森  博(Hiroshi Mori)

hmori@nagoya-bunri.ac.jp


1954年11月10日生まれ。名古屋市出身。
  
1979年名古屋工業大学大学院修士課程修了。
  
現在名古屋文理大学情報文化学部情報メディア学科教授。
  
主な著書に「理系のためのVisual Basic 2005 実践入門(共著)」、「理系のためのVisual Basic 6.0 実践入門(共著)」、
「改訂新版はじめてのTURBO C++(共著)」,「Quick BASIC中級プログラミング(共著)」(技術評論社),
「Pascalの基礎(共著)」(ムイスリ出版)などがある。

  ・ ゼミナール関連

        ・ 専門演習・卒業研究

        ・ 『森とデジタルな仲間たち』


 ・ Photoギャラリー

 北館2階ロビーに新しく『ネットラウンジ』コーナーが新設されます。
12席のPCコーナーでは、Webはもちろん、ワープロや表計算などもでき、
レーザプリンタでレポートの印刷もできます。
 床のカーペット張りとOAテーブル、椅子が入りました。


                                          (2007年2月20日撮影)

 写真はロビー南からの風景です。4人用のゾーンが3カ所あります。もうすぐPCも入る予定です。



 真冬だというのに本当に暖かい日が続きます。
本館に、夕陽が当たると、煉瓦の色が冴えて暖かい印象になり、モダンなイメージの中に
クラシカルな雰囲気が漂います。


                                         (2007年1月31日撮影)


 下の写真は北館です。北館は、壁面がひじょうに大きく、煉瓦の色調が本館と微妙に異なっており、
私は、真昼の直射日光を浴びて、光り輝くような姿がとても好きです。


                                        (2007年1月30日撮影)

  ・ あいてぃ・えっせい   

 ・ 2007年11月7日 『無線LAN機器のおおいなる進化』

 無線LANの設定には、おおいに泣かされた私であるが、先週、知人宅の無線LANを請け負うこととなり、
心構えも整え、どの機種にしようか?といろいろ頭に思い浮かべて家電量販店の門をくぐったわけです。

 中日ドラゴンズ日本一セールということで、どれでも5%引きというラッキーな時期ではあったんですが、
無線LANルーターの種類の多さにびっくり。これは、困った、どれにしてよいかわからないなぁという感じでした。

 私が手がけたメーカは、自宅と大学の研究室を含め、バッファロー・アイオーデータ・コレガの3メーカー。これらは、
非常に多くの製品を出しているんですが、それ以外にも知らないメーカーもちらほら。
 結局、お値段とパッケージに書いてある性能(通信スピードですね)を見比べて、コレガの8000円ぐらいのにしました。

 知人宅のブロードバンド環境は、ケーブルTVです。

 取説を一通り読んで、適当に開始。

そういえば、以前、ケーブルTVがプロバイダの別の知人のルータ接続で、学んだ貴重な体験は、モデムが
接続していたPCのマックアドレスを記憶していたということ。
 そこで、まず、PCとケーブルTVのモデムをつなぐLAN線をはずすと同時に、モデムの電源をオフ。そして、すぐに
ルータに接続せず、十分、電源なしの状態を保ち(これでPCのマックアドレスはクリアされるはず)、それから、
ルータとの接続を行いました。

 このあと、以前だと、通常はルータの設定を行うんですが、なんとこのルータ、つないだだけで、自動設定。
なーんにもしないでも、一発接続。これには、びっくり。そして関心。

 『無線LAN機器はおおいに進化している!!』

 これなら、ルータ接続はまようことなく無線できまりだね。こうなると、次は高速化だね。
一段高いところの悩みとなったわけであるが、俄然、またやる気がわいてきた一日であった。



 ・ 2006年6月28日 『無線LAN格闘日記・その1』

 無線LANには、随分前から挑戦してみようと思っていましたが、何か難しそうだったので、なかなか手がつけられませんでした。
そのせいで、リビングルームは、電源コードとLANコードが、ちょっとしたスタジオ並に氾濫してまして、自分も含め、家人もしょっしゅう引っかかり、「何とかしなさい!」といわれて 肩身のせまい思いをしてました。

