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地域連携

食と栄養研究所

 本学は、昭和31年名古屋栄養専門学院として開学してから約50年にわたり栄養士養成施設(現、名古屋文理大学短期大学部食物栄養学科)として、また平成15年からは管理栄養士養成施設(名古屋文理大学健康生活学部健康栄養学科)として、多くの栄養士、管理栄養士を輩出し、愛知県を中心に病院、老人福祉施設、学校、保育園、産業給食等で活躍しております。

 これら栄養士・管理栄養士養成教育の実績に基づき、平成22年に滝川理事長・学長から新たな名古屋文理の特徴を創造し、現場で役立つより高度な教育と技術を身につけた管理栄養士を養成するための「食と栄養の殿堂」構想が打ち出されました。その第一歩として平成25年4月1日、名古屋文理大学に「食と栄養研究所」を設立しました。

 本研究所設立の趣旨は、本学の教育と研究の限られた資源の選択と集中を図り、上記「食と栄養の殿堂」構想を実現するため、まず本学教員の教育・研究における意欲の向上を図り、教育・研究のレベルを向上させることであり、特徴ある食および栄養に関する研究を推進することです。
 本研究所の取り組むべき課題は、地域社会(尾張東部)と連携した臨床栄養、栄養疫学、食育、食品開発、フードビジネス等に関する調査研究、および、高齢者社会に対応した高齢者の食と栄養・健康に関する調査研究であり、地域に根ざした研究所として地域社会の食、栄養、健康の分野で貢献することを目的とします。

 本研究所の組織は、研究所長、研究員、事務局からなり、研究員は、名古屋文理大学および名古屋文理大学短期大学部の教授、准教授、助教(助手を含む)で構成されます。また、研究グループは、(1)食科学、(2)臨床栄養、(3)健康科学、(4)学際領域、の4グループからなります。

 本研究所では次の事業を行っています。

  1. 個人または共同で行う研究プロジェクトおよび調査研究
  2. 研究会、講演会、講習会等の開催及び講師派遣
  3. 学外の研究機関又は研究者との人的交流及び共同事業
  4. 外部機関との共同研究プロジェクト(産学官連携プロジェクト)の推進
  5. 研究所報告の刊行
  6. 研究生受入 等
     

講演会 活動

食と栄養研究所 講演会(平成26年度)

 名古屋文理 食と栄養研究所 平成26年度講演会が2月10日(火)に開催されました。

 講師には遠藤 英俊氏(国立長寿医療研究センター内科総合診療部長・長寿医療研修センター長)、加藤 恵子氏(本学短期大学部教授)を迎え講演、会場は満員御礼の大盛況となりました。

 名古屋文理 食と栄養研究所では、地域社会と連携した臨床栄養、栄養疫学、食育、食品開発、フードビジネス等に関する調査研究、および高齢者社会に対応した高齢者の食と栄養・健康に関する調査研究を課題としており、地域に根ざした研究所として地域社会の食、栄養、健康の分野で貢献するよう取り組んでいきます。

 これからも当研究所では地域の皆様を対象に、このような講演会を開催してまいりますのでどうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

食と栄養研究所が取り組んでいる研究活動

高齢社会への支援・研究活動

  • 「高齢者の健康維持・増進に寄与する要因に関する一考察」

 超高齢社会真っ只中にある今、いつまでも元気に過ごすことは自身のためにも、社会的にも大変重要な問題になっています。「いかに長く生きるか」ではなく「いかにうまく生きていくか」、生活の質(QOL:Quality of Life)の維持・向上を図ることが重要なポイントになっています。そこで問題となってくるのが生活習慣病です。なかでも高齢期の障害は、寝たきり状態に繋がる可能性が強いといわれています。加齢は避けられませんが、生活を見直し、少しでも長く健康寿命(自身が自立した生活を送ることが出来る年齢)を維持することは個人の努力で可能です。このような社会をうまく生き抜くためにも、名古屋文理大学「食と栄養研究所」(短期大学部)では、当研究所の核である「食・栄養・健康」を元に、地域の高齢者の生活に密着した調査・研究を、厚生労働省の示す介護予防マニュアル(H24年3月)も視野に入れ、本大学の各研究分野の教員(運動・栄養・口腔・心理)が共同で着手し、高齢者の健康維持・増進に寄与する要因を探りたいと考えました。高齢期を各個人が、うまく生きぬくために各方面からの分析を実施し高齢期の生活の一助になる具体的な方向性を示し、社会に貢献できる研究活動にしたいと考えています。
 また開かれた大学として地域に貢献したい、学生と高齢者の世代間交流の場としてお互いに刺激し合う場にしたいという思いで、平成25年9月より、大学を解放し、大学構内で公開講座「LeT’s健康生活」を実施し、高齢者の健康事業に取り組んでいます。地域の活性化を図ることはもとより、さらには、学生、教員が共に成長出来る場にしたいと考えています。 
 現在、高齢者38名(男性9、女性29)が受講しており、健康講座(栄養、運動、口腔、心理等)、栄養実習、エクササイズ(ストレッチ、筋肉づくり、エアロビクス)を行っています。時にはウォーキングイベントを大学近くの緑地公園で実施しています。
(短期大学部)

