MySQL入門

XAMPPによるMySQLの利用 (更新 2012/5/30)


XAMPPはWebサイト開発環境である。( http://ja.wikipedia.org/wiki/XAMPP

Webサーバ、FTPサーバ、データベースサーバを利用できる。 DBMSとして MySQL を利用している。 サーバサイドスクリプトとしてPHPを利用している。

ネットで入手可能なフリーウェアである。(XAMPP日本語版 http://www.apachefriends.org/jp/xampp.html )

情報実習室PCにインストールされているXAMPPを利用して、以下の演習を行う。


XAMPPの起動

C:\xampp\xampp-control.exe

コンピュータの Cドライブのフォルダ xampp を開く。

aa

 

xampp-control.exe をダブルクリック。

 

aaa

XAMPPのコントロールパネルが表示されるので、動作状況を確認する。



aaa

 

上図のように、Webサーバ と MySql サーバが起動していない(Runningになっていない)場合、

 Webサーバ Apache を起動 (startをクリック)

 データベースサーバ MySql を起動 (startをクリック)

で、起動する。


aaa


サンプルデータベースの確認

ブラウザから利用可能な、Webデータベースのサンプルの動作確認をする。

Apache管理画面の デモ CDデータベース を開く。



aaa

データを適当に数レコード入力して、動作を確認する。



aaa



ソースコード を 表示して、 以下のSQLコマンドが記載されていることを確認する。

■確認1

$result = mysql_query("SELECT id,titel,interpret,jahr FROM cds ORDER BY interpret");

上記のコードは、 SQLでデータベースのテーブル cds の内容を取得している部分である。

■確認2

確認1と同様に、SQLの insert コマンドや delete コマンドでテーブルにデータを追加・削除している部分を見つけて見よう。

 


MySQLの確認と操作

xampp-control から、 MySQLの管理画面を開く(adminをクリック)



aaa

ログインが必要な場合: ID root パスワード nagoyabunri

 

データベース cdcol を開き、 cds テーブルにデータが記録されていることを確認する。

 構造 タブ の 操作欄 にあるアイコン 表示 をクリック

 

挿入のタブからデータを数レコード試しに入力してみる。(漢字・ひらがななど日本語文字は文字化けします。解説後述)

※下の画像は、タイトルについては文字の設定を修正したが、作曲者(interpret)については修正を施しておらず、文字化けが起きている。

 

aaa


 

文字化けについて:

以下の画像は、ブラウザ ChromeでWebページの文字コードを設定してる様子である。

MySQLのサンプルデータベース CDデータベースは、文字コード S-JIS で作成されていることが分かる。

次に、MySQLのデータベース cdcol 内の テーブル cds のフィールド の文字コードを修正する手順を示す。

テーブル cds を選択後、操作タブを開き、照合順序を latin1_general_ci から utf8_general_ci に修正して、保存ボタンを押す。

テーブル cds の操作画面:

 


練習1 動作確認用データベース作成

サーバlocalhost に データベース mytest を作成する。

テーブル student を作成する。

テーブルのフィールドを適当に設定する。

作成したテーブルに、データを記録して内容を確認する(表示)。

例)

 フィールド id 学籍番号を記録

 フィールド name 名前を記録

 フィールド mail メールアドレスを記録

 フィールド tel 電話番号を記録

※1 昨年の演習で作成したデータが残っていたら、各自で適当に削除しておくこと※

※2 テーブルの作成・データの記録の際にXAMPPから発行されるSQL文を確認しておくこと※

手順:

localhost をクリックし、新規データベースを作成する から、 データベース名 mytest で作成

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データベース mytest に移動(自動的)し、テーブル student を新規に作成

4

テーブル student の各フィールドの設定例)

2

各フィールドの設定で 種別を varchar や int を指定した場合、 文字数や桁数の指定が必要になるので、適当な値を指定する。


主キーの設定について:

student テーブルで id フィールを主キーに設定するには、以下のように、 インデックスに PRIMARY を指定する。また、 AUTO_INCREMENT をONにしておくと、入力を省略した場合、
DBMS(MySQL)がレコードの入力時に自動的に番号を割り振り入力される。

1



時間が余ったら、次回の演習課題に進んでください。


XAMPPに関する情報は、ネットで容易に入手できる。テーブルの設定方法などは検索して調べてください。

↓のMySQLの利用などが参考になります。

http://www.adminweb.jp/xampp/mysql/