 数週間前についにやろうと決心し、パソコンショップに。
しかし、あるわあるわ、3,4のメーカーから、さまざまな値段の商品が。どれにすればよいのか。やっぱりやめるか。しかし、何度、そういってやめたんだ。というわけで、C社の若葉の初心者マークがついたパッケージに心を奪われたんですが、結局、ボタン一発で設定できるというあまーい宣伝文句にひかれ、バッファローのカード付きのモデルを購入。1万円弱だったと思います。

 それから格闘が始まりました。自宅のPCは全部で4台。XPが3台に98が1台。XPはすべてノートPCで無線LAN内蔵は2台。98はデスクトップです。そこで、付属の無線LANカードが使えるマシンは内蔵でない1台に決まりましたので、それから設定することに。
マニュアル通りにやったはずですが、トラブルの連続。とにかく、うまくいきません。セキュリティのところで一歩も先に進みません。無線LANルータとPCに差した無線LANカードを近づけてボタンを押すだけでOKと書いてありますが、まったくだめです。成功するとルータのオレンジランプが点灯すると書いてあるのにだめなのです。付属CDのトラブル対策をみても解決できません。紙のマニュアルの最後に大きく表示されている、
「1台1万円で、当社のスタッフが接続サービス」の広告がやけに目につきます。

 どれぐらい試行錯誤を繰り返したでしょう。何かの拍子に突然つながりました。オレンジのランプが点灯したのです。
はっきいいって、成功した正確な原因は不明です。でも、とにかく、あとはプロバイダーの設定をすれば、接続完了。めでたく無線LAN化の第1歩は成功。
つなげてみると、自宅以外に2つも電波がとどいていることを
発見しました。でも2つともセキュリティがかかってない。
 

 さて、一服して、次の無線LAN内蔵PCの設定に移ろうと思い、CDのマニュアルで、「2台目以降のつなぎ方」と「内蔵マシンとのつなぎ型」を呼んでみると、なんと、今、付属してきた無線LANカードに施したセキュリティが内蔵モデルでは使えない!と書いてあるではないですか、がーーん。暗号を別の形式に変更しないとだめらしいのです。すごく苦労して設定したのにそれが使えないとは・・・。
気を取り直して、先に、98のデスクトップに、ルータといっしょに買ってきておいた、バッファローのUSB接続子機(4000円ぐらい)を先につなごうと思って、やってみましたが、これがまたまた大変。なにしろ、ドライバーのインストールからうまくいかない。こうやって、森家無線LAN化最初の夜は更けていくのでした。
「やっぱり無線LAN化なんて考えなければよかった・・・。」
静かですが深い後悔の念がくたびれ果てた頭にうかんだのでした。その後の展開はまた、今度。



  ・ 2005年9月14日 『アナログ的楽しみのすすめ』  

 東京地方では、エフエム東京などの民放5社共同で、現在のFM放送より高い音質で、画像も送れる「デジタルラジオ放送」を来年4月から始めるそうだ。名古屋でも2008年までに本放送が始まるらしい。テレビの完全デジタル化が目前にせまり、インターネットの普及で広告収入も減少傾向にあるラジオ業界としては、いわば背水の陣なのであろう、日頃のライバルが一緒になり、5年も前倒しして本放送にふみきるようだ。世はまさに「デジタル」時代なのであるが、放送業界では最も「アナログ」的存在であると思っていたラジオまでが、こんなに早く、デジタル化するというのは驚きであった。

 ところで、「デジタル化」の最大のメリットは何であろうか。私は、「便利さ」であると思う。レコードがCDに代わったとき、CDの音質の良さに驚き、iPodシャッフルのような音楽プレーヤーの登場では、その小ささと軽さに感心させられた。最近の「デジカメ」の小ささ、薄さ、多機能さは、まさにあきれるほどである。これらさまざまなデジタル商品に共通のキーワードは、ずばり「便利さ」である。レコード、カメラ、テレビ、ラジオなど、我々の身の回りの品々はすべて「アナログ」であったのが、CDの登場あたりから、「デジタル化」の波が打ち寄せ、最近では、「デジタル家電」といった言葉まであらわれたように、今や怒濤の快進撃である。とにかく、便利なのである。映像も音声も文字もすべて「1」と「0」だけで表せるのだから、記憶媒体に関係なく、全部同じ土俵で扱える。極端な話、巨大な記憶媒体を内蔵したケータイが1台あれば、音楽も写真も動画も全部それに入れて持ち運べる。デジタルチューナーを内蔵しておけばデジタルテレビもデジタルラジオも視聴したり録画録音が自由自在。ちょっと前までは夢物語のようなことが「デジタル化」の恩恵で、いとも簡単に実現しそうな雰囲気である。

