この「対話型鑑賞」とは、美術教育の分野において、ファシリテーターと呼ばれる進行役が参加者同士の対話を盛り上げて美術作品を様々な角度から鑑賞する手法です。
今回のワークショップではアートエデュケーターの阿部美里様による進行のもと、対話型鑑賞を通し、情報が氾濫する社会において「時間をかけて、分析的に、見る」ことの重要性をテーマに、作品鑑賞やグループに分かれての活発な意見交換が実施されました。
情報メディア学科の学生もグループの進行役として本ワークショップに参加し、高校生の意見から議論を発展させ、新しい気づきや疑問を生み出すきっかけづくりに腐心する様子が見られました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、ビデオ会議システム「Zoom」を使い、初のオンラインでのワークショップ実施となりましたが、大きなトラブルもなく、3時間の長丁場を20人の高校生の皆さんと無事走り切ることができました。
今回のワークショップで体験した「対話型鑑賞」を通し、「分析的にみる」ことを少しでも日常で実践いただけたら幸いです。
ご参加いただき、誠にありがとうございました。