大学

稲沢市・文化振興財団との連携公開講座

毎年、本学と稲沢市、稲沢市文化振興財団(名古屋文理大学文化フォーラム:稲沢市民会館)の三者による連携講座を開講しています。近年は、フードスタイリングやオペラ、食育、映像制作等の講座を開講。中でも「小学生プログラミング教室」は毎年大人気で、情報メディア学部情報メディア学科学生によるコード教育プロジェクトが講師となり、たこ焼き型ロボットOzobotやビジュアルプログラミング言語Scratchを使って、プログラミングに挑戦してもらいました。参加者全員から「楽しかった」、保護者の方からも「丁寧に教えていただいた」と嬉しいお言葉をいただきました。

食の健康チャレンジプロジェクト

愛知県実施の「食の健康チャレンジプロジェクト」に、健康生活学部健康栄養学科で管理栄養士をめざすゼミ4年生がナッジ理論を活用した「自然に健康になれる食卓づくり」として、産官学連携(マックスバリュ清須春日店、清須市、清須市食生活改善推進協議会、愛知県清須保健所と協同)し、「主婦休みの日」をテーマに記念日食材セットの考案、販促物作成、提供に取り組みました。コロナ禍のため試食していただくことができないなどの制約がある中、予想より売れたセットもあり、貴重な経験をさせていただきました。

産官学連携事業

産官学連携事業では健康生活学部フードビジネス学科が活躍しています。令和元年に連携協力に関する協定を締結した安城市と「ANJO-DON(安城丼)」レシピコンテストを実施。最終選考メニュー5品が市役所食堂にて期間限定で販売されました。また、令和2年株式会社十六銀行と産学連携に関する協定を締結し、十六銀行の取引先である社会福祉法人清穂会と岐阜県産ブランドバナナ「せいすい信長バナナ」を用いたレシピコンテストを実施。5名が表彰され、2品が岐阜グランドホテルのプロの手で商品化・販売されました。

名古屋文理大学短期大学部

サバメシ

本学では災害時の食「サバメシ」を提案しています。サバメシ(=サバイバルメシ)とは、大きな災害が発生してライフラインが途絶えたときに家庭にある食材を活用して生き抜いていく(サバイブ=survive)ための食事です。令和3年度にはイオンタウン名西にて行われた地域の防災力を楽しく高めることを目的とした防災イベントに、本学専任教員がスーパーバイザーとして登壇し、災害への備えの大切さについての講演や、ポリ袋を使ったサバメシ調理の体験会を行いました。

各種講演会

一宮市教育委員会主催赤ちゃんセミナー、名古屋市西文化センター主催人権週間記念行事講演会、一宮市教育委員会主催幼児期家庭教育セミナーにおいて本学教員が講師を務めました。年2回開催の赤ちゃんセミナーでは、乳幼児期の食事と食物アレルギーについて講義。参加者の疑問や質問などに対する回答やアドバイスを行いながら進めていく形で、毎回、参加者の疑問や悩みの解決に繋がる内容であり、有意義な時間となっています。今後も本学の教育資源を地域の方々に還元していきます。

ワクワク科学館まつり

毎年メタウォーター下水道科学館あいちにて2日間開催されている「夏だ!ワクワク科学館まつり」に、本学からは「ちりめんじゃこから海の生き物をさがそう!」と題し、ちりめんじゃこの中から海の生き物を探して観察をし、生き物の分類や多様性、生態系などを学んでいただくブースを教員2名により出展しています。レアキャラのイセエビやタツノオトシゴを見つける参加者もいます。毎年、定員の200名に達するほど大盛況で、地域の方々にサイエンスを気軽に楽しんでいただいています。

なごや健康カレッジ

なごや健康カレッジは名古屋市及び名古屋市西保健センターと本学との連携講座で、『日々の生活(栄養・運動・こころ)を見つめ直し、シニア時代を賢く・楽しく・元気にする方法を一緒に考える』をテーマに平成26年度より毎年開催しています。令和3年度はコロナ禍でしたが、回数を減らし感染防止対策を行いながら開催することができました。講座は本学にて本学教職員が講師を務め、受講者には運動・栄養だけでなく、災害やお金、ストレスなど多方面に渡り見聞を広めていただきました。