 さて、このような「デジタル化」の波は、今後も無敵であろうか。私はちょっと待てよと思う。たしかに、「デジタル化」は便利で、たぶん、今後もこの勢いは止まらないであろう。しかし、何かが違うのではないか。うまく言葉で表せないが、「デジタルの世界」は、「便利」ではあるが「浅い」のだ。別の言葉でいうと「深い満足感」が得られない、「心地よさ」が伝わってこないのだ。これは多分にデジタル機器の熟成度不足が原因であろう。デジカメを例にとってみても、最新のデジタル一眼レフは、良く写るし便利だからプロのカメラマンでさえ、続々とデジタルに移行しているが、それは仕事に便利だからである。我々しろうとが、それらを実際に手にとってファインダーを覗いたり、シャッターを切ってみると何かしっくりこない。プリントしてみてもしかりである。「アナログ一眼レフ」に良く似せているけど、やはり、何かが違うのだ。数値上はたいした違いではなくても、感覚的には大きい。我々の感性は、つくづく「アナログ」なんだなと感心してしまう。

 この問題は、時間がたてば解決する問題なのかもしれないが、もしかすると本質的に解決できない問題なのかもしれない。人類がこれまで脈々と築いてきた「アナログ」的文化は、そう簡単には「完全デジタル化」できないのではないだろうか。そこで、私からの提案なのであるが、「デジタル化」の便利さはしっかりと享受しながら、あえて積極的に「アナログ」に浸ってみてはどうだろう。わざわざ、フィルムを使うカメラで写真を撮ってみる、デジタル化された音や映像を楽しむだけでなく、実際にライブやコンサートに足を運んでみる、ネットだけに頼らず、本屋や図書館に行き必要な情報を手に入れてみると言った具合にである。そのような「アナログ的楽しみ」を十分に知った上で、「デジタル的便利さ」を使いこなすことが大切なのではないだろうか。私は、個人や企業が「デジタル情報社会」を賢く生き抜くためのキーワードは「心地よさ」だと確信している。「便利さ」は一番ではない。この「心地よさ」という感覚を、自分の体中に、鋭敏なセンサーしてしっかりと働かせるには、どうすれば良いか。それは、どっぷりと「アナログ的な楽しみ」に浸ったライフスタイルを一度は経験してみるしかないと考える。「便利なデジタル」は横目でちらりと見て、いったん無視するのである。そこは、ちょっと不便で、面倒な世界かもしれないけれど、どっぷり浸っているうちにいつしか「深い満足感」とか、「真の心地よさ」とは、どのようなものか自然にわかってくるはずである。その何ともいえない「心地よさ」をじっくり味わってから、便利で快適な「デジタル情報社会」にゆっくりと足を踏み入れていっても、決して遅くはないと思うのだがいかがだろう。あなたが、もし、デジタルの便利な世界にしか、興味を感じていないかもしれないなら、だまされたと思って、ぜひ一度試していただきたい。                   (図書館便り2005年秋号に掲載)


   

       過去のあいてぃ・えっせい


「定石からビジョンへ」,羽生善治 今北純一,文藝春秋(2004)    