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  • 「短肢症マウスに対するグルコサミノグリカン投与による軟骨形成の改善に関する研究」

 高齢化をむかえている日本においては、ただ長生きするだけでなく、いかに健康な状態を維持するか、いわゆる「健康寿命」が重要な考え方になっています。この健康寿命に影響を与えるものの一つとして、内蔵系の疾患であるメタボ(メタボリックシンドローム)が有名ですが、これと並んで運動器の障害である「ロコモティブシンドローム」が社会問題となりつつあります。推定患者数は4,700万人と言われており、「寝たきり」や「要介護」の3大原因の一つとなっています。その原因としては(1)変形性関節症など運動器自体の疾患 (2)加齢による運動器機能不全 の2つが考えられていますが、いずれの場合も「関節軟骨の質的・量的な変化」が重要な要因となっています。

 このような軟骨異常に対しては、いわゆる健康食品として軟骨基質成分のサプリメントなどが多数販売されていますが、それらの効果についてはハッキリとした結論付けができない状態にあります。その要因の一つとしては、ロコモティブシンドロームのモデルとなりうるような動物が存在しなかったという点があげられます。

 短肢症マウス(BALB/C系統)は、世界中で本学のみが系統維持しているミュータントマウスで、その突然変異により、軟骨の形成障害を持つことが明らかになりました。さらに、その軟骨障害の程度が個体間でほぼ均一であるため、サプリメントを摂取することの効果を判断するために最適なモデル動物になるのではないかと考えました。さらに、これまでの研究成果により、その異常の原因や組織化学的な詳細も明らかになっているため、サプリメント投与による軟骨形成への影響を詳細に解析することも可能です。そこで、本研究においては、この短肢症マウスをロコモティブシンドロームのモデル動物用いて、サプリメント摂取の効果や最適な摂取条件を解析することにより、新しい国民病とも言えるロコモティブシンドロームの予防や治療に、「食」を通して貢献することを目的としています。
(大学)

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高校生スポーツ選手への栄養サポート

  • 「高校ラグビー選手への栄養指導が及ぼす体格の縦断的研究」

 今日の生化学の目覚しい発展により、トップアスリートの世界では栄養サポートが必須になってきました。そしてその効果はあらゆるメディアからさまざまな情報が発信されています。その影響を受け、それを鵜呑みにして取り入れる一般アスリートの数も多いと思われます。その結果、かえって体調を崩してしまうことも充分考えられます。特に成長段階にあるスポーツ選手がさまざまな情報に振り回されることは決して良いことではありません。そこで、地域支援の一環として、地域在住の高校スポーツ選手の体格管理と、日頃の栄養指導(栄養講座、スポーツ栄養料理教室)が選手の体格にどのような影響を及ぼすかを把握することを目的に研究活動を実施しています。現在、近在の高校ラグビー選手の各種体格測定を実施するとともに、栄養講座・栄養指導を開催し、食・栄養に関しての意識改革を図り、その効果を見るために縦断的に選手の体格測定を実施し経過観察をしています。  
本学は栄養士課程を有していることから、この研究活動を学生の栄養指導実習教育の一環として捉え、学生の成長も同時に図りたいと思っています。
今後はさらに、各種スポーツ選手を対象に研究活動を広めていきたいと考えています。
(短期大学部)

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