名古屋市西生涯学習センター連携講座

毎年名古屋市西生涯学習センターと連携し講座を開催しています。令和3年度前期には「シニア世代の生活を賢く安全に送るために」と題して、シニア世代の快適な生活を脅かすリスク(災害や熱中症、食中毒、お金など)に備えるために、賢く安全な生活の送り方を学んでいただくことをねらいに、本学教職員4名が講演しました。後期には本学製菓実習室にて教員と学生による「親子で楽しむ パン細工・マジパン細工」が開催され、親子で楽しく作業していただきました。

名古屋土曜学習プログラム

「土曜学習プログラム」とは、子どもたちの豊かな土曜日を実現するため、地域、保護者、外部人材、民間事業者等の協力を得て、伝統芸能や科学実験など、体験を重視した学習を実施する名古屋市教育委員会主催の学習プログラムです。本学は令和3年度も参加し、本学教員指導のもと栄養士専攻の学生たちは食について楽しみながら学んでもらおうと、「食品群的あてゲーム」と「もみすり体験」を用意。「もみすり体験」では、児童たちは集中して取り組み、玄米が白く変化していく様子に、とても嬉しそうにしていました。

食の大使プロジェクト

本学と名古屋市西保健センター及び名古屋市西区内にある高等学校4校と連携して「健康な体づくりのための健全な食生活の実践」をめざし『食の大使プロジェクト』を実施しています。令和3年度は啓明学館高等学校を対象に、「野菜摂取で食事を改善しよう」と題し本学教員指導のもとピアサポーターである栄養士専攻の学生が食育指導を行いました。高校生は自分自身の食事を見直す良いきっかけになり、また本学学生にとっても高校生に栄養指導を行うことで知識の再確認となり、学習成果の向上に繋がったことと思います。

ユースクエアマジパン教室

毎年名古屋市青少年交流プラザ(ユースクエア)主催で行われるマジパン教室ですが、近年は新型コロナウイルス感染症により宿泊をやめ滞在時間を減らし、更に人数を制限して開催しています。本学教員が講師を務め、学生もスタッフとして参加。製菓・製パン業についての解説や世界のケーキの種類などの講義、卒業生によるパティシエ・パティシエールについての講話や質疑応答の時間もあり、小中学生には製菓業を学ぶとともにマジパンを知り、お菓子作りを楽しく体験していただきました。

2020年度活動報告

名古屋文理大学

輪菊の利活用

新型コロナウイルスの影響で花の消費が減少する中、輪菊の新たな利活用を目的に、JA愛知中央会を通じて、県内菊生産者より輪菊4,000本を提供いただき、フードビジネス学科ではテーブルコーディネート、情報メディア学科においては動画や花文字を制作しました。同じ輪菊を使っても全く異なる作品に学生たちの発想が輝いていました。今回の体験は、支援策として地域・社会に貢献する意義やSDGsについて考える、例年の授業では体験できないよい機会となりました。

食育推進全国大会料理レシピコンテスト

健康生活学部健康栄養学科で管理栄養士をめざすゼミ4年生が「第15回食育推進全国大会inあいち」の企画である「学生料理レシピコンテスト」で優秀賞『愛知県調理師会長賞』を受賞しました。国際調理師専門学校名駅校とチームを結成し、度重なる打合せと試作の上、お互いの意見を取り入れながら、最終的に愛知県の食材をふんだんに使った『あいちの海と大地のおにぎらず』を完成させました。後日学生は理事長へ結果を報告するとともに、受賞までの過程で得られた経験をいかし、卒業後は管理栄養士として活躍したいという気持ちを新たにしました。