 ぶらりと東片端(ひがしかたは)にある本屋を覗くと、新刊コーナーの一番上の棚に、黄色地にくっきりと黒い太字で「定石からビジョンへ」というタイトルが妙に目立つ本にでっくわした。「定石(じょうせき)」というキーワードで、もしやと思って著者をみてみると、やはり羽生善治氏の対談書であった。大ファンである羽生さんの本であるが、買うのに若干、ためらってしまった。理由は、対談相手の今北純一氏のことを私はまったく知らなかったからだ。
 本を手にとって、少し内容をチェックしてみると、「これはなかなかおもしろそうだ」ということでさっそく購入した。
 今北純一氏はフランスを基盤にした経営コンサルタントの仕事で実績を上げてこられた方らしい。アメリカではなくヨーロッパ、それもフランスをベースに活躍する日本人のエコノミストというのは珍しい。その今北氏と将棋界第一人者の羽生さんの接点は何か?。興味津々で読み進むと、疑問はすぐに解けた。
 羽生さんが、近年、将棋だけでなく、チェスにも興味を持たれ、腕前の方も将棋並みに上達され、日本代表で国際大会にも参加されているというのは、どこかで聞いたことがあった。そんな関係でフランスのチェス愛好家だけでなく、将棋愛好家とも親交を深められており、羽生さんが、パリでたまたま将棋愛好家相手に指導対局をおこなっているところで、そこにいあわせた今北氏が臨時の通訳をかって出られたことがお二人の出会いとのことである。
 さて、対談の内容は、非常に多岐に渡っていて興味深いが、いつの間にか、羽生さんが政治や経済、文化など幅広い分野に造詣を深められているのにおどろいた。最近の羽生さんは、名人位も取られ、残るタイトルは一つだけという、ファンとしては、ちょっと寂しい思いをしているわけである。しかし、ごく最近行われた王位戦第3局を快勝した内容を見てみると、タイトルの数などはあまり関係ないなと思っていたやさきに、この対談を読んだわけで、不安は一掃されたのである。彼にとってはタイトル戦もまた勉強の場であり、さらに新しい発見を求めているのである。さらに彼は、タイトル戦の方が相手が強いだけに、練習を積むとしても都合が良いとまでいっているのである。彼にとって、もちろんタイトルは意味があるだろうが、それ以上に「将棋」という知的な格闘技に魅せられているのだろう。ますます、彼の魅力にまいってしまいそうである。
 今北氏のフランスでの苦労話も参考になる。やはり、アメリカとヨーロッパは違うのだなぁと思ったし、我々は案外、アメリカ型のサクセスストーリーに目が行きがちであるのだが、ヨーロッパ、とりわけ、フランスにおける今北氏のサクセスストーリーもかなり役立つと思えた。
 混迷に満ちた現在の日本に住む者にとって、多くの参考になるエピソードがつまったおすすめの一冊である。
                                                                     (2004年8月11日)

「簡単に、単純に考える」,羽生善治 他,PHP研究所(2001)    

 将棋界の第一人者である、羽生善治氏と、神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー・平尾誠二氏、スポーツジャーナリスト・二宮清純氏、AI学者である、カーネギー・メロン大学教授・金出武雄氏との対談集である。
 我々にとって、やはり興味深いのは、最後の金出教授との対談であろう。コンピュータを使った将棋を指すプログラム研究者の間には「羽生さんに勝つ、コンピュータプログラム」が21世紀のいつ頃誕生するのかという点がよく話題にのぼる。羽生さんは将棋棋士でありながら、AI研究者とのつながりがとても深いのだ。
 この本では、AI研究の最前線と、将来の見通しについて、金出教授と羽生さんの対談というスタイルをとって、わかりやすく解説されている。
 そして、金出教授が、学生達にいつも、「単純に、簡単に!考えよ」と指導してみえるらしい。古いやり方やいきさつにとらわれていると、駄目で、単純に、簡単に!と考えることで可能性が広がるとのこと。家庭へのインターネット普及が、ISDNからADSL、光ファイバーとめまぐるしく変化していく今、この言葉はとても重いと思う。この対談は、今後の羽生さんの将棋の成績にきっとプラスになるであろう。コンピュータ研究者にも、将棋愛好家にも必読の書だと思う。

「新世紀デジタル講義」,立花隆 他,新潮社(2000)    

