
臨地実習
臨地実習では、実際に業務を行っている病院や福祉施設、給食設備を持つ事業所などで、その現場で働いていらっしゃる方々を先生として、学内だけでは学ぶことのできない貴重な職場体験を行えます。私は3年次に医療機関で臨床栄養学を中心に実習をさせていただきました。臨床栄養学実習では、褥瘡(じょくそう)回診・NST回診などを体験しました。褥瘡回診とは、寝たきりの患者さんが床ずれを起こさないよう予防したり、床ずれを早期に発見して治療したりするための回診です。またNST回診は各専門分野の医療関係者が栄養サポートチームとなって患者さんの治療計画を相談していく回診で、私がお世話になった医療機関では、管理栄養士の他に医師・看護師・薬剤師・言語聴覚士・臨床検査技師の6職種の医療従事者チームとなって行っていました。
それぞれに学んだことは多かったのですが、私が最も強く印象に残ったのがNST回診です。口から食べることが出来ずに消化管から栄養を摂取されている患者さんが多くて、管理栄養士が中心となってこれから食事を食べていけるように計画していくのですが、そこで管理栄養士の先生が医師たちと病理学の知識も含めて対等にお話しをされていて、管理栄養士という仕事の重みと誇りを感じることができました。これから4年次では保健所などへも臨地実習の機会があります。管理栄養士が活躍できる場所は病院や福祉施設、事業所などとても幅広いですから、まだまだ一個の分野に絞ることなく、さまざまな現場を体験して学んでいきたいと思っています。

| 【給食】稲沢市立国分小学校、稲沢市立大塚小学校、稲沢市立下津小学校、稲沢市立大里中学校、稲沢市立稲沢中学校、半田市学校給食センター、小牧市東部学校給食センター、津島市学校給食共同調理場、江南市立南部学校給食センター、扶桑町立学校給食共同調理場 【事務所】グリーンホスピタリティフードサービス株式会社/東邦ガス本社社内食堂、デンソー本社内4号館食堂、デンソー本社内5号館食堂 エームサービス株式会社/トヨタ車体生技棟事業所、デンソー本社事業所、豊田自動織機 刈谷工場事業所 【病院】医療法人富田浜病院、独立行政法人国立病院機構 名古屋医療センター、愛知県厚生連海南病院、国立長寿医療センター、国立大学法人岐阜大学医学部附属病院、医療法人社団志聖会犬山中央病院、医療法人愛正会総合上飯田第一病院、医療法人博報会岡崎東病院、医療法人善孝会刈谷記念病院、中日新聞社健康保険組合中日病院、国立大学法人名古屋大学医学部附属病院、公立大学法人名古屋市立大学病院、名古屋掖済会病院、独立行政法人労働者健康福祉機構中部労災病院、愛知県済生会病院、愛知県厚生連尾西病院、社会保険中京病院、医療法人済衆館病院 【保健所】師勝保健所、あいち健康プラザ、江南保健所、津島保健所【老人ホーム】稲沢老人保健施設第1憩の泉、愛厚ホーム大府苑、愛厚ホーム小牧苑、愛厚ホーム豊川苑、愛知県明知寮、特別養護老人ホームグレイスフル春日井、医療法人里仁会介護老人保健施設ちゅうぶ、介護老人保健施設フラワーコート江南 | ||
事前学習
実際の病院での実習ですから、社会人としてのマナーや常識も大切。貴重な機会を最大限に活かすには、事前の勉強が欠かせません。
実 習
医師たちとの会議や患者さんへの栄養指導に立ち会ったり、食事の調理を手伝ったり。管理栄養士の病院での仕事をひと通り体験します。
実習ノートの作成
実習での体験をもとに、毎日レポートを作成。記入方法にも決まりがあり、実習内容を記録することで学んだ内容を整理できます。
実践的なゼミ
食育に注目が集まる現在、小学校などでも食育教育に力が入れられています。本ゼミでは、地元の小学校高学年児童を対象に、総合学習の時間を利用して3回シリーズで授業や実習を行う食育支援介入研究をしています。授業には劇を交え、小学生たちの反響も大きな喜び。実習で行う授業の目的や方針は教員が指導しますが、具体的な児童への教育内容、指導案、媒体、役割分担、スケジュール等はゼミ長を中心に学生主体でディスカッションを繰り返しながら進めていきます。自分たちで企画から仕上げまで主体的に取り組むことで、自信が身につき積極的な行動ができるようになるなど、就職活動や面接にも役立つ大きな効果が見られています。
初 期
4月の早い段階で小学校の先生方と、今年の方針やテーマ、時期などを相談。指導案・媒体・役割分担・リハーサルなどの準備をします。
中 期
3回シリーズとして企画した教育内容について、小学校の先生方からも指導していただき完成度を上げていき、本番で成果を確認します。
後 期
児童や保護者の方々のコメントやアンケート結果・反応から、食育支援介入研究の成果をまとめます。
疾患について理解を深め、QOL(クオリティ・オブ・ライフ:一人ひとりの人生における生活の質)を満足にすることで、健康で豊かな生活が送れることを学びます。ゼミではまず学生それぞれがいちばん深く追究したい疾患について、文献を調べて理解を深めます。さらにその疾病に適した献立を、地方色なども取り入れながら作成していきます。管理栄養士の仕事にはコミュニケーション力が不可欠ですから、ゼミでもゼミ生同士でさまざまにコミュニケーションを取りながら進行していくことを大切にしています。また、国家試験対策もゼミの中で実施。ゼミ生同士でお互いの利点を出し合って、それぞれの弱点を克服します。
初 期
各人がいちばん深く追究したい疾患について文献を調査し、疾患別の献立を作成。国家試験に向けて年間計画の作成も行います。
中 期
文献で調べた知識をベースに実際の医療機関で行われていることを体験。あわせて国家試験の問題傾向などの把握も行います。
後 期
病院での実体験をまとめるとともに、季節も活かして1年間の治療食を考えます。国家試験勉強は自分の弱点克服に力を入れ仕上げます。
実験は、実際に自分で行うことで手を動かす楽しさを、また自分で実験方法を組み立てることで、新しいことを試みる楽しさを学ぶことができます。基礎栄養学ゼミは基礎栄養学に対する実験と、国家試験勉強の両方を行っています。実験では三大栄養素のひとつであるたんぱく質の消化がどのように行われているのかを、肉食性の魚から抽出した消化酵素を使って確認。野菜などが一緒になったときに消化の効率がどのようになるのかなど、人での実際の消化を念頭において、いろいろな実験を各自で工夫して進めています。実験には化学的な操作を含んでいて、将来管理栄養士として栄養分析や検査にたずさわるときにも、ゼミで学んだことが大きく役立ちます。
初 期
実験操作の基本的なことを各自ができるように指導します。国家試験対策では、過去問題を解きながら、解説していくことで理解をはかります。
中 期
実験は各自が自分で何をするのか、テーマを組み立てて取り組んでいきます。基礎栄養学の勉強のほぼ全体が終了します。
後 期
実験で得られた結果について成果をまとめます。生化学、臨床栄養学、食品学など、関連分野へと勉強を広げていきます。










