開発環境(Visual C++)のインストール

Visual C++ 2008 Express Edition

Visual C++ はよりパワフルで柔軟な開発環境を提供し、Windows ネイティブなアプリケーションやおよび 3D の2Dゲーム開発を支援します。
Win32 API を完全活用したアプリケーションを作成できる Windows Platform SDK も同梱されています。(Microsoft公式HPより)

OpenCVを使用するためには、Visual C++のような開発環境が必要です。
無償で利用することができ、環境設定の方法も他のものに比べて分かりやすいと思います。

 

Microsoft公式HPよりインストールできます。⇒ Visual Studio 2008 Express Editions

 

 

 

OpenCVのインストール

Open Computer Vision Library (OpenCV)

OpenCVのパッケージソフトは公式HPを経由して
SourceForge.netより無償でインストールすることができます。⇒ SourceForge.net

 

OpenCV_1.0.exeをダウンロードする。

開くと表示されているのはOpenCV_2.0なので隣の「View all files」をクリックして下へ表示させます。


「1.0」のフォルダをクリックして開き、その中の「OpenCV_1.0.exe」をダウンロードしてインストールすれば完了です。

◎後ほどライブラリパスを設定する際に
「ローカルディスク(C:)」の「Program Files」フォルダの中にOpenCVがインストールされていること前提で説明をします。
ほとんどのサポートサイトもその場合が多いので、インストールは上記の場所へ行った方がオススメです。

 

 

 

ライブラリパスの設定

Visual C++ で OpenCV を使えるようにするために、パスを追加して設定をする必要があります。
 

<設定方法>

1.Visual C++ を起動して、メニューバーの「ツール」の中から「オプション」を選択します。
  

2.項目の「プロジェクトおよびソリューション」の中から「VC++ ディレクトリ」を選択し
  右上の表示するプロジェクトから「インクルード ファイル」を選択します。
  そして下の項目に、以下のパスを追加します。
 -------------------------------------------------
  C:\Program Files\OpenCV\cv\include
  C:\Program Files\OpenCV\cvaux\include
  C:\Program Files\OpenCV\cxcore\include
  C:\Program Files\OpenCV\otherlibs\highgui
 -------------------------------------------------

  

3.2.同様に、今度は表示するプロジェクトから「ライブラリ ファイル」を選択します。
  そして下の項目に、以下のパスを追加します。
 --------------------------------------
  C:\Program Files\OpenCV\lib
 --------------------------------------

  

これでライブラリパスの設定は完了です。

 

 

 

プロジェクトの作成

OpenCV プログラムのプロジェクトを Visual C++ で作成する際には
プロジェクトの種類リブファイルを追加することに注意が必要です。

○ 新しいプロジェクトの作成
1.Visual C++ のメニューバー「ファイル」から「新規作成」→「プロジェクト」を選択します。
  

2.そこから「Visual C++」の「Win32」をクリックしその中の「Win32コンソールアプリケーション」を選択し
  プロジェクト名を入力して完了です。
  

○ 依存ファイルにリブファイルを追加する
1.プロパティマネージャの作成したプロジェクト名を“右クリック”してプロパティを選びます。
  

2.そして「構成プロパティ」→「リンカ」→「入力」の順に選択して
  その中にある「追加の依存ファイル」をクリック。右端に現れた「…」をクリックして開いたところに
  

  以下のリブファイルを追加したらOKです。
 --------------------------------------
  cxcore.lib
  cv.lib
  highgui.lib
  cvaux.lib
  cvcam.lib
 --------------------------------------

 

ここまで完了したら、いよいよOpenCVのコード作成です!