「IT」という言葉を聞かぬ日がないほど、この言葉は流行しており、21世紀の期待の星であるがごとくマスコミ等で報じられている。しかし、我々には「IT」なるものの本質がなかなか見えてこない。逆に言えば、我々が、今、学んでいる「情報文化学」や「社会情報学」は、「IT革命」の本質を解き明かしていく重要な学問体系のひとつであるといってよいだろう。ここで紹介する本は、立花隆氏と東京大学先端研の先生による、「新しい情報時代を学ぶための本」である。立花隆氏といえば宇宙からインターネットまで、さまざまな分野を深く広く探求するジャーナリストとして知られており、そのエネルギーの根源は「知的好奇心」である。それも半端ではない。この本はいわゆる情報関係のハウトゥ本ではない。学術書とも違う。基礎的であって、情報を学ぶ上でまず知っておかなければならないこと、情報社会の現状とこれからの展望など、多面的なものの考え方ができるスキルが得られるような話が中心になっている。立花氏流「知的こだわり」も随所にみられる。個人的には安田先生による「第5章・ネットワーク社会の将来」がとてもわかりやすく感心した。学生諸君にも肩の力を抜いて、ぜひ読んでもらいたい一冊である。「IT革命」を解きほぐす鍵が見つかるかもしれない。

「これでいいのだ IT革命」,久保田達也,インプレス(2001)    

サブタイトルが「超アナログ企業のための実践ガイド」となっている。IT革命という流行語が一人歩きする現在、真の意味での「IT革命」はどのように行えばいいかを説いた実践書。第一章で、e−ビジネスとして「インターネットでだんごを売る」というテーマを考え、「だんごがうまくなければ、失敗する」というあたり、かなり説得力がある。また、組織内がなかなかIT化されないため、あせる経営者もいると思うが、まずはEメール機能付きの携帯電話をくばるところからはじめなさいというあたり、個人的にも大変共感した。この本の最後で、いよいよブロードバンドサービスが開始されるところからIT革命の第2幕がはじまると予想しており、ITをめぐる今後の展開が非常に楽しみである。

 

「インターネットはグローバル・ブレイン」,立花隆,講談社(1997)

立花氏のインターネットへの思い入れがほとばしる力作。前作「インターネット探検」よりさらに深く、インターネットの情報社会での役割と影響力を考察している。インターネット本は「1秒で腐る」といわれるほど、変化が激しい社会であるが、この本には腐らないと思われる部分もたくさんあり、読んでおいて損のない一冊である。

「ゲーム」,飯野賢治,講談社(1997)

飯野さんの顔写真が本の表紙に載っており,「あっ、テレビで見た顔!」というのがこの本との出会い。書店に平積みしてあったから出会えたんですね。内容は飯野氏の言葉がぐいぐいとこちらの肉体に食い込む感じ。自分自身の10代,20代を回想しながらあっと言う間に読み終えてしまった。我が家にはプレステとスーパーファミコンしかないので、セガサターンを手に入れないと,彼の言葉が本当にわかったことにならないだろう。息子に「ドラクエ」と「ファイナルファンタジー」の違いを聞いてみたら飯野氏と同じ答えが返ってきた。驚き。やはりセガサターンも手に入れよう。とにかく、久しぶりに元気を与えてくれた一冊であった。

「ふたり」,唐沢寿明,幻冬舎(1996)

ベストセラー本である。そしてタレント本。実はこの本,昨年の今頃,友人に進められ,その友人から借りて読むはずであったのが、両者すかっり忘れてしまいそのままになっていた。しかし、その頃から「唐沢寿明」という俳優がかなり気にはなっていた。BS2の朝の連ドラ再放送で「純ちゃんの応援歌」というのを偶然見て,山口智子と共演していたんだと変に感心してしまった。ふたりとも,とても若かった。この本は昨日,家のそばの小さな本屋に5、6冊平積みになっていたので、良いチャンスとばかり買ってきて数時間で読み終えた。この本を読んで、自分が「唐沢寿明」という俳優に無意識に,そして徐々に魅せられてきた理由が少しだけわかったような気がした。

「生き残りの条件(欧米対談紀行)」,城山三郎,講談社(1981)

随分古い本である。私が住んでいる春日井市にある市立図書館が廃棄する本をひとり20冊まで無料でくれるというので出かけていったのであるが、本を集めた1室に50人をつめこみ10分以内でという制約付であった。そんな中で偶然この本に出会ったわけであるが、私がこの本を手にした理由は,大好きな城山氏の本であったということである。中を見る余裕はなかった。ところが家に帰って中をみると、なんと荻須高徳画伯と城山氏との対談があった。もちろん、本学の隣の荻須美術館の荻須画伯である。城山氏とは同郷(愛知県)ということで親しみのこもった対談なのであるが、私はこの対談を読み進むうちになにやら鳥肌が立つほど感動してしまった。荻須画伯の生き方・考え方にである。5回ほど読み直し、現在の自分の生き様を深く反省するに至った。本当に「すごい人」である。一度でいいから,お目にかかりたかったと思った。近々また荻須美術館に行こうと思った。