フリーズドライ芽キャベツレシピコンテスト

本コンテストは、稲沢市内にある食品原材料を製造しているニッカプランニング株式会社様より、フリーズドライ芽キャベツを使ったレシピ開発の依頼を受け、学内でレシピコンテストを開催、募集をしました。今回は新型コロナウイルス感染症予防のため学内で調理が出来ず、各自自宅で調理を余儀なくされた状況にも関わらず、58点もの応募があり、その中から最優秀賞1点をはじめ5点が入賞しました。レシピコンテスト表彰式当日は代表取締役様よりご挨拶を頂いた後、表彰状と副賞が授与されました。

林商事ビルテナントプロデュース

フードサービスを学ぶ健康生活学部フードビジネス学科のゼミ4年生が「国府宮駅前・林商事ビルテナントのブランドプロデュース」に取り組みました。チーム毎にブランドイメージを構築し、市場調査、マニュアルづくり、収益試算・投資計画づくりを行い、最終報告会に臨みましたが、林商事ビルのオーナーである松清本店様からは、厳しいご意見もいただき、学生たちはビジネスの厳しさを感じたのではないかと思います。その後、本学内で行われたフードビジネス学科卒業研究発表会にて、最終報告会で選定されたビジネス化提案を更に詳細に組み立て発表しました。

稲沢イルミネーション事業

毎年、学生地域連携サークルの学生が稲沢イルミネーション学生部会のメンバーとなり、広報やイベントの企画・運営に携わっています。令和2年度はオンラインで点灯式の様子を配信しました。本番までに学生は市役所や業者の方との打合せ、会場下見、映像制作及びシミュレーションなど念入りに準備を進めてきました。当日は朝から機材の運搬・設置に始まり、リハーサルも行い、無事時間通りに生配信することができました。

行政書士PR動画

令和3年2月に行政書士法施行70周年を迎えるにあたり、一宮市・稲沢市を担当エリアとする愛知県行政書士会一宮支部より依頼を受け、同支部と本学が連携して行政書士のPR動画を制作しました。情報メディア学部情報メディア学科学生が本学教員指導のもと、シナリオや絵コンテの作成、撮影、編集作業を進め、遺産相続編などの5編や行政書士のクライアントへのインタビュー等で構成される動画を分担して完成させました。PR動画は、同支部が主催する行政書士法施行70周年記念事業にて上映されました。

愛知県行政書士会一宮支部ホームページ
愛知県行政書士会一宮支部YouTube

高大連携事業

本学は、8つの高校(連携先一覧参照)と高大連携協定を締結しています。近年は、名古屋市立西陵高等学校には情報メディア学科体験講座を実施し、愛知県立稲沢高等学校とは食品学実験を本学で実施、愛知県立尾西高等学校へは出前授業を行いました。また令和2年に愛知県立美和高等学校と高大連携協定を締結し、美和高校地域連携センター「美和高マインド」のアドバイザーとして本学地域連携センター長も参加しています。今後とも相互の教育に係る交流・連携を通じて、高校教育・大学教育の活性化を図っていきます。

2019年度活動報告

名古屋文理大学

稲沢市・文化フォーラムとの連携公開講座

毎年、本学と稲沢市、名古屋文理大学文化フォーラムの三者による連携講座を開催しています。子供向け英語教室、映像制作、食育など今年も多彩なテーマで実施しました。中でも「小学生プログラミング教室」は毎年人気です。小型の「たこ焼き型ロボット『Ozobot』」を使用し、プログラミングに挑戦するという内容で、情報メディア学部情報メデイア学科の学生を中心に構成されたコード教育プロジェクトが講師を務めました。楽しかったという感想が多く、小学校でのプログラミング授業が楽しみになったという声も聞くことができました。

NBMS商品開発プロジェクト

毎年恒例となっているNBMS (NB:名古屋文理大学、M:メーカー、S:昭和)商品開発プロジェクトでは、産学連携による学生の若い感覚と柔軟な発想を生かした商品の開発を行い、食の販売拡大に繋げています。キックオフミーティングに始まり、商品コンセプト発表会、試作商品検討会、(株)昭和の年末謝恩見本市でのお披露目を経て、製品化されます。見本市では学生が来場者やメディアを前に、その商品のコンセプトや特長、商品に対する思いや願いなどを発表しました。

