「モデル化・シミュレーション」
担当:田近一郎
監督としてサッカーチーム作りに腕を振るう、あるいは、市長になって小さな町を大都市に発展させる。皆さんはこんなコンピュータゲームをやったことがありますか。これらのゲームはシミュレーションゲームと呼ばれ、コンピュータの中に本物そっくりのサッカーチームや都市を再現しています。実際の試合、実在する選手や都市などのデータをもとにして本物と同じように動く仮想世界をコンピュータプログラムとして実現しているのです。
本ゼミナールはこのようなシミュレーションプログラム作品を作ることをテーマに掲げています。これまでの卒業生の研究テーマは、三国志のような領地拡大ゲームの戦闘シミュレータ、量子コンピュータの動作シミュレーション、生物の食物連鎖のシミュレーション、植物の成長を手本にした動画CGの作成など多方面にわたり、各自が研究テーマを決めてプログラム作品を作り上げています。
<専門演習・卒業研究の内容>
<専門演習・卒業研究の進め方>
- 以下の3つの内容を並行して進める。
・現象をモデル化するための基本的な手法の学習
・プログラミング技術(プログラミング言語はJava)の習得
・シミュレーション技法の学習
- 興味を持った現象について情報を収集し、(ミニチュア)モデルを組み立てる。
- モデルをもとにシミュレーションプログラムを作り、現象を再現し、考察する。
その他の事項
- 参加者に期待することなど:
現象のモデル化やプログラミングを通して、アイデアをかたちにする技術を身につけてください。演習への積極的な参加を求めます。
- 履修が望ましい科目:
自然科学系(基礎数学・物理学・化学)やコンピュータ・プログラミング系の科目。
- 募集方法:
研究室(図書館3階)で詳しく説明します。定員超の場合はレポート課題で判断します。
- プロフィール:
大規模データからその中に隠れている法則を見つけ出す技術、多数の意見をうまく組み合わせる技術など機械学習と呼ばれるコンピュータ科学の一分野の研究をおこなっています。
- 担当科目:
「情報リテラシー2」「アルゴリズムとデータ構造」「モデル化技法」「知識情報学」。
〒492-8520
愛知県稲沢市稲沢町前田365
名古屋文理大学
情報文化学部情報メディア学科
田近一郎(Ichiro TAJIKA)