「宇宙人のいる教室」,さとうまきこ,金の星社(1984)

今日、息子が読書感想文コンテストに応募するとかで読んでいた本を「おとうさんもためしに読んでよ,おもしろいんだから」とせがまれ、つい読んでしまったのであるが、これがなかなかすばらしい本であった。小学3年生以上向きとか書いてあったが、大人が読んでも十分感動させられてしまう。マラソン大会の場面では不覚にも目頭が熱くなってしまった。コンピュータゲームに血道をあげている息子がこんな本も読んだりするんだと思うとなんだかほっとした。親バカですね。

「新科学対話」,竹内郁雄,アスキー出版局(1997)

本の帯広告が「複雑系にもマケズ,インターネットにもマケズ........そんなコンピュータ科学にナリタイ」となっており、さすが竹内氏の対談集らしい。12名の異分野の先生方との切れ味鋭いトークのやりとりは,やや難解な内容の部分も吹き飛ばしてしまうほど心地よい。竹内氏もNTT研究所から電通大の教授になられたとのこと。さぞ、ユニークな講義?でしょう。

「東北の時代」,西沢潤一,潮出版社(1995)

先日、ある書店の新刊コーナーで偶然見つけたのであるが、初版は1995年4月27日になっていた。西沢先生の本はほとんど目を通していたはずであったが,うっかりしていたことになる。最近はベストセラー本以外はすぐに姿を消してしまうので油断も隙もない。内容は,西沢先生の従来の発言にそったもので、相変わらず読後に「頑張らなければ我が日本に明日はない」とつくづく考えさせられるものであるが、教育に携わるものとしては、4章の「大学は”狂乱の教育”になっている」と5章の「憂うべき暗記教育と理工ばなれ」の部分が特に示唆に富む部分であった。

「サイバーメディア新思考経済」,月尾嘉男,徳間書店(1997)

サブタイトルが「小が大を制し,遠が近に勝つ」となっており、世界経済が「規模」優先から「速さ」優先に大転換しているというお話である。月尾先生の久々の新刊であるが、インターネットやマルチメディアにも多くのページがさかれており、非常に参考になる。従来の月尾先生の著書にくらべると,デジタル時代の陰の部分にも触れられており,奥深い内容になっている。

「21世紀の「IT革命」とは何か!,石井威望,青春出版社(2000)
「情報リテラシー教科書」,井田昌之・清水康司・中里宗敬・堀内正博,共立出版(1999)
「超「20世紀論」上・下」,吉本隆明,アスキー(2000)

「JAPAN2020 不機嫌な時代」,ピーター・タスカ,講談社(1997)
「インターネット 5つの予言」,西 和彦,ダイヤモンド社(1996)
「聖なるヴァーチャル・リアリティ 情報システム社会論」,西垣 通,岩波書店(1996)
「コンピュータ いま何がなぜ?」,坂村健,読売新聞社(1996)
「インターネット」、村井純、岩波新書(1996)
「インターネット「宣言」」、村井純、講談社(1995)
「インターネット探検」、立花隆、講談社(1996)
「インターネットの5年後を読む」、西垣通、カッパブックス(1996)
「知の現在」(NHK人間大学1996年7月〜9月テキスト)、立花隆、日本放送出版協会(1996)
「情報学絵とき読本」、福村晃夫、オーム社出版局(1996)
「ウインドウズ95から始まる完熟ネットワーク社会」、石井威望、徳間書店(1995)
「インターネット近未来講座」、村井純・坂本龍一・成毛真・佐伯達之、アスキー出版局(1996)
「日本を変える新・成長産業」、牧野昇・月尾嘉男、PHP研究所(1994)
「コの業界のオキテ!!」、藤原博文、技術評論社(1995)
「デジタル社会」、デジタルコンバージェンス’94編、BNN(1995)
「ポスト情報社会の到来」、月尾嘉男、PHP研究所(1991)