小学生へ食育出前授業

健康生活学部健康栄養学科北川絵里奈助教のゼミ生が稲沢市立下津小学校及び愛西市立北河田小学校の6年生を対象に食育授業を行いました。"一汁三菜でバランスの良い朝ごはん”をテーマに、理想の朝ごはんを児童が自分で調理する場合のポイントを紹介し、献立作成のアドバイスを行いました。「主食・主菜・副菜をそろえる」、「素敵な料理名にする」などのポイントを意識して、どの班も素晴らしい献立を作成。地域への食育を通した貢献とともに栄養教諭を目指す学生にとって貴重な経験となりました。

稲沢イルミネーション事業

今年も本学学生地域連携サークルが稲沢イルミネ ーション広報部会のメンバーとなり、イルミネーション会場の視察や広報会議を重ね、ポスターのデザインの考案及びTwitterに投稿などを行いました。また、今年はテーマソング制作に際し、本学にあるレコーデイングスタジオにてバックコーラスのレコーデイング作業を学生が担当。日頃の学習成果を活用する場となりました。点灯式当日には、イルミネーションの設置や司会、音響操作を行うなど、学生たちは大活躍でした。

高大連携事業

愛知県立稲沢東高等学校とは、食品学実験や文化祭への出展、キャリア講座、愛知県立尾西高等学校へは出前授業を行いました。また今年度新たに愛知県立稲沢高等学校及び名古屋市立西陵高等学校と高大連携協定を締結し、西陵高校には情報メディア学科体験講座を実施しました。iPadの特性やタブレットを用いての業務の様子などの紹介、プログラミング体験やメディアラボの見学に、生徒の皆さんは興味深そうでした。今後も交流を深め双方の学びに繋がる活動をしていきたいと考えています。

安城市との連携事業

安城市と名古屋文理大学並びに名古屋文理大学短期大学部は、令和元年9月18日、連携協力に関する協定を締結しました。昨年度に「食育に関する教育連携協定」を一部のゼミに限定して締結していましたが、今回は食育はもちろん、地産地消や安城市特産品のPRに関する事業など幅広い分野での連携協力を目指すものとなっています。今年度は安城市産業文化公園デンパーク内に新設されるカフェのメニュー開発に取り組みました。安城産の野菜や果物を使った若い学生の感性が詰まったメニューは随時販売予定です。

基礎教育科目「地域の課題」

地方行政の在り方について知見を深めることを目的として今年度より開講されました。第1回目には 「お出かけ市長室」を開催し、加藤錠司郎稲沢市長より稲沢市政の現状についてご講演をいただきました。その後稲沢市立中央図書館、稲沢市役所企画政策課、稲沢市消防本部消防団の方々から現在抱えている課題の提示があり、これに対して、受講生はグループディスカッションを行い、それぞれの考える解決策をプレゼンテーションしました。大学生らしい発想に、市の方々より大変参考になったとの評価をいただきました。

標語・キャッチフレーズ

稲沢市では、今年度稲沢市野菜摂取・減塩推進協議会が設立され、その一環として 「野菜摂取・減塩推進における標語・キャッチフレーズ作品」の募集がされました。応募総数112点の中から、健康生活学部フードビジネス学科2年の学生が最優秀賞を、同学科1年の学生が優秀賞を受賞しました。最優秀賞に輝いたキャッチフレーズ「心がけ野菜たっぷり塩ちょっびり」は、今後卓上のぼり旗が製作され稲沢市内の飲食店等に設置される予定です。

名古屋文理大学短期大学部

高校生スイーツコンテスト

第5回を迎えた高校生スイーツコンテスト。全国から93チーム136名の応募があり、書類審査の結果、 6チームが本選へ出場。今年度の課題は「タルト」。アシスタントとして製菓専攻2年生が各チームに1人付き、器具の場所や使い方の説明などサポートしました。プロのパティシエや本学教員、さらに前年の高校生スイーツコンテストで入賞し本学に入学した2名の学生も特別審査員となり審査を行いました。高校生も学生も剌激を受けることができる行事となっています。

