2019年11月07日
令和元年10月27日(日)の稲友祭2日目に、名古屋市立名古屋商業高等学校の皆さんがブース出展及び研究発表をしました。
当日は、「葦から "Zoo" Inspire」(あしからずぅ いんすぱいあ)というタイトルで、川辺や干潟に生える葦が"水質浄化作用"と"生物多様性の維持"の2点に貢献している様子を解説し、さらには葦のストローを開発することで、昨今問題となっているプラスチックごみの排出抑制に繋げようとした活動について紹介されました。
ブースでは、活動紹介パネルの展示や開発商品(ポーチやうちわ等)の紹介、試供品(葦の布・葦ストロー)の配布、そして体験型ワークショップ「葦のランプ作り」も行われました。多くの来場者が思い思いのランプを作り、暗いところで幻想的に光るランプが完成すると喜ばれていました。
また、研究発表では、葦ストロー開発までに原材料の確保、製品計画の立案、試作品の改良、衛生検査の4つのハードルが行く手を阻んだことや、今後はこの葦ストローを通じて、多くの方々に環境保全を啓発したいことなどを発表し、来場者も感心するほど素晴らしいプレゼンテーションでした。いくつか質疑もあり、多くの方々に葦に興味を持ってもらえたかと思います。
生徒さんは、「緊張しましたが、自分たちが準備してきたものは全部発表しきれました。」、「今後もこのような啓発活動を行い、エコや3R、環境問題についてさらに考えていきたいです。」としっかりとした受け答えをしてくださいました。