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健康栄養学科ブログ

後藤准教授が清州保健センターで「食生活の中のナッジ」の講演をしました

RSS 2020年11月13日

2020年11月11(水)に愛知県清須保健所の令和2年度食生活改善支援事業研修会が清須市清州保健センターで開かれ、後藤千穂准教授が「食生活の中のナッジ ~我が家の食卓に直接届く仕掛けづくり~」の講演を行いました。
参加者は食生活改善ボランティアの皆さんで、日ごろから住民の皆さんに望ましい食生活について普及啓発活動を行われていることから、とても熱心に受講されていました。

講演は、まずナッジ理論についてお話ししました。ナッジとは「肘でそっとつつく」という意味で、人々が行動を選択するときのくせを理解して、強制することなく、人々の行動を望ましい行動に誘導するアプローチのことです。
人は1日に何度も何を食べるか決断していることから、このナッジの考え方は健康的な選択を促す環境づくりに役立ちます。今回の受講者の皆さんは食生活の普及啓発活動を行われていることから、ナッジの構成要素としてEAST(Easy, Attractive, Social, Timely)について、具体例を示して解説しました。

食生活への実践として、全国的にみても野菜摂取量の低い愛知県において、野菜摂取量増加への働きかけが必要です。ただし、野菜をとろうとすると食塩の摂取も増える傾向にあることや、講演した地域が高血圧が多い傾向にある地域であることから、高血圧対策として減塩も同時に必要です。野菜に含まれるカリウムは、食塩(ナトリウム)の排泄に働きます。ただし、食塩をどれだけとっても野菜さえ食べていればよいというわけではなく、カリウムが血圧を下げる働らきは、食塩摂取量が低い時に効果があることから、やはり前提としては減塩が大切であることが説明されました。また家庭単位の食塩摂取量と循環器系疾患の死亡リスクに関連がある事が示され、家庭で活用できる減塩の普及が必要であることも話されました。

参加者の方からの質問もあり、有意義な研修会となりました。

20201111_清州保健センター_食生活の中のナッジ.PNG

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