地域課題研究

基礎教育科目「地域課題研究」の目的は、地域の一員・社会の一員として何ができるかを考え、西区について学ぶことで自分の所属している地域にも目を向けてほしいというものです。今年度は、本学、日本年金機構名古屋西年金事務所、西区役所、東海北陸厚生局合同による学生納付特例事務法人指定記念イベントや、西区役所選挙管理委員会事務室の方による選挙出前講義を受講し、模擬投票の体験も行いました。また、各種ボランティア活動にも参加をし、地域貢献しています。

食の大使事業

本学と西保健センター及び西区内にある高等学校4校と連携して「健康な体づくりのための健全な食生活の実践」をめざし『食の大使事業』を実施しています。名古屋市立西陵高等学校ラグビ一部員に対しては、「自分で自分の食事を考える」をテーマに学生たちが講義を行い、高校生とワークショップ、調理実習を行いました。高校生は自分自身の食事を見直す良いきっかけになり、また本学学生にとっても高校生に栄養指導を行うことで知識の再確認となり、学習成果向上に繋がったことと思います。

ワクワク科学館まつり

メタウォ ーター下水道科学館あいちにて開催されている「夏だ!ワクワク科学館まつり」に毎年本学が出展しています。今年度は、市原俊助教と日比野久美子教授及び市原ゼミの学生による「ちりめんじゃこから海の生き物をさがそう!」を出展。ちりめんじゃこの中から様々な海の生き物を探して観察し、生き物の分類や多様性、生態系などを学んでいただきました。約200名の参加があり、楽しかったという声を多くいただきました。

柳城✕文理学生交流プログラム

保育者を目指す学生と栄養士を目指す学生が講座を通じて交流し、互いの学びを高めあう機会とし、「名古屋柳城短期大学x名古屋文理大学短期大学部学生交流プログラム」を実施しています。第6回は本学近隣幼稚園の年長クラスを対象に 「園児向けお料理教室」を開催。本学学生にとって、園児との接し方や話し方など名古屋柳城短大の学生から良い剌激を受けていました。このプログラムは、自分たちの学習成果を発揮できる場になるとともに、他大学の学生の技術や知識を学ぶ良い機会になっています。

名古屋市消費生活フェア

「名古屋市消費生活フェア2019」に名古屋市健康増進課並びに名古屋市子育て支援課との連携事業として「知って納得!食品表示」ブースを出展しました。学生は事前に○✕クイズ問題を検討し、科学的根拠に基づいた出題内容であるかを確認し、フリップを作成。当日はその○✕クイズの出題及び解説や栄養成分表示に関するアンケート依頼、ブースへの呼び込みなどを担当しました。多くの参加者に栄養成分表示や日頃の食事に興味を持っていただけたことと思います。

名古屋土曜学習プログラム

名古屋市教育委員会主催「土曜学習プログラム」では毎年小学生に対して学生が食育指導を行っています。今年度は参加者全員でダンスを行い、体を温めた後 「野菜の旬当てビンゴ」「箱の中の野菜当てクイズ」を行いました。低学年と高学年に分けて企画を立案し準備を進めていましたが、高学年の参加者数が少なく再度企画の練り直しを行い、全体で活動できる内容に変更。「野菜の旬当てビンゴ」では複数の野菜の絵柄の中から冬野菜を9つ選んでビンゴカードに記入してビンゴを楽しんでいただきました。

お菓子教室

本学では小中学生にお菓子作りの楽しさを実感してもらうことを目的として、製菓専攻教員と学生によるお菓子教室を行っています。名古屋市西児童館主催「キッズクッキング」では、小学生を対象にチョコレートマフィンの調理とマジパンで干支であるネズミを作成しました。また、毎年大人気である西生涯学習センター連携講座「親子クリスマス講座」「親子バレンタイン講座」では、本学製菓実習室での本格的な機材を使用したお菓子作りと丁寧な指導に大変満足いただけたようでした。