2020年2月14日(金)、愛知県一宮保健所管内栄養士会研修会が行われました。
・実習「減塩に役立つおいしいだしのとりかた」
・講師:安藤鰹節店 安藤元二氏
実習では、まずだしの素になる、本枯節、荒本節、宗田節、煮干し、日高昆布の紹介がありました。本枯節、荒本節、宗田節は、削る前の鰹節の提示があり、削った後の鰹節の香りの比較をしました。その後、6グループに分かれてグループごとに異なっただし汁をとって味噌汁をつくり、比較しました。それぞれ香りや味が全く異なり、風味調味料を使った味噌汁との比較も行い、減塩につながるだし本来の美味しさや香りのよさを実感しました。
だしの比較をした後、参加者全員がカンナを使って鰹節を削る体験をしました。最初は手の置き方や力の入れ方がわからず、なかなか削れないこともありましたが、一人ひとり、丁寧な指導を受けているうちに、コツがわかり始め、全員、きれいに鰹節を削ることができ、貴重な体験となりました。今回の実習を通して、日ごろから取り組んでいる減塩活動に、だしを上手にいかすことの大切さを改めて学びました。
この研修会を本学で開催することによって、健康栄養学科の学生は栄養士免許取得前であっても講演を聴講することができます。
学生のうちから研修会に参加することにより、現役の管理栄養士・栄養士が学ぶ姿や、質疑応答を目の当たりにすることができます。
さらに現在、現場で問題になっていることを知ることができ、とても有意義な体験となっています。